地元の美:「えびの」への旅
どこか旅をしたら、観光名所を訪れたり、美味しいものを食べたり、写真をたくさん撮ったりするのが当たり前のことだったと思います。
ですが、コロナの影響でこういう旅がなかなかできない状況がもう2年半ぐらい続いています。様々な制限のため、変化のない毎日が多くの人の日常になっていると思います。こんな時だからこそ、地元の魅力ある場所を見つけて、遠くに行かなくてもステキな時間を過ごしてみませんか。今こそ目の前の「美」を大事にする時期だと思い、隣のえびの市へ旅してきました。
このツアーの第1のスポットが「陣の池」(じんのいけ)で、車で小林から25分ぐらいで行けます。
この池の由来は、1573年くらいに戦争があり戦国武将がこの場所に陣を構えたことからきているようです「陣の池」。
「大池」の奥に進むと、「小池」があります。小池は時間帯や季節によって木々の間から差す太陽の光が変わり、何度訪れても感動すると思います。
ベンチに座って、池を見ながら、ぼんやりしたり、本を読んだり、持ってきたお弁当を食べたりすると日々の心配事が頭から離れます。
第2スポットが『天宮神社』(あめのみや じんじゃ)です。
ご神体(神様が 宿る 物のこと)が大きな岩で、とてもめずらしい 神社です。
お米、麦や豆などが、たくさんできるように神様にお祈りをするお祭りが春くらいにあります。
第3スポットが『出水観音』(いずみ かんのん)です。
1000年くらい前に建てられた 音堂(神様が いる 建物のこと)。
音堂のなかにいる観音様は、子宝祈願(子どもが 欲しい人が 祈る)と安産祈願(子どもが安全に生まれるように 祈る)の神様です。
神社の向かい側には、水底まで透き通った泉水があります。
この三つのスポットでこの旅が半日ぐらいで終わりましたが、心が静穏になる眺めや、鳥のさえずり、若草の香りに心身ともに包まれた時間でした。
五感を使って、地元の旅をたっぷり楽しみましょう。