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釣行記-114【房総族・新年会】
どうもこんにちわ。新年会です。今回はコーチ付きで房総での今年初釣り、つまり新年会です。
前回、ヒラマサを狙いました。そして戦術としては、野球で言えばスクイズを選択して失敗。なので今回は強行バスターです。狙う場所は同様に東京湾口なんですけどね。
そして前回同様、今回もおかしな感じになっています。何が?というと二つほどおかしげなことが発生しておりましたのです。
おかしげなことたち
おかしげなこと1:同行メンバー
前回、メンツ集めに協力してくれた若手3名、なぜか揃いも揃って全員参加。それどころか1名追加して参戦してくれました。ふしぎ。今回の船は10名くらいで満船らしいのですが、そのうち6名が我々一行なので、もはやチャーターで良かった感じもしますけども後の祭り。
おかしげなこと2:自動車事故
前回釣行の翌日、T字路で衝突されました。くっそ腹立つ。しかもぶつかった相手の車はハイゼット。
支払総額10.8万円?金の話はアレですが、わしの免責金額と変わらんやんけ。ふざけやがって。全くもって釈然と出来ん。
で、代車が来ました。
ポルシェのマカンです。マカン、というのは東南アジアのどっかの国の言葉で「虎」という意味だった気がします。なんかこれも妙でしたね。というかしばらくこの妙なのを使うのですが。。。で、ですね、何が妙かというとですね、今回200kmばかり運転して気づいたことです。
1.走行感
エンジンフィールが「ありゃ?」って感じ。ポルシェ、といえば6気筒のエンジンだと思うのですがこちらは4発なため軽いんですよね。カイエンは6発。ただしカイエンには乗ったことがない。。。
ここ、個人的な感想ですが、いいところと悪いところがあると思います。
1-1利点
加速感が良い意味でも悪い意味でも軽快。スピードと己の感覚の同調性が6発エンジンの車に比べて希薄。何が起きているかというと、例えば高速で80km出そうとすると、思っている以上にスピードが出ていたり、その先のキャパシティに拡がりが感じられませんでした。これはなんていうか、単に6発との違いであって、それぞれ好き好きなのでしょうけど、馴れのせいなのか6とか8の方がぼくは好きです。また、幅の割には見切りやすい感じがします。
1-2欠点
これは単にグレードの話なのでしょうかね、天井がファブリックだったり、「価格の割には。。。」と思うところがありました。
なので、総評としては、ブランド優先というか「ポルシェだぞ!」というなんていうか社会的な意味での記号を求めるのであればいいのかもしれませんけれど、自動車として同じ性能を求めるならもっと安いのを買うし、同じ値段を払うのなら違うのを選ぶ気がしました、個人的に。たぶん、コストパフォーママンスというか、プライスとそのプライスの裏付けになる諸要素に対して違和感を感じてしまうのが原因なのでしょう。
とはいえ、このサイズと価格感のSUVとしては敵なしな感じもしますし、そりゃポルシェも儲かるね、というのが初見の印象です。
コーチについて
話がそれましたが、今回の目玉コンテンツがコーチです。
吉澤大先生です。キメ顔が安定してますね。中乗りとして参加してくださるようです。お世話になりまーす。
実釣編
そして今回お世話になる船がこちら。
結論から言いますと、ほぼ釣れませんでした。「ほぼ」というのはSABAとかESOなんかの、突然訪ねてきて終始無言、勝手に携帯いじってたまにため息ついたり、あとはマンガ読んで帰ったみたいな、毒にも薬にもならない友人たちは釣れたのですが、肝心のブリ属は船中、当方グループでのワラサ1本のみ。
しかも釣果記録にわしら一行だからか、まぁ見た目がくっそイケてなかったというかむしろ「アゲたらヤバい」と思われたのでしょうか、写真すらアップされておりませんでした。なんたることでしょう。まぁ結果そのものをとやかく言ってもせんなきことなのでそれは仕方ないとして、簡易に悲しみのゴールに至ったルートというか、悲劇の顛末を記してみましょうか。
まず乗船し準備です。色々考えまして今回は、4本。
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1ガチジギング:ソルティガR+ステラsw6000、PE2.5
2ライトジギング:ソルティガSJ+カルコン201DC
3キャスティング:ブラックヘラクレス706LNG+ステラ14000、PE5.0
4ライトキャスティング:ポルタメント73+ステラ5000、PE1.5
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コーチにリグ等見てもらいつつ出船します。初見としては「タックルバランスに再考の余地あり」「リグセッティングをシンプルに」というものでした。それはねえ、概ねわかってるんですよね。ありあわせ感というか、テキトーというか、そうした浅薄な感じが出ているのです。あるいは徹底的に科学されていたりする感や圧倒的な経験値がにじみ出ない感じというか。。。
