釣行記-080【赤いきつねと緑のたぬき】
どうもこんにちわ。釣行記の080回目でございます。ふたたびのヒラメ狩りであります。
準備編
前回終了時、「また来年来ましょうねー」と仲間同士で誓い合っていたのですが、何故か来年じゃなく、来月になっていました。もしかしてワープしてる?時空が歪んでいる?
そして前回、やり残したことが二つあります。一つ目はイシナギを釣ること。
https://zukan.com/fish/leaf59890
でっかい。そしてこのパイセン、「イイ」顔すぎるし、普段着っぽいシャツがたまらない。
もう一つはマゾイの観察です。「ソイ」これは関東ではあまり知られていないようですが、北関東から東北、言い換えれば南東北から東北ではポピュラーな様子。単に「ソイ」というと、クロソイ、クロメバル、キツネメバル、タヌキメバルなんかを呼ぶらしく、「マゾイ」というとこの中でもキツネメバルとタヌキメバルを呼ぶらしい。らしい、というかたぶんホント。
で、前回は「マゾイ」が釣れた時点で思考停止しちゃったのですが、ヒレの縁が白く体央の模様が濃いのがタヌキメバル、全体的に黒っぽくクロソイに近い色合いなのがキツネメバルのようです。観察を怠っていたのですね。なので、今回、ヒ〜ラ〜メ〜はまぁつれるでしょうから、多分前回釣っていないキツネをウララウララウラウラで集中的に狙ったろう、と思っていました。
なので、この基本方針で行くと持っていくべきタックルは3本。
1)強めのタイラバタックル
→シマノの炎月リミテッドにPE1.0、20lbリーダー。カルコン401にします。理由は両方ともあまり使っていない、401はラインキャパがまだあるので。201とか101でもいいのですが、巻き替えが少々面倒なものでね。。。と思ってたら、現状0.6を200m巻いている101にPE1.0を試しに入れてみたら150m入ったので101にします
2)ジギングタックル
→ソルティガSJB2に浅場ではPE1.2、35lbナイロンリーダー。オシアCT301にします。深場ではリールをチェンジ、PE2.5に80lbリーダーで。カルコン301を使います。
3)キャスラバ的タックル
→100gと120gのインチクシンカーを使ってちょい投げします。portamentoにステラ4000でお願いします!
また、ようやく気づいたのですが、ヒラメってフォールでのバイトが多いのですよね。なので、フラットバクバクとか試してみるのは大いにありだろうな。
と、ここまで書いたところで、荒天予想。大丈夫なのかしら。
そう思ったらやはり中止。。困ったもんだぜ。が、30日にリベンジできるかも、と一縷の望みは繋がりました。さて、どうなるか。
時は流れ、29日。「いやぁ、これは無理でしょう」という意見が大多数の中、一応、行くだけ行く、という最悪パターンに。。。上記タックルに加え、サビキ用に激弱のタイラバタックルでいきます!
旅行編
そして同行の仲間をピックし1:40に出発。4:50現地着。「荒天のため出れないんじゃないか説」が有力説のまま、疑心暗鬼で現地に向かいます。そして到着。すると集合時間に船長来てないのでかなりのピンチ感。
しばらく待ってると、船長っぽいトラックが猛スピードで入港してきます。胸をなでおろしたところ明後日の方向に向かう人違い。。いよいよ追い込まれたかな、と思っていたら更なる猛スピードでトラックが来て船長でした。そんなスピード出さんでも、と思いつつも、急ぐ必要もないのですが、急ぎ出航。前回同様、6時前には釣り開始です。
荒れ放題。酔うかと思ったけれど、数年ぶりに飲んだアネロンが効いたようで大丈夫でした。
前場
前回同様、タイラバで様子を見ます。
やっほー!デカかったです。
こちらもすぐに。
今回の狙いとしては、イシナギと赤いキツネであるため、ジグに行きたい気持ちを抑えつつ、本気のタイラバ、ダイワの一番釣れるヘッド&良い感じのリグで頑張っているとビッグバイト発生。10分ほどタイラバロッドで戦いました。
5m巻けると10m出され、10m巻けると5m出され、といった一進一退の攻防。途中、握力が弱り、汗が噴き出します。クラッチも切れないほどに右手は疲労困憊します。そして根に入られて終了。。。
「え?ここって根あるの?」
「だって漁礁だもん」
「。。。」
と。。。とほほ。。。ラインを切ってもらったら、リーダーのノットの手前で切れておりました。
前回的な流れかと思っていたら、最初から本番だったのね。。。10分以上も全力で粘ったので既にヘトヘト。なぜ用意していたPE2.5&80lbリーダーを使わなかったのか、自分を呪うしかないです。
はぁ、やれやれ、今日も頑張ったな、と思って時計を見ると前回同様まだ9:00恐ろしや。
朝ごはんにします。
こうなると、本格的にエサ釣りスタイルでのタイラバとなってしまいます。自分の存在がなんなのかさえわからないくらいに疲れているので。クラッチも切れないし。そして、主力のヘッドを失った今、残されている有望かもしれない120gヘッドはこれのみ。
