強いチームは周りが見えてる(乃木坂46)
10th YEAR BIRTHDAY LIVEに向けたリハーサルについて語った山下美月のエピソード。これはアメリカンフットボールの(それ以外の団体スポーツでもそうなんだろう)強いチームでも言えることだなと思った部分を引用してみますた。
自分のことばかり一生懸命だと周りが見えない。自分のフリや立ち位置を覚えることに懸命で、他のメンバーのことなんて覚えていられない。それはまだまだ自分に自信がないから。
それはプレーが始まった瞬間に全員がバラバラな動きをするアメフトも同じで、プレー経験が少なく実力が足りないチームの選手は自分の動きを考えることで精一杯で周りが見えないし、相手チームの選手が想定外の動きをすると混乱して対応できなくなる。
それが練習を重ね試合経験を積んだチームになればプレーの目的を理解し、周りの動きも意識しつつ相手の動きに対応し、結果チーム一丸となったプレーができる。だから強い。
今の乃木坂はアメフトの強いチームと同じ力を持っていると思うのが山下美月の発言から伺えるわけで、だれもが自分のパフォーマンスを自分のものとしながらダンスのクオリティを上げつつ、他のメンバーの動きも理解できているんだろう。
事実、選抜メンバーが一時的に抜けざるを得ないときに、まあややでんちゃん、たまちゃんがシレッと参加してもパフォーマンスのクオリティが全く落ちないのは、グループ全体を見る視線で自分たちのクオリティを上げる努力と経験の賜物だと思うのです。
これぞ10年の重み。1期生から綿々と受け継がれてきた伝統。
そんな乃木坂の伝統を作り上げた最大の功労者と言っても良い二人が、サプライズ出演したってことは本当に素晴らしい。二人の今も続く乃木坂愛も感じることができるし、1期生だけではなく後輩たちにとっても大きな力になったんだろう。
乃木坂の黎明期、選抜センターとしてすべてが未経験のなか泣きながら先頭を走り続けグループ引っ張ってきた生駒里奈と、先が見えない中でもがきながらのアンダーライブ立ち上げの立役者である伊藤万理華の両エースを舞台に並び立たせるという運営の熱意を感じるサプライズでしたね。(特に生駒ちゃんは事務所が違うから、色々と根回し・調整が大変だったろうに)
にわかのワシだけど、現場にいたらたぶん号泣してた。
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