なぜノンアルを飲むのか?ミレニアル世代の私なりの答え
「ノンアル」に大手の酒類メーカーが力を入れている。
日経を一人一記事チョイスし、それについて議論する日経スク読みの会で話題になったので、私なりの理由をまとめてみたい。
場酔いで充分だから
私はお酒を飲んでいなくても、飲み会の席では場酔いする。テンションは上がるし喋るし楽しい。むしろ下手に酔って粗相をして恥をかきたくない(特に仕事の飲み)。
食べる方が好きだから
飲み会は高くつく。お酒がなかったら、同じ値段でもっと美味しいご飯が食べられたのになぁと思ってしまう。
お酒は全く「飲めない」訳ではない。弱いが、あえて「飲まない」。
翌日のパフォーマンス(ふり返り日記で寝不足でよくパフォーマンスが悪かったことを反省している)にも響くし、ノンアルでも美味しいし、場酔いするからノンアルで充分だ。
飲み会が好きじゃないから
先日、30人ほどの誕生日のお祝いの飲み会に4000円払って行った。しかし当の主役とは全然話せず、ノンアルも料理も美味しくなく、ムダに長く、自分の時間とお金をムダにした気分でいっぱいだった。もうこれからは大人数の飲み会は基本行かない、と誓った。
楽しい友人との飲み会も、酔っ払いすぎた友人の粗相により、興ざめした経験もある。
飲み会やアルコールには、”楽しくない”リスクが常につきまとっている。値段とリスクが釣り合わな過ぎる。
独身世帯が増えたのは、一人で十分楽しく過ごせる時代になったから、というのと同じように、今はアルコールがなくても楽しい時代になった。いろんなコミュニティや出会いの場もあれば、飲みニケーション以外の親睦の深め方なんてたくさんある。
特に、朝活コミュニティに入り、モーニングを食べに行く楽しさや交際費の安さを知ってからは、かかるお金と時間の観点から、飲み会は避けるようになった。
自分の時間とお金に当てたいから
上と被るが、自分の時間とお金は命だ。
「アルコール=会社の人付き合い」という印象がある。
今の若者は出世欲がなくプライベート重視とも言われるが、賃金の減少、年功序列、終身雇用が崩れ、働く私たちに約束された未来なんかない。むしろ自分自身で作っていかなければならない。
そんな中で自分の命をムダなものに使いたくない。
社会人向けのクリエイター養成スクールで働いているの私のバックグラウンドもあるが、自分のお金と時間は、自分の未来のために使いたい。
健康志向にも絡むが、アルコールや飲み会に、自分の未来を託すほどの魅力を感じない(たまにあるけど、そういう席は「あ、この飲みは行った方がいいな」ってだいたい自分でわかる!)。
まとめ
要するに、取り巻く労働環境の変化、寿命の長さがゆえの健康志向などから、若者のアルコール離れは進んでいるのだと思う。
自分が稼いだお金、自分の貴重な時間は、有益なものに使いたい。
「ノンアル」の選択肢は、ミレニアル世代の超安定志向から来るのだろう。
ムダな安い居酒屋や飲み会に行くよりも、美味しいお酒や料理にお金を使いたい。大学時代に十分飲んだから、というのもあるけどね。