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釣行記-13【GT-3南洋に咲く薔薇族編】

もくじというか釣行記
https://note.mu/tonuma/n/n9c3618aa34ec
GT編
GT-0準備編&移動編
GT-1実釣編DAY1
GT-2
おすし編

どうもこんにちわ。で、最終日。

ここまでの成果として、

「バラ」クーダ
「バラ」ハタ

が非常に好調。最終日、個人的にはこれ以上キャスティングをしても徒労に終わってしまうというか、仲間3人がキャスティングすることで感じ取り、学ぶことができるものと同等の何かを掴めないと思いまして、キャスティングは3人にやってもらい、ぼくはバラ祭りにチャレンジすることにしました。春の宮古島バラ祭り、です。薔薇族の王を目指します。目標はバラを10本摘む、「バラ」ハタでツ抜け狙いです。「バラ」クーダもありです。

密かに闘志を漲らせ、使い慣れたベイトリールに変えて、バカでも釣れる、つまりぼくでも釣れるタイラバリグをチューバーから借りてレッツゴーです。一投目で何か違和感。おやおや。。

サンゴっすか。。。一昨年、東京湾にてジグでムール貝を、去年松島湾にてワームでほたてを、今年東京湾にて生イカで牡蠣を釣りましたが、もう本当にマジかよ。気をとりなおし落とします。

はい釣れた。1匹目。
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ロッド:ジェットセッター63c
リール:モアザンPETW
ルアー:借り物のタイラバにフラッシュJをトレーラーでセット
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引き続き頑張ります。

はいどうも。2匹目。

「あと8匹!!」と思ったら痛恨の「バラ」し。ヒットしたのであわせたらプッツリ切れました。。原因は一つ、12ポンドのリーダーだったから!!細すぎ!!

諦めずに続けます。リグは相変わらずタイラバですがトレーラーを変えてみました。ややヤケクソ気味にバグアンツ2インチカサゴ職人をセット。すると一撃でドスンとアタリが来て乗ります。

「やっぱバグアンツ美味いだろ、お前らみたいなドク持ってる蛮魚は食ったことないだろ」などと、人格を疑われるような悪態を心の中でつぶやきつつ上げてみると。。。

あら、どうも。変だと思ったらあなただったのねwツ抜けまではあと7匹。アカハタはバラ祭りに入るのかなぁ?そんな細かいこと考えてたら進捗しません。今は釣るモードなので効率的に作業を進めます。と思ったらアタリはあるものの乗らない「バラ」しが2回続き、その後根掛かりしてしまい、また海を汚すことに。。。しかもリーダー残ってないし。。。それにそろそろ終わり感だし。。。

と、しばし放心して海をみていました。 こちらの海は本当に綺麗です。

遠浅のところでは、ジェイダ(翡翠)、エメラルド・グリーン、ターコイズ、砂地のゴールド、ブルー、グレー、ネイビーと、虹と同じく7色で織り成される海。時にストライプ状にそれぞれの色が重なり、時に迷彩状に色が混じり合う海。

見ているだけで楽しいです。ですが、ここは海を見ている場合じゃない。諦めかけたところからどれだけ頑張れるかで人間の真価ってヤツは定義されるわけです。頑張るのは当たり前、成果を出さねば!!

猛スピードでリーダーを組み直し、前日にドンキで買った沖縄産のdaiwaサムライジグ130を装着。和風に言えば公務員鉛製疑似餌130を装着。ついでにカサゴ職人もトレーラーでつけてあげます。デタラメすぎですが。

でも釣れんのよね。あと6匹。この際、アカハタもカウントしちまえ!ついでに「バラ」しも「バラ」の文字入ってんだからカウントしとくぜ、ヤッホー!!むむ?となると

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1「バラ」ハタ
2「バラ」ハタ
3「バラ」し
4「バラ」ハタ
5「バラ」し
6「バラ」し
7 アカハタ
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ラッキー、もうちょいやん。あと3匹あるいは3「バラ」しでツ抜け!!いそげー!!!!!

