制服のマネキン（乃木坂46と僕が見たかった青空）

SNSでやたらと#制服のマネキンというハッシュタグを見かけるなと思ったら、乃木坂46の公式ライバルである僕が見たかった青空が完全コピーのMVを公開したって話題だった。

さっそくYoutubeへ観に行ってみたんだけど、たしかに完コピで、すごいなって思いました。

とはいうものの、ここで公式ライバルのMVを完コピする意味は何なんだろうと。自分たちもこれくらいはできるというアピールならば確かにそれは成功していると思うけれど、まるっきり同じことをしてもずっと先を走り続けている乃木坂に追いつけないことはわかってるだろうし。

これがYoutubeでたくさん見つかる◯◯坂というような名前をつけたダンス好きなグループが「踊ってみた」などと称して投稿したものならば、それは絶賛されても良いと思うけれど（実際、そんなグループはダンスだけではなく衣装もそれっぽいものを揃えていたりして、ステージ上のパフォーマンス再現として高クオリティなものもたくさんある）、仮にも業界のプロが寄ってたかって作ったんだからもっと工夫を、大胆なアレンジや解釈の違いを盛り込んだものにしたほうが良かったんじゃないかと思いますね。
下にリンクを貼った動画なんてすごいよね。見ているうちに真ん中の人がいくちゃんに見えてくるし、他の人達もそれぞれメンバーに見えてくる気がする。

せっかくやるのならば、ある意味直接のライバル的な立ち位置として乃木坂五期生曲のMVをやってみるとか、「バレッタ」や「サヨナラの意味」、「ガールズ・ルール」みたいなショートムービー的なヤツの完コピのほうが面白かったとかも思うけどな。

今回のMVは話題作りとしては良いと思うけれど、もっと自分たちのやり方があったんじゃないかと。この曲は他のグループにも演じられるくらいインパクトが大きい一曲だと思うけれど、それってAKB48全盛時代にそれまでの清純イメージを全面に押し出していた公式ライバルの乃木坂が、いきなりセーラー服を着てこんな曲調でこんな歌詞の歌を歌ったていうのがインパクトのキモであり、そんなストーリー抜きでやっても「ダンス頑張ったね」とか「映像完コピすごいね」以上の感想はないと思うんだけどな。

そんなわけで久々に乃木坂版が見たくなって、手持ちのMV集を引っ張り出してオリジナルを見てみたけれど、やっぱりフロントの生生星の、特にセンター生駒ちゃんの迫力には僕青ちゃんたちが束になってかかっても敵わないって思いました。
久々に見る前は、約１０年前の映像だしデビューしてまだそれほど人気がある時代ではないしで、メンバーのビジュアルはもっとダサく見えるんじゃないかと考えてたけど、御三家を始めとするカメラが映し出す当時の彼女たちのビジュアルは今見てもすごい。今風な可愛さとしては僕青ちゃんたちなんだろうけど、なんていうかこれはモノが違うよなっていう印象を持ってしまいました。
まあそれってワシが乃木坂ファンだからそうおもうっていう贔屓目フィルター込みなんでしょうけどね。

てなわけで、また書きますね。