アメリカ・カナダなどではなくイギリス留学が向いている人
日本人に人気の留学先として挙げられるのは、アメリカ・カナダなどだろう。その他に出てくるのがオーストラリアやイギリスであろう。例外としてフィリピンなどがあるが、大体はこんな感じ。
留学や海外大学進学を目指す人にとって、その海外生活と将来を左右するのは留学先だ。その地で出会う人、その地で経験すること、自分自身への影響、その全てがどこに行くかで大きく変わる。ということで、悩める人たちの参考になればと、私が正規生として学んでいるイギリスへの留学・大学進学に向いている人の特徴をいくつか紹介する。
1. 普段から騒がしくないタイプの人
アメリカで想像されるパーティー文化はあまりイギリスでは盛んではなく、どちらかというと単独行動ないしは少数での輪、個人的な関わりが強い。もちろんパブやクラブは多く存在するが、そのような場所以外でのパーティー騒ぎは、アメリカに比べて確実に少ない。実際に、アメリカ留学帰りやアメリカ帰国子女に対するイメージを想像してもらいたい。オープンで自己主張強め、見た目や喋り方からアメリカン漂うものがあるはずだ。少なくとも私の知る範囲では、イギリスにいる日本人でそのような人はいない。そのため、普段から静かな方で、あまり騒がしい行動が嫌い、一人でいることがストレスにならないような人はイギリスは向いているかもしれない(馴染むという意味で)。もちろんその反面、現地の友達を作るのは難航する。自分から話しかけて友達にならない限り、向こうから話しかけてくることは少ないからだ。日本人に似ていると言われることもあるぐらい、個人のスペースを大事にしており、同級生に対するフレンドリーという印象は今の所ない。ただし街を徘徊するそこら辺のおばあちゃんはフレンドリー極まりない。
2. イギリス英語・文化が好きな人
私は別にイギリス英語が好きで来たわけではないが、イギリス英語に特にこだわりがあるのならイギリスに来る他ないだろう。同じようにイギリス文化や建造物が好きな方なら、魅了されるものがあるかもしれない。しかし場所はしっかりと調べる必要がある。少なくとも私の住んでいる街は田舎すぎて、歴史に置いていかれた街であるため、歴史的建造物などはあるが魅了されるのはせいぜい一、二回であり、毎日見ていると飽きてくる。
3. サッカー好き
後輩の日本人にサッカー愛が強すぎる少年がいるのだが、毎月のようにバーミンガムなどに出向い、生で試合観戦をしている。サッカーへの関心が皆無である私には同感できることではないが、おそらくサッカーファンにはもってこいの留学先であろう。現地の生徒もサッカー愛が溢れているため、共通の話題で友人作りもしやすいはずだ。ただし高頻度での試合観戦遠征ができるのはお金に余裕がある人のみである。
4. 雨で困らない人
お国芸の雨とどんよりした天気、これはイギリスならではだろう。とにかく曇る。雨が降らずとも曇る。晴れたら空を見上げるほど、普段から曇っている。イギリスには泥だらけの道、突如の雨、寒さ、これらが待ち受けている。
こんな具合にイギリスへの進学・留学が向いている人の特徴を書いてみたが、これは大きく主観に基づいていることを留意していただきたい。上記のようなタイプと正反対でも楽しく生活することができるだろうが、今回紹介したタイプの人は少なくとも自分と周りの雰囲気と生き方の違いに圧倒されることは少ないだろう。