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34thシングルと向井葉月(乃木坂46)

11月5日の乃木中で34thシングルの選抜発表が行われ、冨里奈央、黒見明香、向井葉月の3人が初の選抜メンバーとなりました。自分の名前を呼ばれてとても嬉しそうな笑顔のなおなおや涙ながらに決意を述べるみんごの姿も印象的だったんですが、やっぱ長くアンダーで頑張って、最近ではアンダーの主軸となって全体を引っ張っていた向井のはづちゃんが選抜メンバーとなったのは乃木坂ファンとして特に印象に残る嬉しい出来事でした。

彼女の場合、サポートメンバーとして選抜に混ざっても全然違和感がなかったわけで、それなのになかなか選抜に選ばれなかったのはやはり彼女の控えめな性格が原因だったような気がします。確かに負けず嫌いで乃木中のゲームコーナーでは負けてしまって悔し涙を流す姿を見せたりしていましたが、自分を全面に出すことはあまり得意ではなかった印象です。

なぜそう考えていたかといえば、例の久保ちゃんが準備したトークが機材トラブルでうまく出来ず、泣きながら帰りのタクシーに乗ってたっていうきつねダンスのTV披露に関するはづちゃんとのエピソードを知ったからでした。

久保ちゃんによれば、きつねダンス披露時に自分が応援するプロ野球チームのユニフォームを着ることになり、どの選手の背番号にするか決める時にはづちゃんは自分の応援していた当時2軍にいた選手では知名度が低いからもっと一般に有名な選手にしようかと考えて久保ちゃんに相談したところ、有名かどうかは関係なく絶対に自分が応援している選手にすべきと久保ちゃんから強く推されて、結果自分が応援する選手のユニフォームにしたっていうのがありました。

自分の気持ちよりもより多くの人(乃木坂ファンというよりもライオンズファンやプロ野球ファン)にアピール出来ることを優先しようとしていたら、「自分の気持をもっと主張すべき」という久保ちゃんの言葉をきっかけに覚醒したんじゃないかって勝手に思ってます。

同じくらいの時期には、長くリーダー格としてアンダーを引っ張っていた和田まあやさんの卒業を受け、それに対して「葉月たちがアンダーを守っていく」というような発言をしていましたが、それも彼女が乃木坂活動に対してワンステップ上に登るきっかけだったんだと思います。

その結果、それからのアンダーライブや乃木坂野球部での活動など、その存在感を増してきたところでの選抜入りとなった今回、人間ってやっぱどっかでスイッチが入るとグイグイと前へ進むんだなぁって感じましたね。そのきっかけが久保ちゃんからの「自分のスキを押し通すべき」というアドバイスだったんじゃないのかなぁって思うわけで、そういうことをきちんと言ってくれるメンバーが居るってことは素晴らしいことです。選抜発表の席でも自分が選ばれていない状況で、他のメンバーが選ばれたことを喜んでいるような反応をする、他人を素直に祝福出来る文化がある乃木坂って、やっぱいいよなって思いますね。

アンダーライブで輝ける自分が好きで、アンダーメンバーは下でも可哀想な場所でもないということを多くの人に伝えたいと強く思いながらずっと活動していました。
その気持ちが強すぎて、選抜に入る気がないんじゃないか、諦めたんじゃないかと感じさせてしまったこともあるかもしれません。
ただ、選抜に入った今でもアンダーってかっこいいんだよと自信を持って伝えたいと思います。
この気持ちは変わりません。

向井葉月公式ブログ 「花が咲く日まで。」2023.11.06 00:30

ブログに書かれたはづちゃんの気持ちは、伊藤万理華さんや井上小百合さんなどを始めとする、かつてイチからアンダーライブを立ち上げてきた方々と変わらないですね。

また書きますね。

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