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新型ジョラゴンループのすすめ

〇目次
 ・そもそもの話
 ・暫定構築
 ・採用候補
 ・今後の話


〇そもそもの話
 GRゾーンの詳細が公開されてから早2週間。止まらないはずの団長以下6種のカードが殿堂入りとなり、今後の環境がさらに楽しくなりそうで、「今後のTier1は<赤青覇道>と<ジョラゴン・ジョーカーズ>だろうなぁ」なんて予想を立てていたころだった。
 ……まあ、各所でGRはやべーだのつまらねーだの言われてるが、それは超次元が出来たころの通過儀礼だ。気にしないものとしよう。
 さて、GRの情報解禁直後にYoutubeでGRクリーチャーこと<ツタンメカーネン>を使用したライブラリアウトループが公開されたのをご存じだろうか。これはマナをタップせずにクリーチャーを出しているということを利用し、既存のジョラゴンループのギミックを使って、GR召喚で出てきた<ツタンメカーネン>を<百発人形マグナム>の効果で破壊して、場と超GRゾーンを往復させるというものだった。
 だが待って欲しい。
 確かに黒が入る都合、墓地から蘇生するプランを取れるのは確かに優秀である。しかしジョーカーズでないパーツが入る以上安定性は保証されるのであろうか。
 ビルダー、プレイヤー問わず、カードゲーマーは安定性を求めるものである。その安定性を殺してまでループする必要があるだろうか。
 否である。
 ではどうやってかの<ツタンメカーネン>を場と超GRゾーンを往復させてライブラリアウトを狙うのか。しかも純ジョーカーズで。

 その答えはちゃんと、ジョーカーズには用意されていた。
 僕は持っているデッキの都合、ジョーカーズの情報を好んで収集する。だがしかし、ジョーカーズの目ぼしいプロモ、シークレットのカードを収集している僕(隙在自分語)ですら見落としているカードがあった。
 <最終兵ッキー>だ。彼奴がこの問題を解決してくれる煌世主、いや救世主だった。
 ……話が長くなってしまった。そろそろ本題へ入ろう。



〇暫定構築

 (採用枚数:採用カード名/(NEW)は新規を表す)
◆メインデッキ
 4:ジョジョジョ・ジョーカーズ
 4:ヤッタレマン
 4:パーリ騎士
 4:ポクチンちん
 4:ガヨウ神
 2:最終兵ッキー
 4:プラモデール (NEW)
 4:ジョット・ガン・ジョラゴン
 4:キング・ザ・スロットン7/7777777
 4:バイナラドア
 1:ゼロの裏技ニヤリー・ゲット
 1:燃えるデットソード

◆超GRゾーン(全て新規のため、新規表記を割愛)
 2:ヤッタレロボ
 2:マシンガン・トーク
 2:ツタンメカーネン
 2:THE ジョラゴン・ガンマスター
 4:メタルポンの助

◆各採用について
 分かりやすさ、ループの回転のしやすさ重視のため、ほとんどの構築がテンプレートになっている。だが先人というものは偉大で、これをテストプレイしてみたが、なかなかどうして早い段階でのループを実現してしまった。

◆新規カード(ループパーツ)
 <プラモデール>
 クリーチャー 火 コスト5 P5000
 SA
 出た時と攻撃時に手札を1枚捨ててもよい、そうしたらGR召喚する。

 <ツタンメカーネン>
 GRクリーチャー 無色 コスト3 P2000
 出た時、お互いに1ドロー

 こいつら、何よりまずいのは今月(2019/3)に発売されるコロコロ付録だってことだ。つまり、コロコロ発売直後のCSからぶん回せる可能性があるのだ。なかなかファンキーだな。

◆ループについて
 ループルートについては、大筋は割愛する。単純に文字で表すには文字数を要してしまうため、申し訳ないが省略させてほしい。元のループと違うのは、もともと<アイアン・マンハッタン>を使って無限ストックを行っていた部分を新規の<プラモデール>で行うという点のみだ。それ以外は既存のものと同じと考えてもらいたい。
 ループの過程で<プラモデール>効果でハンドを切ったときに勝手にGR召喚を行うため、盤面が自動で増えていく。まずは<ガヨウ神><ポクチンちん><プラモデール>の効果を<ジョラゴン>2体分の連鎖を使って無限ストックしよう。
 その後、<最終兵ッキー>の効果を無限ストックし、<プラモデール>のと<ポクチンちん>の効果を使って手札を山札に変換したところで準備完了だ。
 ループ開始時点ではGRゾーンのカードは空になっており、場がクソ豆状態になっていると思う。

<最終兵ッキー>
 クリーチャー 無色 コスト5 P5000
 出た時と攻撃するとき、このクリーチャー以外のクリーチャーを一体選び、持ち主の山札の下に置く。その後持ち主は1ドローし、手札から下に置いたクリーチャー以下のコストを持つクリーチャーを手札から場に出してもよい。

