コンセプトをカタチにしていく

私はイベントや講座の企画を新しく立ち上げるとき、「開催の背景」や「講座開講の背景」を書くのが好きだ。

プレスリリースの1番最初の部分にあたる。

”高度に専門化されつつある現代社会においては、好きなことを突き詰め、職業として特定の分野の専門性を極める必要性が高まってきています。3DCGの仕事エンターテイメント分野だけでも、アニメ・ゲーム・映画などの業界、モデラーやアニメーターなど職種により、求められるスキルはそれぞれ異なります。

1つの専門スキルを突き詰める重要度が増している社会的背景、人間性も加味して採用するCG関連企業の採用ニーズ、アニメ・CG関連企業が中央線沿線に集積し学生が多く住む街である吉祥寺の地域性の3点を踏まえ、『CGGYM』にてモデリングスキルを特化して習得する「デジタルスカルプティングパック」、ゲームのCG工程をそれぞれ集中的に習得する「ゲームモデリングパック」「ゲームモーションパック」「ゲームエフェクトパック」4講座を2019年11月に開講、アニメCGに関する講座を2020年にそれぞれ開講いたします。”

とか、

”近年、SNSやインターネットの発達により個人の発信力がますます強くなってきています。それに伴い、デザイナーの仕事も企業のクリエイティブを手掛けるだけでなく、インフルエンサーなど表舞台に立つ個人の裏側を支える職業としての需要も増してきており、働き方や仕事内容も多様になってきています。デザイナーとしての働き方や仕事が広がっている背景を踏まえ、〜〜。”

とかとか。

”近年、SNSやインターネットの発展により個人の発信する力がより社会に大きな影響を与えるようになってきています。実際、デジタルハリウッドSTUDIO卒業生の小島香澄さんは、ご自身の制作に関するSNS発信がモテクリエイターゆうこす(菅本裕子)さんの目に留まり、現在、株式会社KOSのデザイナーとして、ゆうこすさんのプロダクトやサービスのデザインを手がけられています。個々人の発信の影響力が拡大している背景を受け、SNSの力を通じてデザイナーとしてのチャンスを掴み、現在活躍されている小島さんをお招きし、未経験からデザイナーを目指す方へ向け、SNS発信のノウハウについてお話しいただきます。”

今日もう1本配信されるので追記します!

自分が世の中に対して疑問に思っていること、その中に当たるんじゃないかと思うこと、世の中に訴求したいことを言語化し、1つの企画や講座にしていくのが楽しい。 

それを社内外で話したとき、共感をもらえたり、うなづいてもらったり、人に届いたとき、すごく嬉しい。  

大学時代はそれを教育社会学の分野で卒業論文や研究でくり返してきた。自分の問題意識を抽象化させ、社会的背景を調べ、仮説検証していく。

卒業論文では『新教育運動にみる自由教育思想と現代日本社会での実践〜学校法人きのくに子どもの村学園を実例に〜』(たしか)で10万字ほどにまとめた。

その後もnoteで書いてきた。

今はそれを研究や文章だけでなく、実際のイベントや講座といった事業に落とし込んでいる。これまた楽しいしやりがいを感じる。

来年はやってきた事業やコンセプトを抽象化し、論文を書きたいなぁ。大学生や成人における実学(実務スキル)と教養の必要性みたいな仮説で。

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鳥井美沙
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