デュエルマスターズ(2ブロック)のカードプール~殿堂解除の影響~(第4話)
こんにちは。デュエルマスターズ(2ブロック)DMP保護者のトントン親父です。(最後に過去記事まとめあり)
今回は、2ブロックにおける殿堂発表の影響について、アドバンスやオリジナルと比較する形で扱いたいと思います。
殿堂発表はデュエルマスターズで避けて通れません。殿堂発表には殿堂入りと殿堂解除の2つがありますが、2ブロックにおいて殿堂解除が施行されたことはありません。カードプールを考えると今後も殿堂解除が施行されることもないでしょう。以下、殿堂入りのみ考えてみます。
殿堂入りの影響(枚数)
双極篇第1弾(DMRP-05)が発売されたのは2018年3月31日です。この日から新章DM+双極篇を皮切りに2ブロックの歴史が始まります。以降、4年半の間に11回の殿堂入り発表がありました。この11回に注目して2ブロックへの影響を確認していきます。以下、分数表記は「2ブロック殿堂入り枚数/総殿堂入り枚数(プレミアム殿堂・プレミアム殿堂コンビを含む)」です。
2018年7月14日 1/4
・殿堂入り《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》2019年3月1日 1/7
・殿堂入り《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》2019年7月1日 3/5
・殿堂入り《セイレーン・コンチェルト》、《“轟轟轟”ブランド》、《ガヨウ神》2019年12月20日 0/1
2020年1月1日 2/8
・殿堂入り《BAKUOOON・ミッツァイル》、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》2020年1月19日 0/1
2020年7月1日 3/6
・プレミアム殿堂入り《ヨミジ 丁-二式》、《マリゴルドIII》
・殿堂入り《MEGATOON・ドッカンデイヤー》2020年12月18日 2/7
・殿堂入り《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》、《生命と大地と轟破の決断》2021年7月1日 1/6
・殿堂入り《不敵怪人アンダケイン》2022年1月1日 0/2
2022年8月15日 2/7
・プレミアム殿堂コンビ《禁断英雄 モモキングダムX》と《未来王龍 モモキングJO》
2ブロックに影響のある、いくつかの数字を集計してみます。最初は試行回数を見てみましょう。
・殿堂入り 8回
・プレミアム殿堂入り 1回
・プレミアム殿堂コンビ 1回
殿堂入り発表は全11回ですので、殿堂入りは7割程度、プレミアム殿堂やプレミアム殿堂コンビは稀だと確認できます。
次に枚数を見てみましょう。
・殿堂入り 11/54枚(20%程度)
・プレミアム殿堂入り 2/54(4%程度)
・プレミアム殿堂コンビ 2/54(4%程度)
各種殿堂入りの枚数を考えると、殿堂入りによって使えなくなるカードはさほど多いわけではありません。オリジナルやアドバンスほど心配する必要が無いことが分かります。
殿堂入りの影響(個別カード)
最後に、個別具体的なカードについて見てみましょう。2ブロックへの影響度は★★★=大、★★=中、★=小で表現してみました。
《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》★★★
2018年7月14日に殿堂入りしました。この時期は無色ジョーカーズがビートダウンしながら手札が減らないという状況でした。2ブロックへの影響も大きかったと思います。
《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》★★★
2019年3月1日に殿堂入りしました。この時期は赤白轟轟轟が安定3ターンキルをする環境であり、呪文のシールドトリガーが封じられるというデュエルマスターズの本来の姿を帳消しにするカードでした。2ブロックへの影響度も大きかったと記憶しています。
《セイレーン・コンチェルト》?
2019年7月1日に殿堂入りしました。この時期は青単スコーラーが対話拒否のソリティアデッキであったことが要因だったと思います。自分はあまり触れていなかったので影響度が分からないです。ゴメンナサイ。(多分大きい)
《“轟轟轟”ブランド》★★★
同じく2019年7月1日に殿堂入りしました。手札を消費する赤単轟轟轟や赤白轟轟轟のフィニッシャーであり、手札補充と除去を兼ね備え、召喚なのでメタカードをすり抜け、上振れで複数展開という理不尽さ。2ブロックへの影響も大きかったです。
《ガヨウ神》★★★
さらに同じく2019年7月1日に殿堂入りしました。安定したドロー能力やジョラゴン・ループのパーツだったこともあり殿堂入りとなりました。2ブロックへの影響も大きかったです。
《BAKUOOON・ミッツァイル》、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》★★★
2020年1月1日に殿堂入りしました。当時は「DMと書いてディール・ミッツァイルと読む」と揶揄されるほどの環境でした。デッキコンセプトが殿堂入りでしたので影響は甚大でした。
・プレミアム殿堂入り《ヨミジ 丁-二式》、《マリゴルドIII》★★★
・殿堂入り《MEGATOON・ドッカンデイヤー》★★★
2020年7月1日に《ヨミジ 丁-二式》、《マリゴルドIII》がプレミアム殿堂入り、《BAKUOOON・ミッツァイル》が殿堂入りしました。《ヨミジ 丁-二式》、《マリゴルドIII》は2枚ともGRクリーチャーです。デッキの性質上12枚のGRカードは全て場に出てしまいますので、殿堂入りでは規制にならないと判断されたのでしょう。
ドッカンデイヤーデッキは相手ターンにループが成立するデッキです。MTGのようにカウンターのないTCGですから、このデッキコンセプトはデュエルマスターズには馴染まなかったのだと思います。デッキコンセプトが殿堂入りでしたので影響は甚大でした。
《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》、《生命と大地と轟破の決断》★
2020年12月18日に殿堂入りしました。両方とも様残なループデッキに使われたパーツですが、十王篇第4弾(DMRP-16)発売日の発表でしたので、超天篇+十王篇の2ブロック最後の基本拡張パック発売日での殿堂入りです。王来篇第1弾(DMRP-17)発売日の2021年4月17日までの約4か月間が殿堂入り期間です。殿堂入りにより動かなくなるデッキもあったと思いますが、影響を受けた期間は短かったです。
《不敵怪人アンダケイン》★
2021年7月1日に殿堂入りしました。当時のアドバンス(旧殿堂フォーマット)の環境に大きな影響を与えていたのがオカルトアンダケインというデッキでした。この関係で殿堂入りしたカードです。
オカルトアンダケインのもう一枚のキーカードである《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》が2ブロックで登場したのは2021年7月17日発売の英雄戦略パーフェクト20(DMEX-16)です。2ブロックでの影響は皆無と言ってよいでしょう。
《禁断英雄 モモキングダムX》と《未来王龍 モモキングJO》のプレミアム殿堂コンビ★★★
2022年8月15日にプレミアム殿堂コンビ入りしました。アドバンスやオリジナルほどの速度は無いものの、最速4ターンで理不尽に制圧する能力を持っていました。デッキコンセプトが殿堂入りでしたので影響は甚大でした。
以上、殿堂入りカードの個別コメントでした。アドバンスやオリジナルにおける影響に近しいものもあれば随分と違うものもあります。
まとめ
殿堂入りの枚数や割合、個別カードの評価を踏まえると、殿堂発表はアドバンスやオリジナルが基準となっているようです。2ブロックを基準に殿堂入りが検討されている形跡は推定することができません。結果、2ブロックは殿堂入りの心配が少なく、安心して取り組めるフォーマットと言えるでしょう。2ブロックに取り組む一助になれば幸いです。
よろしければ、スキ、コメント、フォローをお願いします。