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太陽と月(乃木坂46)

今回の神宮ライブの状況を見聞きして、まんざら関係がないとはいえなそうな気がするのが乃木坂とプロレスです。

ずっと前、noteに投稿し始めた頃に乃木坂ってプロレスっぽい的な内容を書いたことがあるけれど、今回の全ツ2024の神宮ライブは、またまたそんなことを思い出したりしました。

(今見ると、上の記事のトップ画像の文字が歪んでてカッコ悪すぎで悲しい。今ならばもう少しうまくやれると思うし)

今年の神宮での出来事が、たとえば弓木ちゃんが「みんなで梅さんをギューってしてあげよう」っていって、メンバーたちがみんな集まってきて、それに対して嬉し泣きした梅キャプテンとか、5期生制服をきたアルなぎの二人が、静かバージョンにアレンジしなおされた「絶望の一秒前」を歌い、最後に見つめ合う。そこでアルルが流した涙を和ちゃんが拭ってあげたり頭をナデナデしてあげたりしたこととか。

普段メンバーのためにキリッとして頑張ってる梅キャプテンが泣いちゃった。まあそれはそうでしょうね。
年下の和ちゃんが年上のアルルの涙を拭う。
このあとアルルから和ちゃんへ寄り添っていくって展開は、二人が着ていた五期生制服も相まって、やっぱ泣けますね。

これについてはSNSで皆さんが投稿されていますが、ここ数年来の乃木坂での出来事や登場人物らの関係性を考えると「あれがここにつながるのかー」って思いを感じずにいられませんね。

グループ参加の数ヶ月後に開催された10thバスラで涙をこらえながら自分の気持ちを語るアルルのことを、オロオロしながら母のような目で見つめる和ちゃんの図
あの頃のアルルには色々あったからね、和ちゃんも心配してたんだろうな。
33rdシングル表題曲初センターに選ばれ不安そうな和ちゃんに抱きつき祝福するアルル
34thシングルのアンダー曲センターを任されたアルルに真っ先に抱きつき、大いに祝福する和ちゃん

そういったグループとしての「物語性」をたくさん感じられるのが、ワシ的にはプロレスだと思うわけです。(最近は軍団抗争も勃発しそうだし)
乃木坂ちゃんたちの行動が果たして脚本通りだったのか、あるいはその場のアドリブや偶然の出来事だったのか。偶然にしては出来過ぎで、演出側としてはこうすればこうなるだろうっていう意図を持ち、そんなふうになりやすい流れを作った結果こうなったんじゃないかとは思うけれど、そこら辺の真相がどうなのかなんて二の次で、単純にみていてカンドーする展開には「やっぱ、乃木坂だなー」って思いましたし、そんな乃木坂がやっぱスキですね。
乃木坂ファンたちはそれぞれがそういった過去の出来事と現在を勝手に結びつけて楽しんでるってのがあると思うわけで、まあはたから見るとちょっと迷惑だったり気持ち悪かったりすることもありつつも、当人にとってはそういった妄想がたのしかったりするから、まあいいじゃないですか。


で、話がちょっと変わって、今回の「絶望の一秒前」は新アレンジで、アルなぎのペアの歌唱でしたが、原曲の感情の少ないラップっぽいところはポエトリーリーディング的な感情込められていたし、歌唱部分はアルルが黒沢さんに鍛えられたハモリをやってて、こういうアレンジは大好きですね。とはいえそれがすべてうまく行ったかっていうと今ひとつな印象もあったけれど(Spicy Sessionのように時間をかけてミックスダウンなんて出来ないライブだし)、新アレンジの演出もラップ部分もぐっと胸に迫るものがありましたね。
これまでワシが何度も書いてきてはいるけれど、やっぱこれからの乃木坂はこれまでよりも一層「歌」に力を入れてくることになるんじゃないかって思いがより強くなりました。

「Spicy Sessions」で、自身のオーディションや合格直後についてアルルが語ってた中で、それまで歌に対してそれほど思い入れが無かったけれど、スタッフから「歌でアピールしていこう」って提案されたっていうエピソードがあった。ほんまそれを聞いて乃木坂運営の見る目は鋭いなって思います。アルルの歌以外でも、乃木坂には最初は目立たなかったのに、そのうちいろいろな努力と才能を武器にメキメキと頭角を表すメンバーがたくさんいるってのもその見る目のすごさの証拠なんだろう。

これまたどなたかが書かれていたし、ワシも書いたことがあるけれど、アルなぎの二人は「白西」「くぼした」「かきさく」に続くエースコンビで、それは乃木坂の伝統に則った「太陽と月」であり「陰と陽(Yin&Yang)」な関係性の、互いに競い合いながらもそれぞれを補完しあう二人なんだろう。そしてそれを運営も期待してることだとも思う。
たしかに5期生でいえばミュージカル美少女戦士セーラムーンでうさぎちゃんをダブルキャストで演じた「なぎさつ」コンビも良いけれど、乃木坂のエースの系譜はこの二人が引き継ぐんだろうな、なんて思いながら今回はココまで。

次回は「Spicy Sessions」の感想を書きたいなーって思ってますが、さて如何に。さっき見直してみたけれど、初見のときよりもイイカンジが増大してる。

また書きますね。

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