点呼する惑星

最近、体育の授業があった。その内容とは、ただ走るだけ。文字どおりただ走るだけなのだ。「嫌」と先生に言うわけにもいかず、個人の主張をする場所でもないので他人に合わせて走っていたら、先生がメガホンを持って生徒に「歩くな!!走れ!!」と言っていた。ここで私はハタと気が付いた。本来、足を使って移動するなら歩くという行動でも十分だ。そこへ「走らなければならない」というしなくてもいい束縛を生徒にしてしまっている。個人によって適切な運動量は異なるというのに。

呼ばれりゃ応え パブロフの脳
あー辛い辛い繰り返し
応える刹那 世界は生まれ
あーだるい点呼の星の上

挙手して夢見よ 与えたとおりの世界を

休まず描けよ 与えたとおりの世界を


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