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釣行記-12【GT-2おすし編】

もくじというか釣行記
https://note.mu/tonuma/n/n9c3618aa34ec
GT編
GT-0準備編
GT-1実釣編DAY1

そして二日目。実質三日目?

ところで、これを書いているのは令和になった5/1です。親孝行のために帰省しないといけなくなって、本当は嫌なんですが、照れ隠しでもなんでもなくて真剣に嫌なんですが、帰省しないといけなくって、楽しい旅行ならバスとか山手線とか駆使していくのですが、本当に嫌で嫌で仕方なくて、しゃーないので、少しでもストレスを減らすべく人混みを避ける目的でタクシーに乗ったら、皇居付近で大渋滞。

なんでよ?と思ったら警察が検問してるんですよ、検問ですよ、検問。しかも、タクシーの運ちゃんに免許提示求めてきて、「もしかしたら検便もあるの?」ってくらいしつこく、ついでに後部トランク開けさせて、あげく私の荷物まで開けようとして確実に時間を削ってきます。シュウマイ買えないんじゃないかこのペースだと、と思いつつ、なんとか間に合いまして、今わかったのですが、車内販売がありません。マジでくっそはらたつ。シュウマイ買えねーじゃん。検問マジはらたつ。

平成天皇および今生天皇を襲う不敬の輩なんているんかいな。もうそんな時代じゃねーだろ。中核派が杉並区かどっかの議員になっていたけれど、20年も前に政治の季節を生きていた、というか政治がアツかったのって20年どころじゃなくて60年近く前の話でしょ?浅間山荘事件っていつだい?そんな亡霊に取り付かれて生きているようなアホにテロルしかける勇気もないだろう。仮にあったとしてもバレバレなかっこ悪いやつなんじゃないの?現代でカッコよくテロルしかけるのなら、そうね、みずほ証券のATMから金がじゃんじゃん出てくるようなそういうマルウェアの大量配布でしょう、間違いなく。陛下殺すとかカッコ悪いというか、なんの哲学も感じられない、そういう意図のためにニトロとか火炎瓶持ってタクシー乗ってるのって最悪じゃん?みずほ証券から発注すると株でもFXでも絶対儲かるようなウイルスばらまくほうが絶対にイカしてる。

歩兵のポリスも、「もしものため」、ってのはわかるんだけど、すんげー腹へったし、崎陽軒のシュウマイ弁当食べようと思っていたこの気持ちをどうしてくれるんだ、警視庁よ。「何も起きなくてよかったですね、10連休だからって帰省しようとして検問に引っかかって弁当食えなかったアホとかは大量発生してるんでしょうけどね。わっはっは!!」とか言ってたら本当に腹がたつ。

身近な人の数名、腹が減ると、もう食べ物のことしか考えられなくなるみたいで、その様を見てて、なんと浅ましいというかさもしいというか、そうはなりたくないと思っていましたが、本当に腹がへった。空腹にも自由がある。腹が減る自由があるように、空腹を満たす自由もあるわけだ。だけど、そのどちらも誰かにスポイルされると腹がたつ。自ら選んで腹を空かすのは平気だけれども、検問とかで空腹を刺激されるのには本当に腹がたつ。これはもはや腹が立っているのか、腹が減っているのかわからないけれど、腹がたつ。

と、ここまで記して、1,000円分くらいピーナツ食べたらやる気がなくなりまして、ようやくやる気が戻ってきたと思ったら既に5/3に。この道中は弁当も確実に調達。

長くなりましたが、Reo二日目いきます。

前日、戦略的無防備といいますか、あえて日焼け対策を全く施さなかったところ、筋肉痛と日焼け痛のサンドイッチ構造に苦しめられてしまい、出だしから大苦戦。ハンバーガーならパティ。

そして相変わらず釣れません。まぁ、釣れるとも思ってなかったわけですが。。。ていうか、この思ってないのがよくないのかもしれません。松岡修造さんのように「釣れる、釣れる、絶対に釣れる」と思っていないといけないかと。

前日の反省として活きていることといえば、折角買ったプラグ、ヘッドディップを持ってきたこと、リーダーを結び直したこと、日焼け対策をしたこと、グローブ対策をしたこと、この四つ。

これ、転売屋さんが喜ぶやつです。なんとなく買って、全く使ってなかったのですが、昨年から始めた大型ルアーでのつりではグローブ必須なため、これを使っておりました。が、めでたく前日に穴が空きまして、ドンキで絆創膏とテーピングを買って補修。お母さん指が白いのはそのせい。

グローブが怪我するってなんかすげープロっぽい。

失敗したことは、スナップとスプリットリングのケースを忘れてきて、慈具宮さんに貸与してもらえたこと。

昨日同様のサイクルで回していきます。

たまに釣れる。ただ、この方ばかりなので、このころから「やつ」呼ばわり。ヒットしても船長からして「お、やつですか?」と軽く見ている始末。。「今から渋谷にこれる?」言われてマッハで行ったらディスられまくった人みたいで、なんかかわいそう。

キャスティングの合間のジギングはみなさん好調。とりわけ慈具宮さん、今日も絶好調。

ブルーフィン・トレバリーことカスミアジ。東京湾以外での初トレバリー、らしいです。日立にあるみはらしの丘のネモフィラよりもずっと鮮やかで目を離すことが出来なくなるブルー。ブルー+イエローはスウェーデンぽい。

ネモフィラの丘。

そして、のちに始まるちゅーばーと聖霊との儀式までは慈具宮さんのひとり舞台。まずはバラクーダっぽい何かをキャスティングでヒットさせます。身も心もGTのことしか考えてなかったこの半年、でも思いのほか力のないファイトに拍子抜けしてしまった模様。残念ながらフックアウトしてしまい、キャッチには至らず。親と上司と釣れた魚の大きさは選べないので仕方ありませんが、魚のみなさんにおかれましては、フッキングまでは自力でなんとかして欲しいものです、釣り上げたら外してあげるからさ。次ヒットさせたら絶対に獲る!とブーストされておりました。

