自分の知らない世界ってまだまだたくさんあるのです(乃木坂46)
所謂関東の女子御三家の一つを卒業して某難関私立大学へ進学した人が「私なんて全然ダメで落ちこぼれです」なんて話すのを聞いて驚いたっていう話をSNSで読んだ。
たしかに御三家の卒業後に東京大学へ進学しーのエリートコースまっしぐらーの的な人がゾロゾロいるような環境では、難関私立大への進学でも劣等感を持つってか引け目を感じるってカンジみたいですね。
ワシみたいな市井の平凡なおっさんとしては十分すごいと思うんですけどね。
で、この間の猫舌SHOWROOMでのてれぱんのある反応を見てて同じ感覚があるんかなって思ったわけです。
配信中であーやが純粋に「すごいね」っていうニュアンスで「てれさって東大より難しい学校に進学したじゃん」的な話を振ったら、てれぱんは「いやぁそんなことはないし。この話はやめましょう」って反応をしてました。
てれぱんは自分が進みたい道を目指して、そしてその夢を叶えたっていうどこに出しても自慢もできるような立派な話なのに、それについてあまり話してほしくないっていう態度だったのは、はじめに書いた(てれぱんが卒業したと思われる)御三家出身の人の反応と同じだよなーなんて思いました。
なにぶんてれぱんってあの誰もの目を引くビジュアルだし、地頭の良さから来るだろう突発的な出来事に対してもあわてず仕切れる有能さがあるし、決して下品ではないし、何よりアイドルオーディション史上最高倍率を突破して乃木坂に入ったっていう人を引きつける魅力を持っているわけだけど、本人としてはそんなに自分自身がすごいとは思ってなさっぽいんですね。
そんなてれぱんは自分自身に対しては(ワシにはあまり理解できない)劣等感を抱えてたから、あの初期のPVのみたいな良く言えばおとなしい、悪く言えば暗く覇気がない印象を与える雰囲気を醸し出してた原因じゃないかなって思います。
誰もがうらやむようなあの目を引くビジュアルも、普通のヒトたちに混ざればヘンに目立ってしまうだろうからそれに対して違和感を感じてたんじゃないかって想像できるし、頭がよいことについてもそれが普通の人に混ざるとヘンに空回りしたり理解してもらえなかったりしそうだし(日向坂の影山ちゃんも同じようなニュアンスのことをブログに書いてたし)、学校では周りにはもっとすごい人がたくさんいたことから自分なんて大したことないって本気で思ってしまったんだろうね。
それがある意味それぞれが異能を持つ乃木坂メンバーたちに囲まれて、私も別にヘンじゃなくて普通なんだ(もっとヘンなヒトってたくさんいるんだ)っていう安心感で、その隠していたアイドル性っていうべき能力が開花して来たんだろうってのがワシの勝手な感想です。
同期のあるるやおかひな、みっくなど、おそらくこれまで出会ったことがない同世代の(いい意味で)ヘンなヒトたちに出会うことで、それぞれがいい意味で影響し合って今の五期生の年長組が作り上げられたってことは、乃木坂にとってももちろんてれぱんにとってもすごく良いことだよなぁ、なんて思いますね。
「自分の個性をそのまま認めてくれる乃木坂で、やっと居場所を見つけられた気がする」っていう鈴木絢音さんの発言はてれぱんにも通じるものを感じます。
まあこんな言い回しはすでに使い古されて陳腐だとは思うけど、アイドルっていうとクラスの人気者の明るくて社交的で可愛くてっていう印象を持ってた。でも乃木坂では人間関係に苦労して屈折して人付き合いも避けるような静かな人生を過ごしてきたのをなんとか変えたいと決心し、乃木坂に入ったあとには100%アイドルになるっていう実例を見ていると、そういった苦悩を抱えて入ってきた者同士が「同じ悩みを持っているヒトはたくさんいるんだ、それもこんなに可愛いコが同じ苦悩を抱えているんだ」ってわかることで、それぞれの能力を開花させたんじゃないかって思います。
そんな様子を見てるとヒトは同じ環境でずっと過ごすよりも、一歩外に出てみることが重要なんじゃないかって思いますね。
ワシら(少なくともワシは)カワイイだけのアイドルが好きなのではなくて、そのビジュアルの裏に隠された苦悩や努力を察し、彼女らの努力の先にある達成感を共有したわけで、それは自分自身がたいした努力をしていない裏返しであり、他人任せなだらしなさの現れかもしれないけれど、そんなことはわかっていてもやっぱ彼女らが夢を実現して喜ぶ顔が見たいってのが、ワシが応援する大きな理由じゃないかなって思ったりしとりますね。
「置かれた場所で咲きなさい」って言葉があるけれど、自分が咲ける場所を探すこともまた重要なんじゃないかって、そのために外の世界を知ること必要なんだと思います。
特に若い世代は学校とか地元の友達とかいう狭い世界で物事を考えがちだろうけど、その外側にはもっとすごい人やヘンなヒトや良い人や悪い人がいることを知るべきだし、自分が想像できない人や物がたくさんあることを素直に受け入れる必要があると思いますね。
猫舌SHOWROOMでみたてれぱんについて色々と考えてたら、最後のあたりは自分語りになってしまいますた。どうもすみません。
それにしてもてれぱんは有能だなぁって思いますよ。あやてれSHOWROOMを見ててそう思いました。台本通りに話が進まなくなってもそれで慌てるんじゃなくて上手くあーやに話を振って話題を前に進めたり(あーやもそれに自然に対応できる賢さがあったし)、フリップの後ろ側を通してこっそり何かを(おそらく口紅がとれてるだかなんだかについて)指摘して、それをあーやが直している最中はそれまでの話の流れを踏まえつつ一人でトークを自然に繋いでいたりと、当意即妙な対応はやっぱ地頭の良さがにじみ出るよなぁって。
同じような地頭の良さを感じるあるるや、おバカな印象が強いけどその場を察しいちばん適切だと思える行動(「ジェンガの妖精事件」参照)を読み切ってそれが出来るおかひな、安住さんの急な無茶振りに全力で応えるみっくとか、やっぱ乃木坂って異能集団だなぁって思います。まああれだけの倍率を突破してきたヒトたちだからそりゃ当たり前か。
おまけ
本文とはカンケーないけど、pixivに投稿されている方が作成されたガソダム風なAI美少女画像をたまたまSNSで見つけて、そいつの顔部分をてれぱんに入れ替えてみても違和感ないだろうとやってみたら、予想通り全く違和感がなかったことを報告しときます。
こすぷれぱん
いちおう引用範囲でやってるつもりだけど、映像関係で版権云々で問題の指摘があれば即座に削除します。
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