
熱狂の捌け口(乃木坂46)
36thシングルの五期生曲は一ノ瀬美空ちゃんがセンターのちょっと昭和歌謡風な曲でした。
MVを見て何度か聞いているうちに、これってサザンが時々やる昭和歌謡リスペクトっぽい曲だなぁってことに思いあたりました。今までの乃木坂的な曲調にはないけれど、これもまた乃木坂の新しい路線として定着するかもしれんねって思います。
坂道シリーズではそれぞれに特徴的で、例えば櫻坂は「クールでかっこいい」であり日向坂は「元気いっぱいでカワイイ」というのが一般的なんだろうけれど、乃木坂の曲は様々なジャンルが混在してる。それはワシが櫻坂や日向坂の曲をあまり知らないだけかもしれないけれど、いちばんのお姉さんである乃木坂はいろいろなものにチャレンジし続けているって印象が大きいですね。それはデビュー曲から3曲目まではちょっと可愛めな路線だったものが、4曲目でいきなりユーロビートがガンガンな曲を披露したりしたときからの運営方針なのかもしれません。ファンからは批判を受けるかもしれないけれど、色々と試してみて多くの可能性を探るっていう姿勢に対して盛大な拍手を贈りたいと思います。
で、今回のMVは、アルなぎ、さくさつ、てれひな、なおまおなどちょっとワケ有りげな(いわゆる百合的な)雰囲気が怪しく、そんな彼女らが廃墟の中で真っ赤なドレス姿で踊る様子がいい感じでした。普段はヘラヘラしてふざけている印象がつよい美空ちゃんが、クールな表情でダンスするのもかっこいい。
そんな彼女らの姿を見ていると、この五期生11人だけでグループを結成しても、アイドル界のトップを狙えるんじゃないかって思いました。いまは六期生のセレクション中だと思うけど、こんな先輩に追いつき追い越すのは(もっと言えばその上に三、四期生がいるし)なかなか苦労するんじゃないかって、ちょっと心配になりますね。
五期生全員がカワイイんだけど、このMVでは本屋さんのメガネ姿でちょっと訳ありな表情をする和ちゃんがいちばんでした。
てなことで、また書きましょう。
