相談って答えを求めている訳ではないんだよ
私は良く聴き上手って言われます。よく相談されます。それがなぜか、私は分かっています。
それは、まずその人の意見に同調することを心がけているからです。
相談って必ずしもその内容に対する答えや解決策を求められている訳ではないと思います。
相談するという過程で、自分の状況やその時感じた気持ちを言語化することで、その人の思考の整理や状況の把握をしようとしている、という場合があります。
だから私は、とりあえずその人の立場に共感し、その人が把握できるまでは全肯定マシーンになります。それでも解決しない場合はこうしたら?と答えを提示します。
多くの場合は、私が答えを出さなくとも自分で解決策を見つけて勝手にすっきりしてくれます。しかし、相手は私に話したから解決した→私が解決してくれたと認識するので、私は相談相手として最高と思ってくれるんですよね。Win-Win。
答えを求めていない相談の場合(基本相談ってこのパターンだと思う)、相談される=答えを出すべきと考えている人間は、思考のノイズとなるので相談相手として適していません。「僕私はこうする~~」という相談してくる人と違う考え方を提示することになるんで当たり前ですね。
しっかしこの人間が多いんだなあ。
私は、とりあえず今の状況を誰かに話して整理したい!と思って相談という行為をします。なので途中でこうしたらええやんとバッサリ切られたり、お前の相談は解決に向かおうとしていないと取り合ってくれなかったりする(うちの母親です、泣いた)と、そうじゃねえー!!となります。
自分が気にしているところだから尚更感じやすいのかもしれませんが。
言いたいのは、相談って答えを求めている訳ではないということです。タイトル通り。
相談にのってほしいと言われたから、解決策を提示してあげたのに、そうじゃないと相手が不機嫌になってしまった、そういう経験ありませんか?
その場合、その人の相談は自分が納得するために現状を言語化するタイムという認識な可能性が高いです。
とりあえず聞いてあげる。そこからアドバイスするか否かは考える。このスタンスを皆がとれたらハッピーハッピーだと私は思います