と思ってたら、そんなズルい心を見透かすように「次でラストにしましょう」という無情にも聞こえる船長の声。

まあそうだよね、いろいろ到達しなかったけど、最期まで頑張ろう、そんな殊勝な気持ちになり、粘りの一落としをしたところヒット!!

キャスティングチームが見物に来てくださり、「早く根からはがして!!」とアドバイスをいただきます。サイズは大きくはないけどよく泳ぐ魚でなかなか上がってこない。グングン走っては休む、を水面まで繰り返します。「まぁ、どうせヤツっすよ」と愚痴りながら根に潜られぬよう、やりとりしあげてみると。。。

まさかの結末。最後にドラマが待っていた。慈具宮さん、伊勢に続きブルーフィン・トレバリー。トレバリングをしに来てバラハタだけで終了、というのもなんとも味気ない話なので、総論としては大団円的ですが、各論としては小さいなこいつ。。。

ぼくのような根無し草で気楽な生活を送っていると、たまに「この人はもしかしたらすごい人で成功しているんじゃないか?」と勘違いしてしまう人が居ます。ただ運がよかっただけなのですが、近い人で大成功している人はみんな何がしかの運を持っているんですよね。そしてそういう成功している人は、こういうカスミアジ釣っても大きいのを釣ってしまう。一方僕は面白い何かをできるけど、成果としては小さい、と。同じジャンルの人間なのかもしれませんけれど、そのジャンルの中の最底辺で生きていることに改めて気付かされました。死にたい。

こうしたトレバリー、一般的な男性は、東京湾でなんらかのトレバリーを釣ってトレバリー童貞を捨てて巣立っていくそうで、ご多分に漏れずぼくも東京湾外初トレバリー。

最初の相手はNT(Negishi Trevally)。カスミアジよりは大きかった。

そして「まさか」で思い出しましたが、新卒で入った会社は古い会社で、閑職の名前だけ部長が始業と就業の際に講釈してくれるのです。ありがたや。

「いいですか、みなさん、人生には三つの「さか」があります。一つは上り坂。もう一つはくだり坂。あと一つは「まさか」です。くれぐれも油断しないで気をつけて仕事してください。」

うっせーバーカ頼むから死んでくれ、って当時は思ってましたけど、橋本部長、すみません、まさかがありました!!でも薔薇族にはなれませんでした!!これからもノンケで頑張ります!!

そして納竿。お片づけしてそば食べに行きます。

ベリーうまい。トレ・ビアン。

くになか食堂
https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470503/47000402/

そして空港に向かいます。ただ、一点問題が。それはですね、荷物を一旦空港で下ろしてレンタカーを返しに行くのが面倒問題。よって、レンタカー屋に寄って、スタッフに同乗してもらい、空港で返却する作戦を採りました。

しかしながらこれにも問題があり、この作戦だと一人座席に座れなくなります。対策として、ちゅーばーと、ぼくあるいは慈具宮さんが対面座位の体制で座る、という打開策を慈具宮さんが発明。結果これ。

うごく荷物。なんとかうまいことやって空港まで行き、荷物の重さもうやむやにしてチェックイン。コーヒーを飲みながら釣果を振り返っていると、あることに気づきました。

背びれと尾びれが微妙に違う。上はエッジが黄色くてピラピラしてるけど、下はそうではない。

調べてみると、バラハタ(上)とオジロバラハタ(下)で違うみたい。勉強になりました。

そして上京します。

おつかれさまでした。

まとめ
・ プラグはどうせそんなに使わないし、ロストしないので、各種一本くらいでいいかな
・ プラグから針は外して手荷物にすると預け荷物が軽くなる
・ 80gくらいの別注ヒラマサが体力的にベター。指・腕鍛えないといけません。なによりタックルバランス大事
・ エアビーだと着替えはいらないかも。毎日洗濯して乾燥できるので

10月にGTリベンジしにいきます。頑張るぞー。それまではこざかな釣って修練します。引き続きどうぞよろしくお願いします。

おわり。

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