 <最終兵ッキー>の効果で肝心な部分は、cip効果で場からクリーチャーを離せるジョーカーズであるということと、追加で場に出す効果は任意であるということだ。
 まずは<最終兵ッキー>の効果で<ツタンメカーネン>を場から離し、1ドロー。出す効果は使わない。するとGRゾーンのカードは<ツタンメカーネン>のみとなり、次に出るGRクリーチャーは<ツタンメカーネン>で確定となる。
 次に<プラモデール>の効果でディスカードし、GR召喚。<ツタンメカーネン>が確定で捲れ、初期盤面に戻る。
 山札が手札経由で墓地に変換されるので、途中で自分の山札がなくなるはず。なので一度<ポクチンちん>の効果を解決し、山札を回復する。

 お 分 か り い た だ け た だ ろ う か

 つまりこれを繰り返すことで<ツタンメカーネン>の効果を無限にストックし、自身と相手の山札を同時に削ることができるのだ。
 しかも自分の山札は、無限にストックした<プラモデール>と<ポクチンちん>の効果で引いた手札を墓地経由で回復できるため、実質相手に<黒神龍ザルバ>を押し付けているのと同じことになるという理屈だ。
 これで相手の山札が何枚あろうと削りきることができ、かつ墓地に行かないので<悠久のフォーエバー・プリンセス>や<永遠の少女ワカメチャ>などの効果で回復できない。
 また、既存のジョラゴンループの唯一の弱点であった、<マンハッタン>による効果ブレイクで<ジョラゴン>を除去されてループが止まるといったことも、そもそも相手の盾に触っていないので起こりえない。
 ……これはなかなかまずいのではないだろうか。
 またどうしてもループには持って行けず(というか、そもそも環境が高速環境のため、こっちの方がメインプランになるだろうが)、ビートプランを取ることもあるだろうが、そもそも<ジョラゴン>はビート寄りの性能を持っている。そのため、メインの<ジョラゴン>だけでなく、<ジョラゴン・ガンマスター>も採用し、ビートプランを早期から取ることもできるようにGRゾーンを固めている。ここは要考慮事項であろうか。



〇採用候補

 <アイアン・マンハッタン>
 ビートプランを取る可能性が多々ある都合、どうしても欲しいカード。
 もちろん上記の通り、相手の盾を触ることが最大の弱点なので、ループを重視するか、ビートを重視するかによって<プラモデール>と枠を調整していきたいところ。

 <終末の時計 ザ・クロック>
 オイオイ、さっき自分でジョーカーズの比率を下げるのはよくないって逝ってたじゃないかよ、ハニー?
 いや待って欲しい。<クロック>の唯一無二の特徴はなんだ。
 "相手が盾から踏んでくれれば無条件でターンが返ってくる"という点だ。
 どういうことかというと、ループで相手を屠る都合、<ジョラゴン>を場に出すだけ出してターンを返すことがあると考えられる。
 それでは<ジョラゴン>が除去されなかったとしても、普通に押し切られて負ける可能性がある。それではループの意味がない。つまり、ターンを返してもらえれば勝てる状況を作った矢先に引き殺される状況をなくしてくれる神のごときカードであるということだ。
 入れ替えの候補としては<スロットン7/77777777>だろうが、これもまた優秀で、どうしてもループできないときに山札からジョラゴンを引っ張ってきてくれる神であり、且つ<クロック>は都合目障りなカードであるため、枚数調整、あるいはどちらを採用するかは環境を見て考慮したいところ。
 また有色カードであるため、<ニヤリーゲット>で回収できないカードとなるため、そこも入れ替え枠となるか。

<ワイルド・シールド・クライマックス>
 通称<ワイちゃん>。ジョーが呼んでるんだからそう略すのも悪くなかろう。
 ……いやそうではなく、単純にジョラゴンを外敵から守ってくれる、破壊耐性を持たせてくれる優秀なカードである点を考慮してのことである。
 <マグナムルピア>や、<"必駆"蛮触礼亞>から出てくる<勝利龍装クラッシュ"覇道">のケアができるため、入れる価値はあるだろう。

 他にもあるけど割愛させてほしい。
 考えてるのは楽しいけど、考察は疲れるのでね。



〇今後の話
 さすがにこれが世に出て結果を残す……とは考えにくいが、今の高速ビート環境がコントロール環境に移った瞬間、この<ジョラゴンループ>は環境の地雷枠として出てくる可能性がある。コンロトールということはどうしても山札を削るスピードが速いため、このループがぶっ刺さる。
 ただどうしても公式は気づくだろうし、もしかしたら次の殿堂で<ガヨウ神>が殿堂入りする可能性がある。それはもう運命だし、仕方ないことだから諦める。……まあ、ループ証明の難易度も高いし、公式は嫌うと思うしね。
 とりあえず、こんなループがあるよってことでここはひとつ。

 回してみて勝てなかった、破産!とかなっても僕は責任とりませんよ。

                                <了>

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