釣行記-152【Ça va?Les Misérables】
えーと、懲りずにジギングです。先週はサバの猛攻を受け、無情にもアマダイはキャッチできず。今週はアカムツを狙います。釣れんのかね?
準備編
ルアー
今回の目玉コンテンツはこちら。
VB-βです。
ところが、ここ数回の統計情報を見ますと、ルアーは以下の四つで足ります。
1.スパイファイブ300g
2.太閤300g
3.vib330g
4.スパイファイブ450g
が、しかし、いつも大量に持っていってるわけです。使わないのに。いい加減、この悪循環にピリオドをうってみたい。そう考えて今回は上記4つにVB-βの計5個しか持っていきません。
そんなわけないよね。
他はいつも通りです。
実釣編
まずはアカムツ狙い。猛虎に襲い掛からせます。猛虎襲来ですぞ、深海魚のみなさん。
着底し、糸ふけが取れるか取れないかあたりでVBβが魚に襲いかかったのか襲われたのかは定かではございませんが、ヒット。
よく引きました。でっかいアカムツもよく引くらしいので毎度ぬか喜びですわ。
はい、次の方ー。
着底でドンとバイト、通称「着ドン」です。なんなの。
はい、次の方ー。
しかも痩せてるし。
はい、次の方ー。
サメの猛攻が落ち着いたと思ったらサバ、鯖もいなくなり「つれないなー」と思いつつ、ボトムから5m程度までジャークしてくると、フワッとしたバイト発生。からのオキギス。
ヌルヌルしてるくせしてめっちゃ鱗とれるし、そのくせ不味いという、なんというか、残念な新キャラです。
はい次の方ー。と思って続けますが、ふとロッドを見ると何かがおかしいです。
わかります?四つめのガイドにラインが通ってませんね。。やっちまいました。釣れなくなったので、ジャークしつつ海面を眺めている際に気付きました。恥ずかしいったらありゃしない!!
通常であれば、移動あるいはバイトがあるまでそのままで継続するんですが、魚影も薄いっぽいし、周りも釣れてないので一旦回収することとしました。
このリール、1-30の単位で巻き上げスピードを調整できます。フルパワーで回収する場合30で、液晶には「high」と表示されます、たしか。
なんと申しますか、チャックが空いてたらすぐ閉めません?鼻毛出てたらすぐ切りません?それと同じ理屈で、ガイド通ってないのは恥ずかしいので、電気の力で「high」回収です。
通常、魚が付いている場合、〜300mは20前後、〜200mは18、〜100mは16、100mを切ると場合によっては13くらいにスピードを落として丁寧に巻いてきます。早すぎると口切れし、遅すぎると暴れた調子にフックアウトするため、このくらいのスピードなのですが、今回、魚は付いていないのでフルスピードです。
ただ、どんなスピードで巻いてきても、残り10mになると警告音とともに巻き取りスピードがダウンします。そこからはハンドルを回して回収するのですね。
そしてルアーが見えてきましたのですが横向いてます。エビってる症状を呈してられます。
エビ、とはジグ操作をミスって、というか動かしすぎてテールがリーダーを追い越した場合に、フックがリーダーを拾っちゃって発生する症状です。慣れてない人がよくやりますね。
ガイド通ってないしエビってるし、サメとサバしか釣れてないし、死にテーゼ、サ行以外の魚(注・オキギスは論外)を釣りテーゼ、と思いつつ、恥じらいとともに回収しようとし、よくよく目を凝らすと、ジグに魚が付いてます。エビって見えたのは魚だったわけですね。。。釣れてるのに気づかんてヤバくね?
アカムツだーーーーーっ!!!!!
