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悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46(乃木坂46)

――映画は2015年のことまで収録されていますが、どこか「メンバーが変わったな」という印象を受けます。映画のトーンも変化したような……。
丸山「2月の西武ドームでのコンサートの裏に僕も張りついていたんですが、ものすごく一致団結しているんですよ。リハーサルからして意識が高かったです。やはり、前年の神宮球場でのコンサートが本人たちにとっては不本意だったんです。神宮の記憶を取り戻したい一心だったのでしょうね。乃木坂46は2015年から明らかに変わりました。映画の中で、2015年はチーム感を表現しているんです。乃木坂46は完全に違う次元に突入しました。それぞれがモデル活動を始めたり、舞台に立ったりして、外の活動を始めたことによって、『私が乃木坂46を広めてくるんだ』という、それぞれの意識が強くなったのかもしれません」。
(2014年の神宮ライブについて)正直時間がなくなっちゃったのは、いろんな問題があったと思います。でもそれが本当に悔しくて。みんなで、コンサートが終わった後で泣きました。生駒(里奈)ちゃんが、甲子園で負けてしまった球児みたいに、突っ伏して大泣きしていたのを覚えています。
「乃木坂46物語」井上小百合
(2015年2月 2℃ 極寒の西武球場で行われた3rd Birthday Liveについて) 私の心には、昨年の神宮があって。だから、この7時間のライブも、「あの場所に立つため、神宮をもう一度迎えるにあたっての助走」みたいな。ずっと闇の中にいた自分に自信をつけるためのひとつの通過点だと思って挑みました。

(3rd Birthday Liveでは)絶対に誰か倒れると思っていたのに、全員で最後まで駆け抜けることができました。後に風邪をひいたメンバーもいなかったんです。そして、私自身は、ずっと体調が悪くて不安だったけど、このコンサートをやりきれたことで自信がつきました。これならば、みんなと一緒に、去年(2014年)の悔しい思いをした神宮球場に立つことができるんじゃないかって、2年連続でやれるかどうかなんてわからなかったけど、そう思ったんです。
「乃木坂46物語」 橋本奈々未
――その団結力は、今年(2015年)の夏、二度目の神宮でも感じましたか?
丸山「ありましたね。誰かが言っていましたが、『今回のツアーはイケる』と。ツアーの前からそんな自信を持って、臨んでいました。キャプテンも俯瞰して見ることができるようになっていました。みんな、えらい変わりようだなと思いましたね。2016年が楽しみになりましたから。映画のパンフレットでもお話ししましたけど、この映画はこれからの乃木坂46にとって、壮大なプロローグだと思うんです。メンバーが悲しみを忘れた後、どんな未来が待っているのか、楽しみで仕方ありませんね。彼女たちはこれからが本番なんです」。
それまでのメンバーたちって、それぞれが確認してステージに出るって感じだったんです。でも、今回(2015年)のツアーはちゃんと本番前に全員で声出しする時間とか、毎公演前に確認の時間を十分に作っていました。「この曲、さっきこうだったから、もっとこうしましょう」とか。アンダー、選抜それぞれ確認することがあるんですけど、絶対全員での時間を設けてやっていたりしていて。「ライブをつくることを、みんなが意識している!」って感じました。
「乃木坂46物語」 橋本奈々未

あれから7年たった今年2022年、なんとかチューブで検索すれば2015年前後の乃木坂の様子も見ることができます。それはそれぞれ今の乃木坂とは違う。でも今もあの頃もやっぱり乃木坂。

わたしたちは、いくつもの道を歩いてきた。

グループは変化を肯定し、様々な場所で、それぞれの挑戦があった。
WE ARE THE IDLE

そんな変化を肯定し変化し続けてきた乃木坂はこれからまだまだ変化していくのですね。

次世代へとつながる乃木坂はこれからどんな姿を見せてくれるんでしょうか。

今回は引用が多すぎですまぬ。

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