愛知工業大学名電高等学校吹奏楽部 第59回定期演奏会
日時:2024年1月6日(土) 名古屋国際会議場センチュリーホール
会場:17:15
開演:18:00
終演:20:55
演奏:愛知工業大学名電高等学校吹奏楽部
指揮:伊藤宏樹
【第Ⅰ部】
・ポロネーズとアリア~吹奏楽のために~(宮下秀樹)
・交響詩「モンタニャールの詩」(J.v.ロースト)
【第Ⅱ部】
・アルメニアン・ダンス・パートⅡ(A.リード)
【第Ⅲ部】 マーチング構成:梶山宇一
・グランドマーチ(小長谷宗一)
・ニュー・シネマ・パラダイス(E.モリコーネ/鈴木英史)
・愛のテーマ・過去と現在・夕陽のガンマン(E.モリコーネ/鈴木英史)
・モリコーネ・フィナーレ(鈴木英史)
※ドラムメジャー:堀田優斗
【第Ⅳ部】
・ゴールデン・ジュビレーション(八木澤教司)
・Happy(F.ウィリアムズ/佐藤博昭)
・ミュージカル「オペラ座の怪人」(A.L.ウェバー/J.de.メイ)
・YELL(いきものがかり/郷間幹男)
・ルパン三世メドレー(大野雄二/福田洋介、三浦秀秋)
【アンコール】
・サタデーナイト(B.マーティン&P.コウルター/金山徹)
・ディープ・パープル・メドレー(/佐橋俊彦)
2024年最初の公演は、昨年と同様に名電高校の定期演奏会へ足を運びました。ステージドリル、座奏、ミュージカルまで盛り沢山のプログラミングで3時間近くの公演を作られる当団には頭が下がります。裏方で動いて下さる、OBの方の力も大きいかなと感じております。
オープニングは、今年度の課題曲と自由曲。モンタニャールは、各ソロが立って演奏。視覚的にも音楽が分かりやすい作り方になっていたかなと感じました。拍子を見えるかのように感じ取る演奏は人によっては窮屈な演奏だったかもしれませんが、私はメリハリがあって良かったかなと感じます。
アルメニアン・ダンス・パートⅡはノーカットで演奏。3楽章はインテンポより早めに演奏することが多いですが、今回の演奏はそうならず、重厚な響きと堂々と演奏で惹かれました。
ステージドリルは昨年と趣向を変えた演奏でしたが、打楽器奏者の方がとても素晴らしい演奏をして下さいました。最後はもちろんCOSMOSで締めくくりました。今回で3回拝聴しましたが、涙腺が緩んだのは初めてです。
ポップスステージは当団の委嘱作品であるゴールデン・ジュビレーションで幕開け。ミュージカルは毎年演出もこだわっていますが、今回は演出の声を務められた学生の方に注目したい。声楽を専門に勉強したのではないかと思うくらい、演劇と声が合っていました。素晴らしいです。
アンコールはいつもの2作品。この作品を拝聴しないと年が明けた気分にならないです(笑)
初代顧問である松井郁雄さんの意思がここまで伝えられいるのだと改めて感じました。来年で定期演奏会も60回を迎えます。お膝元である名古屋国際会議場は改修工事に入りますが、来年も本ホールで定期演奏会が開催できるとのこと。
本公演は、チラシなどは配布せず現役生やOBの方が宣伝してチケットを販売されていらっしゃるようです。
チラシを作らずとも、SNSを駆使すれば宣伝できる時代になったので、私としてはもっと多くの方に拝聴して頂きたいという思いがあります。この件については意見が分かれるかもしれませんね。
本年度は過去最高の部員数になったと、現顧問である伊藤宏樹さんがお話されていました。少子化で全国の吹奏楽部員が減少する中、これは嬉しいニュースです。
50年、100年先まで松井郁雄さんが築き上げられた伝統を後世まで伝えて頂けたらと切に願っております。