愛120。ビッグバイトの前に試したらすぐエビるので諦めてましたが、使ってみると。。。
まさかまさかのイシナギ三連発。ロッドをエクストロに変更したのが奏功したのやもしれません。一発目、ボトムで着底バイト、ごっつんごっつん頭を振るのでメガにサイズアップしたジャイアントなホウボウだと思ったらまさかのイシナギ。まずは一匹目。船長もホクホクしてます。
いけすに入れて引き続きやってると、ショートバイト発生、乗らずに続けると更にバイト発生、「なんじゃこりゃ」と思いながら再度リフトすると三回目のバイトでフッキング完了、したのがこの魚。60-70cmくらいで2kg強。まぁまぁイイ感じ。
この後、懸案の「マゾイ」をキャッチします。
うーん、ぎりキツネ?と思ったけどやっぱタヌキっぽい。
そしてもう一尾イシナギをキャッチ。イシナギ王です。ところがここで悲しい事件が発生。こちらの船、釣るとタモ入れしてくれるのですが、まぁ当たり前かもですが、タモに魚をいれたまま預けてくれるので、ルアーがタモに絡まるのですよね。
解消する手順としては、1)ルアーを魚から外す→2)魚をタモから出す→3)ルアーをタモから外す、が理想的なのですが、1)の難易度が結構高い。暴れるのでね。ゆえに、ルアーを外す際、フックがタモに絡まったままラインついてると結構むずい感じ。そのため、0)ルアーのラインを切る、という工程を入れたところ、愛120が失踪。。
この穴から海に帰っちゃったんだろうなぁ。。。傷心ですよ、こんなの。連発させたヘッドが失くなるなんて。。。
だからおやつを食べます。
この後、タイラバを継続したのですが、合わせ切れ二連発でタングステンヘッドを2個追加しました。もちろん、ロスト、という意味で。。。だんだん悲しくなってきます。リーダーを見るとざらっざら。悲しみをFGノットにのせて、リーダーを新調しました。
後場
後場入りするとしばらく釣れない時間が続きました。うつらうつらしながらやってましたが、ヘッドが100gだとどうも底を取りづらいので、ようやくジギング開始。シーフロアコントロールのジグが人気だったのかな?
目がハートマークになってますね。メサイアセミロング180gゼブラゴーストグローです。シーフロアだいすき❤️、的な。
今回は一貫して水深60mくらいでした。そして恐怖体験の始まりです。
その前にランチです。
ロングジャーク&フォール、で20mくらいあげ、40m代でヒラメともイシナギとも違う不思議なバイトが発生しました。まぁまぁサイズ感はありそうなものの素直に上がってきます。中乗りさんも脇でスタンバイしてくれていて、さぁ仕留めるか、と20mくらいまで来たら「あ、わしっていま釣られってる?もしかして?なら本気出すわ」的に。覚醒。
一気に走り出しボトムにタッチするかどうかのあたりでラインブレイク。恐怖。リーダーのノット部分が破断していたので、組み方にスキがあったのでしょうね。ロッドはソルティガ、リールはオシアCT301、ドラグは1.2kg設定、リーダー30lb。なんだったんだろう。。。
名誉の戦死を遂げたメサイアに続き、シークレットレクター170gゴーストゼブラグローを投入。2連発で着底ヒットを演じてくれました。
みんな釣れてるのでタモ待ちしてます。
そして最終流し、ボトムを切って50m付近でバイト。
「やるなぁ、このジグ」
と思ってたらまたも大物感しかないバイト。そして再びリーダーブレイク。。。今回は結構一瞬。「かけた!」「引くっ!!」「でかそう!!!!」「切れた!!!!!!!!」怖すぎる。
無事沖上がりし、持って帰る分の魚を〆てもらって、氷を貰って、自分以外の成人男性二人掛かりでクーラーを車にのせてもらって、ご飯食べて帰宅です。お疲れ様でした。
ソースカツ丼。味は超濃いめ。ご飯多め。ミ・ソシールはアラ風味。
秋の月が見送ってくれました。ぼくの人生もいよいよ秋になってきた気がします。
総括
・ルアーとの結節部分のノットは再研究が必須
・求む、キツネ
・結節部分をぶっちぎってくれたやつは来年リベンジ
・シーフロアのジグは釣れる
・ドロップKもなかなかやりよる
・ロストルアー
1)紅牙ベイラバーフリーTG120g鍍金ゴールド
2)ボーズレスドロップK120gピンクグロー
3)紅牙 ベイラバーフリーTG タイドブレイカー120gアワビチューン
4)なんらかのタングステンヘッド
5)シーフロア、メサイアセミロング180gゼブラゴーストグロー
6)シーフロア、シークレットレクター170gゼブラゴーストグロー
これ、6つで13,000円くらいしてないか?かなり高カロリーかつ高コストな釣行となりました。。。
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