ヤマハ吹奏楽団ポップスコンサート2024
日時:2024年12月21日(土) アクトシティ浜松大ホール
会場:13:00
開演:14:00
終演:16:05
・演奏:ヤマハ吹奏楽団
・指揮:三原寛志
・司会&歌:頼経遥*
~プレコンサート~
<サクソフォン五重奏>
・フィガロの聖誕(石川亮太)
<ユーフォニアム・チューバ四重奏>
・ホーリー・ユーフォニー(高橋宏樹)
<混合五重奏>
・クリスマス・メドレー(郷間幹男)
・素敵なホリデイ(郷間幹男)
【第一幕】
・歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(M.グリンカ/黒川圭一)
・喜歌劇「こうもり」セレクション(J.シュトラウスⅡ世/鈴木英史)
・歌劇「ポーギーとベス」セレクション(G.ガーシュウィン/建部知弘)
—休憩20分—
【第二幕】
・オーバー・ザ・レインボー(H.アーレン/岩井直溥)
・ミュージカル「キャッツ」より「メモリー」(A.L.ウェバー/三浦秀秋)
・サウンド・オブ・ミュージック(R.C.ロジャーズ/長生淳)
~アンコール~
・I will follow him(P.モーリア/???)
・池の雨(ドイツ民謡/酒井格)
2024年最後の伺った公演は、毎年恒例でヤマハ吹奏楽団ポップスコンサートに行きました。今回は、第一幕はオペラ、第二幕はミュージカルというプログラミングです。
指揮を務めるのは、今年からアソシエイトコンダクターに就任された三原寛志さん。京都市立芸術大学を作曲専攻で卒業され、同大学院で指揮専攻を修了されています。三原さんの作曲された作品、拝聴してみたいですね。
グリンカの作品で幕開けです。久しぶりに吹奏楽編曲を拝聴しましたが、音が重く感じました。最近、オーケストラを鑑賞する機会が多いからかなぁ・・。御楽団の特色は打楽器奏者の演奏が頭一つ抜けていることでしょうか。幕開けから素晴らしい響きでした。
続いて、英史さんが編曲されたこうもり。中間のピアノの演奏に恍惚となりました。吹奏楽の編成ではピアノはオプション扱いされやすいですが、今回の演奏は作品の魅力を引き出した演奏でした。大人やプロにしか出来ない演奏ですね。
第一幕の最後は、ポーギーとベス。頼経遥さんのナレーション付きで演奏が進行します。中央に各場面のイラストを映して演奏。作品の内容が分からない方でも、楽しめたのではないでしょうか。ソロを務められた皆様、素敵な演奏でした。
休憩を挟んで第二幕。オーバー・ザ・レインボーは各楽器セクションがスタンドプレイで演奏。楽器紹介を兼ねた編曲、岩井さんらしいですね。
続いて、キャッツ。頼経さんの歌と吹奏楽伴奏での演奏。頼経さんの声に恍惚となりました。
最後に、長生さんの編曲。本来はパイプオルガンが編成に入りますが、今回はエレクトーンで演奏。アルプス交響曲が垣間見えるのは個人的に嬉しい。
アンコールは二作品。池の雨は酒井格さんの編曲。ホルストの吹奏楽のための第一組曲の1楽章が引用されているのかなと感じております。吹奏楽ファンにはたまらない編曲ですね。
さて、気が早いですが第59回定期演奏会は2025年6月28日(土)に開催されます。曲目は発表されていませんが、委嘱作品があると嬉しいですね。
個人的には2015年に世界初演される予定だった中橋愛生さんの「夢色の光跡」が演奏されることを願っています。