じゃあなんで真面目にやんないの?と自然なツッコミがくると思うのですが、それはねえ、なんていうんだろう、めんどくさいのとも少し違っているのかなぁ。こうした準備に至った理由をざっと列挙してみますと以下かなぁ、と。
1)タックルの正解がわからない
2)全力の空振りは痛いというか疲れるのであてに行きたい
3)ヒラマサは釣ってみたいけど、現実としてまだとらえきれていない
概ねこの三つかなぁ。細かく見てみます。
1)タックルの正解がわからない
例えばキャスティングにしても10-20m程度のシャローとそれなりに水深のあるところではルアーも違うだろうし、かけてからのアクションも違うのですかね?なのでタックルの強さは違った方がいいのでは?と思うと、迷いが生じるわけです。こうした道具って多分正解はなく、結果的に釣れた道具を、その時は正解だった、とするしかない気がします。まぁ模範解答に近いものを揃えるのが妥当なのでしょうけれども、考え方によっては過去の一時点で正解だったものを模範解答とする考え方ってどうかと思うのですよね。などと考えてしまうと、そもそも経験値もございませんので、「まぁ、このくらいかな」というところで思考停止、その結論はガチ勢から見ると「これはねぁ。。。」という悪いパターンですね。
2)全力の空振りは痛いというか疲れるので当てに行きたい
ベストはそれ専用の道具を一式揃えちゃうことなんですよね。ヒラマサ用の竿・リールを。浅い・深い、ルアーが重い・軽いでまずは4セット、とかね。ただし、そこまでやっても釣れるとは限らないし、どちらかというと釣れないケースの方が多い。となると、いい感じに当てに行って、外した経験を元に組み立てていくのがベターなのでは?という斜め後ろ向きな考え方になってしまうのですよね。
3)ヒラマサは釣ってみたいけど、現実としてまだとらえきれていない
「釣ったことがない」というのが根本にあるため、想定するための材料も想像するための燃料もないのですね。なので色々と「わからない」というのが実際のところなわけです。これが原因なのかどうか、自分でもはっきりしないのですが、何よりも「絶対に釣ってやる」という前向きな闘争心とか執着心がさっぱり出てきません。何かに誘った際に「行けたら行く」というナメた返事をする人ってそこそこいますけど、ぼくも大抵の釣りでは「釣れたら頑張る」くらいの心持ちというか、そもそもこの考えがおかしい、頑張るのは「釣れるように」するためであって、釣れてからじゃねーだろ、って話ですね。
つらつらと書いてみて気づいたのですが、そこに至る経緯は何より個人的な資質の問題かと思いました。釣れる、という確約がなければ全力を出さないって、人参がないと走らない駄馬感が途轍もないわけですが、個人的には、1.まずやってみて、2.実際に失敗し、3.その上で工夫してみないと本腰を入れることが出来無い、という厄介極まりない性格なのですよね。
自然、2.の後でなければアドバイスもなかなか得心できず、意識に入ってこないのですよね。。。全て言う通りにやって釣れたとしても、なんていうか仕立ててもらった感に恐縮しきりで。。。
そんなわけで、エソになっちゃうわけですよ。
こんなリグでw
こんなの使ってると、ヒラマサをホントに釣る気はあるのかについて疑義が生じるわけですね。コーチからも「それやると(ヒラマサは)釣れないよ」とは言わるわけです。その理由としては、こういうのはイージーに釣れるため、ただしヒラマサ以外の魚に限りますが、しかも結構釣れちゃうのでエンジョイしちゃって本業が疎かになる、ってことなんですよね。
船べりからポチャリと落とし、ストッ、という着底の感覚とともに巻きあげ始めます。潮に乗り、そのリズムがジグからラインを経てギアに届き、ハンドルで潮の音を聴くような平和な釣り。
一方のガチジギング、全身の神経の先端を尖りに尖らせてジグの着底を探り、海底にタッチしたら急ぎベイルを戻して早巻き開始。ある程度巻いて糸ふけが取れてターゲットの捕食レンジに入ったことを想定してワンピッチでジャークし続ける、いわば戦闘です。
どちらに優劣があるかとかではなく、単に区別というか好み、趣味の問題だとは思うのですが、せっかくヒラマサ狙いに来てるんだからジギングやんなさいよ、って話なんですが、やっぱ釣れると楽しいじゃないですか、エソとはいえ!!
ほんちゃんのジギングタックルでは鯖つりましたよ。
で、今回得られた学びは以下でしょうか。
・どてらジギングの考え方を追加
通常というか、なんとなくなジギングって真下に落としてちこちこ動かすものだと思うのですが、これって「魚が居たら釣れる(かもしれない)」パターンなわけですね。
どてらの場合は、ラインの角度という要素も入ってくるので漫然とやるのではなく、その時点での最適解を見つけるべくデプスも含め広範囲にサーチするのがよいみたい。釣れてないので「みたい」と憶測でしか言えないけれど。
イメージとしてはこんな感じ。
釣れるまでのんびり頑張ろうと思います。
この後、顔なじみのカフェーで昼ごはんを食べ、眠気を我慢して帰宅となりました。お疲れ様でした。
オムライス?
おやおや。。ま、わかってたんだけどね。