と残念がる気持ちを抱えたまま慈具宮さんはキャスト再開。今日も風に乗りルアーは彼方まで飛んでいきます。数度のジャーク後、水しぶきが上がり再びヒット!今回用に投入したGTロッド、これをU字型にカーブさせる力強いファーストランがかまされます。

それにしてもGTの加速力たるや恐ろしい。自動車の加速力の指標として、車重を出力で除した商であるところのパワーウェイトレシオというものがあります。

こんな感じ。488「GT」Bだし

GTはランボルギーニ並みに加速するダンプ、といった形容がいいのかも。3秒かからず100km/hに到達するダンプみたく、異次元のトルクと馬力を持っており、東京湾の愛すべきこざかなたちとは別種。

そしてスーパーコンピューター「京」を(下ネタでは)遥かに凌駕する頭脳を搭載した慈具宮さん、先ほどのフックアウトの反省を活かし、渾身の力を持って追撃のフッキングを炸裂させます。が、が、しかし、この追い合わせがよくなかったようで、再びのフックアウト。。。なんと無念な。。

トップウォーターの釣りの難しさとして、どうやって魚のスイッチを入れるか、があります。ブラックバスの場合は時間を使えるけれど、こうしたオフショアでの釣りの場合、フネを流す時間内にスイッチを入れねばならないのでバスに比べ制約条件が一つ増える。そしてその制約条件、「待つ」という選択肢がこちら側にとって最も有利なカードであり、それが無い以上、極論すれば何よりも釣れない釣り、となると思うのです。なので、遭遇したチャンスは千載どころではない。

魚は釣られると、全力でファイトします。しないヤツもいますけれどw
だからぼくは、全力を尽くして臨み、挑み、勝つのが生き物への礼儀であると思っています。スカした感じでテキトーにやってる人を見ても何も感じない。その点、慈具宮さんはいつも持てる力、時間、頭脳、体力、資金、全てを注ぎ込んで全力で臨む礼儀正しい方。全力でやるから成果が出れば嬉しいし、失敗すれば悔しい。失敗すれば拗ねたり辞めたくなったりもします、おっさんだけどニンゲンなので。でもそうした易い感情の流れに逆らって、力を振り絞って前に進んで行くことでしか、成果を出すことは出来ないのですよね。フックアウトしちゃったけれど、別に失敗でもなんでもなくて、勝ちへの途中にいるだけ。次か、その次か、いつかはわかりませんが慈具宮さんはきっと釣っちゃうのでしょう、GTを。

蛇足ですが、毎度言われるのが「そんな高い金払って釣れなくて、なんでいくの?」という質問。「経験」を買いに行ってるのです。できれば労せずして偉大な成果をあげたいけれど、そういうのは一握りの天才たちに任せておいて、凡人としては成果に繋がる経験は買うことでしか成立しないと思います。最近、自動車ディーラーのヤナセがラジオCMで「私たちは車を作らない。車のある豊かな生活を作る」みたいなコピーでやってるんですが、「ヤナセってそもそもメーカーじゃないよね」ってツッコミはともかくとして、今よりもドラマチックで心踊る人生の為には何事も経験と思っております。ぼくが高価な洋服とか時計を買うのは、ものを買ってるんじゃなくて経験を買っていることをご理解いただきたいです。

つかれてきたので弁当食べます。それっぽいの買ってみましたがフツーです。

そして日が傾きかけるころ、チューバーがチャネリングを開始。必殺のスピリチュアルモード開眼です。

来る途中も
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「今日はトップのプラグがいい気がする(←みんなそれしかやらねーだろ)」
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とか
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「結局、釣れたルアーがいいわけであって、それにはいろいろ試さないといけない(←そりゃそうだろ)」
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だの、レトリックか何かしりませんけれど、キャバ嬢に日本食と和食の違いを延々語る酔っ払いかのように、なんていうか、一言で言うと、意味不明なこと言ってました。支離滅裂というか。だがしかし、彼はここに本気を出し、沖縄の海、空、風、全てと繋がり全てを味方につけGTを狩ろうとします。

海を

空を

そして風を!!

と、この後、連発w

もう「マジかよ?」としか言いようがございません。GTを一回、これは惜しくもフックアウトでした。もう一回は、ネットの調子が悪くてランディングはできませんでしたが、大きめのカスミアジをあと一歩まで追い詰めます。

チャネリングすごい!バラハタもでかいし。

聞けば丁度、下げの潮止まりとまずめがクロスオーバーしたようで、活性が一気にあがった、とのこと。GTどきどき初体験の私はそのころには疲れ果てておりました。GTタックルは二本だしだったのですが、この頃になると重い方を持つと、どんよりとした痛みにすら似た倦怠感および疲労感を感じておりました。もうだめだ。

こうして、REO二日目はだいぶGTに近づいて終了。

そしていよいよ夕飯です。

さしみとすし

アオチビキとスジアラ。それぞれの身質はタイをもっときめ細やかにした感じです。これを美味しく食べるには、非常に高い調理技術が必要とされると思います。つまり、生食はなかなか残念な感じ。。田舎斬りっていうか分厚すぎるんですよね。。。こういうのは薄く、薄く、コンドームみたく向こう側が透けるくらいにやんないとあかんと思うのよ。

加熱調理はかんたんだものね。次、あるとしたら、持ち込みでちゃんとやってくれるところを探さねば。

そして例のごとく、アイス食べてドンキによって就寝、という三日目終了。みなさん明日こそはGT釣ってくださいね。

つづく。


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