フックが脳天を貫いております。ジグを見に来て「どうしよっかなー、食べてみよっかなー」と思ってたらジグが急に動き出してフッキングされたのでしょうか、釣れてました。
VB-βはテールヘビーのようですので、よりワークした気がします。ただし釣った感は皆無です。
混乱のあまり、バス持ちしようとしたら指は切れました。めっちゃ歯が鋭い。
ただ、これはあくまでも「釣れた」であって狙って釣ったわけじゃあございません。あしからず、自分。悲しいね、自分。
とはいうものの、人類が月に降り立った、級に自分にとっては大きな一歩ではあります。ですので、これまで聞いた話なんかを総合しつつ、今後の方針を緊急まとめしてみます。
アカムツとぼくの未来
まず聞いた話の照らし合わせ。
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1アカムツは非常に好奇心の強い魚である
←たぶん今回も見てたんだね。
2釣れる時はボトム付近。せいぜい下から2m。しかし上でも釣れる時はある
←わかんない。ただ、好奇心が強くてずっと見てたら上まで来ちゃった、みたいな猫が木に登ったものの降りれなくなったみたいな状況はあるのかも
3スポーニングの時期に釣れる。スポーニング前は威嚇行動で、アフターはベイトライクなもので釣れる
←今回はさっぱりわかりません
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ってあたりでしょうか。わかんないですね。なんたって釣れてたのに気づかなかったくらいなので。
次にネット上の意見
この方によると、アカムツ、歯が鋭い割には齧る系じゃなくてバキューム系とのこと。なるほど。水平方向のものにしか反応しない。なるほど。ガン見して、なんらかのトリガーが引かれたらバイトするのでしょうかね。
この方も捕食は下手なんではないか?と指摘。
この方も「目の前にある餌しかたべないのではないか?」と指摘。
釣れた直後は以下のように思っておりました。
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エサをじっと見て気が向いたら齧る。
バイトは基本、リアクションなものの、そのリアクションのスイッチがどこで入るのか、いつ入るのかはさっぱりわからない。
スイッチが入る、気が向くまでの時間が計り知れない。一瞬の時もあるしすごく時間がかかる場合もある。
なので、リグ、餌の動かし方によってはだいぶ上の方でもバイトする。
だからまぁ、いい感じに釣れるまでやってね。
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が、あらためてお三方のご意見を見るに、出来るかぎり、レンジは一定にして動かさないのがベターな感じがしました。待ちの釣りですね。
そしてこの釣りの難しさは、2番めの方も指摘しているように、水深が250mとかでラインが300-350mくらい出ている状態で、300gもある重たいジグあるいはフックをできる限り動かさず、一定の範囲を漂わすような動きをさせること、だと思います。
図のように非常に狭いレンジ内でジグを動かします。これを数セットやって上へ上へとレンジを探る感じ。なのでハイピッチは論外ですし、スローでもシーフロアのレクターとかスライド系も向かなそう。動いたら負け、的な気がします。ジグを動かしてる間もフックは常に漂ってる状態が良さそうです。
釣果がよく出ているように感じるスパイファイブの優位性はホバリングする時間が長いことにありそうですね。
ていうか、そうなってくると、胴付き仕掛けが一番理に適ってるのは納得感があります。動かさずにじっとさせて見せておく、というのがアカムツの捕食行動に最適な感じ。実際、この後に胴付きエサでアカムツが釣れておりました。
ところがこちらはジグで釣りたいわけです。そうなるとどうなるかというと、水平フォールが非常に長くしかも遅いジグで、軽いフックを漂わせる、という釣り方がベターな気がします。
フックは細軸、さらにマシュマロボールとかゴムビーズなんかをつけて浮力を確保して、アシストラインも浮力の高いものを使う。
さらに、なるべく吸い込みやすい大きさの針を、できれば二つ三つ同時に吸い込めるようなアシストフックの構成にするといいような気がします。
エサ釣りでよく使われるアカムツ仕掛けだと多分針がデカいので、もっと小さなやつを、ハダカイワシやオキアミの群れのようにイミテート出来るアシストフックが良さそう。
ムツばりを使うのはフックアウト防止策です。
なんとか作ってみました。はりが小さいので、通常のアシストラインだと内掛で結びにくいです。
こうなってくると「わたしがやっているのはルアーフィッシングなの?」と自問自答してしまいますが、今度投入してみます。
再会
そんで再開。再びボトム付近でバイト発生。バイト検知からのフッキングも絶妙。アカムツは群れているだろうからチャンスか?チャンスなのか?チャンスなんだろう?
猛虎VB-βはここまで全勝。この日、潮があまり動かない想定だったのですが、ここまで効くとは。。
ちょっと釣れ過ぎるので、気分転換で太閤にチェンジし投下すると再び着ドン。
はい次の方ー。
団体さんです。結構引くし重量感もあるし、見え始めた時に赤かったので期待しましたが。。。
この辺から風が上がり始め、ラインの角度がキツくなります。着底してるのかが非常に微妙。潮も効いてるのでルアー付近で何が起きてるのか曖昧な手触りのまま、粘って粘って、そろそろ移動かなー、と引き上げてみますとですね。。。
これは酷いww
やぁ、無情、です。Ça va?サバ悲劇。
時間も無くなってきたので場所を移動、程なく何らかの群れを発見しましたので投下しますと。。。
連発。もう一発かけましたがフックアウト、からの撤退でした。風強かった。おつかれさまでした。
まとめ
・アカムツについて大きく前進できた気がします
・それにしてもよう釣れた。
こんな潮周りだったのでVBβがよかったんだろうかと思います。スパイファイブも使いましたけども、合ってない感じ
・結構な回数を経験したので、そこそこわかってきた気がします。そろそろ再び武者修行してみたい
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