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釣行記-26【沼津代理戦争】

もくじというか釣行記
https://note.mu/tonuma/n/n9c3618aa34ec

どうもこんにちわ。釣行記の第26回目です。最近天気悪いですね、特に週末ばかり。出かけるな、釣りに行くな、ということなのでしょうか。晴釣雨読も決して悪くはないのですけれどね。

当初沼津で、ブリときどきハタなジギングメインの釣行を予定しておりましたが、荒天で中止。仕方ないので一週間遅れて、代理として埼玉にナマズを釣りに行くことになりました。別に行かなくても良かった気もするのですが、一ヶ月以内であれば、レンタカーのキャンセル料金がかからないため、釣行。これってサンクコストなんですよね。

場所によってはスモールマウス・バス、ラージマウス・バス、ナマズ、雷魚、そしてニゴイと淡水ルアーでは稀有な五目も狙えそうなところ。

かかったらそれはそれで大変そうなショートロッドでゴー。念のためにワンピースも持っていきます。

きました。釣れそう。

釣れそう。

釣れそう。

釣れ、ない。

わかっちゃいるんですよ、こうなることくらいはね。

斯くすれば 斯くなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂
吉田松陰

釣りしても 釣れないものと知りながら、やむにやまれぬバスフィッシング。関東のバスはそんな感じ。

ところでこの松陰先生の句、新渡戸稲造による「武士道」では辞世の句として紹介されていた気がしますが、よくよく調べると本当の辞世の句はつぎのもののようですね。

身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 止めおかまし 大和魂

ますます、バス≒大和魂な気がしてきました。散々害魚扱いされているし、駆除も盛んなので、絶滅危惧種に指定してもいいんじゃないのかしら、これは。

生態系を狂わせる要因、というのはよくないとは思います、ブラックバスやブルーギル。よくないんですけれど、気がついた時にはそこに居るものであった時代もあり、そんな時代にバス釣りに夢中になって道具を買い揃えましたが、ていうか今も買い続けているのですけれどもね。

生態系を守ろうとする人々は一方でバス釣りをする人たちの釣り環境を破壊していることにもなるのではないか、と小さい声で言いたい。とても長い時間軸で考えれば、進化の一過程であると判断してもいい100年くらいを取り上げて、古来種がどうした、というのもナンセンスな気がします。自然環境と釣り人の経済環境のトレードオフと申しますか、このまま完全に駆除されたりしたら、釣り具メーカーとかいい迷惑だと思うのですが、どうなんでしょうね。

一方で、マナーが悪い人もたくさんいて、生態系以前に自然というか都市環境すら悪化させている人がいるのも事実。「お、ここいいじゃん」と思ってもキャストが難しいところでは変なとこにひっかけられたライン残っていたり、ダメになったラインが無造作に捨てられていたり、ペットボトルや吸い殻が、親に情事の現場を押さえられた高校生のようにバツの悪い体で転がっているのを見ると悲しくなります。見られてないなら何してもいい、って話ではないでしょう。自然に近づくと、自然と獣化してしまうのでしょうか、釣り人。ところで自宅近くも非常に民度が低く、路上でヘンテコなもん食べてるひとが結構居るみたい。例えばカップ焼きそばとか。そんなもん家で食べなよ、と思いますが、ソースの袋が路上に捨ててあったり、酷い時はパック納豆についているからしだけ捨ててあったりします。ドン引きですね、そんなの見ると。一応、都内ですよ、しかも世田谷区で。猿かなんかが実は住んでるのでしょうかね。

釣れないとこんな変なことばかり考えちゃいますね。

あと、最近思うことは、釣りに行くという行為と、魚を釣るという行為の違いについて。魚を釣りたいのであれば釣りに行く、ということは真ではあるものの、やりたいのは魚を釣ることであって、釣りにいくことではない、かもしれない、というジレンマ。

そしてバスって釣れないんですよね。特に、アクセスがよいところで、人口が多ければ、必然的に魚も学習しちゃうので。。。

今回、ライトなカバーを打っていたら、雷魚っぽいアタックが一回あったきりです、同行者に。その後、トラブル発生して納竿、と。しかし釣れねーな、淡水。どうしたらいいんだ。。。

そして帰り道は途中まで乗せてもらって、電車で帰宅。

そんなことは全く想定していなかったため、裸でブランクを持って乗車。車中で邪魔者扱いされるし、庶民たちの目が痛いことこの上ない。中目黒から自宅までこの竿をぷらぷらさせて、イーグルスのホテルカリフォルニアを口ずさみながら帰る道中も、いつ職質されてもおかしくなかったな、と今では思えます。

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