デュエルマスターズにおける2ブロックとは?(主に定義)+公式へのお願い(第2話)※訂正あり
こんにちは。デュエルマスターズ(2ブロック)DMP保護者のトントン親父です。
今回は、このnoteのテーマである2ブロックの定義について、アドバンス(旧:殿堂フォーマット)やオリジナルと比較する形で確認していきます。
2ブロックのカードプール
何はともあれ、2ブロックの定義から始めてみましょう。デュエルマスターズ公式サイトの総合ルールに「デュエル・マスターズ 競技イベント運営ルール(PDF形式)」が公開されています。この文書で2ブロックが定義されています。
6.4 ブロック構築フォーマット・デッキ構築
ブロック構築のデッキは、数個のエキスパンションからのカードだけで構成される。原則として、カードの右下にあるブロック・シンボルを参照する。そうして指定されたシンボルを持つカード、またはそ
れと同名のカードのみ使用できる。
2 ブロック構築のデッキは、原則としてその年と 1 年前のブロック・シンボルの付いたカード、またはそれと同名のカードのみ使用できる。
この原則に従うと、現時点(9月6日)における2ブロック構築で使えるカードは「王来」と「王来MAX」のシンボルを持つカード(あるいは同名カード)のみとなります。ちなみに、2ブロックの変遷は以下の通りです。2ブロックとしては4シーズン目ということになります。
新章DM+双極篇
双極篇+超天篇
超天篇+十王篇
十王篇+王来篇 ← 2022年9月6日現在
なお、同名カードであればシンボルマークは問われません。同名カードであればお気に入りのイラストのカードでプレイすることも可能です。
この「同名カードであればシンボルマークは問われない」は、視認性の観点から過去のカードを選択できるというメリットがあります。フェアリー・ライフや勇愛の天秤のような再録が多いカードであれば、イラストで選びたい放題となります。
2ブロック使用可能カードの注意点:販売時期による誤解
2ブロックはブロックマークによって使用可能か否かを判断しますが、これは「その年と 1 年前に販売されたカード」と同一ではありません。以下、最近販売された商品で確認します。2ブロックは★のみです。
2022.7.23 DMEX-19 マスター・ファイナル・メモリアル・パック
2022.6.25 ★DMRP-22 王来MAX最終弾 切札!マスターCRYMAX!!
2022.5.21 DMBD-20 開発部セレクションデッキ 「水闇魔導具」
2022.5.21 DMBD-19 開発部セレクションデッキ 「火水覇道」
2022.4.23 ★DMRP-21 王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!!
~~~ 中略 ~~~
2021.8.7 DMBD-17 20th クロニクルデッキ 熱血!! アウトレイジ・ビクトリー
2021.8.7 DMBD-16 20th クロニクルデッキ 決闘!! ボルシャック・デュエル
2021.7.3 DMSP-04 デュエマ・ストロング・ドリーム ジョーカーズGR
2021.5.22 ★DMEX-15 20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST
2021.4.17 ★DMRP-17 王来篇拡張パック第1弾 王星伝説超動
2021.4.3 ★DMSD-18 キングマスタースタートデッキ ジェンドルのディスペクター
2021.4.3 ★DMSD-17 キングマスタースタートデッキ ジョーのスター進化
2021.3.20 ★DMSP-02 超獣王来烈伝
基本拡張パックやスタートデッキは2ブロックに該当するブロック・シンボルがあります。ここは分かりやすい部分です。
クロニクルデッキや開発部セレクションにはブロック・シンボルはありません。ここも分かりやすい部分です。
少し厄介なのは特別拡張パック(EX)や特別編集セット(SP)です。ブロックマークがあったりなかったりします。2ブロックに慣れていないプレイヤーが誤解しやすい部分でもあります。(この特別拡張パック(EX)や特別編集セット(SP)については別のnoteで扱う予定です)
参考として、自分が参加した2ブロックCSで実際にあった出来事を紹介します。とあるプレイヤーが2ブロックで使えないカードを用いて2ブロックCSに参加してしまいました。試合中にこの事実が発覚し、当該プレイヤーは進行中の試合が負けとなり、本人の判断でドロップしたそうです。ちなみに、そのとき誤って使ってしまったカードは直近で発売された特別拡張パック(EX)に収録されていた「異端流し オニカマス」でした。
2ブロック使用可能カードの注意点:参加賞等、食玩、プロモ、付録、購入特典、など
実は、2ブロックのカードプール把握で最も厄介なのはこの部分、特にプロモ、付録、購入特典です。
参加賞等とはデュエマフェスパックに収録されているカードや、交換景品の事です。食玩とはカードグミなどに付属しているカードの事です。これらは現在進行形の基本拡張パックに収録されているカードをイラスト違いで再録しています。2ブロックのカードプール把握上、問題になることはほとんどありません。
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訂正:自分が気が付いていなかっただけで、かなりの数のプロモーションカードがありました。詳細記事を後日に記載いたします。
しかし、プロモ、付録、購入特典等は厄介です。最近の例を以下に例示します。
超天篇のカード「バングリッドX7」が王来篇のシールド戦の景品となったが、十王篇のブロック・シンボルが付与されていた
2021年2月15日×売の月間コロコロ限定付録「弩闘×十王超ファイナルウォーズ」は十王篇のブロック・シンボルが付与されていた。その後、2ブロックのカードとして収録されてはいない。(王来MAXのパックにトレジャー枠として再録された)
王来篇フルコンプリートBOOK MAXの付録カード「禁断のモモキングダム」は王来篇のブロック・シンボルが付与されていた。発売当初の評価は低かったが、JO退化が注目されると突然評価が上がった。(9月6日現在、JO退化はコンビ殿堂によりデッキは消滅)
DMRP-18 王来篇拡張パック第2弾 禁時王の凶来の1BOXサンキューパックに王来篇のブロック・シンボルが付与された「ゴーゴー・ジゴッチ」が封入されたが、王来篇では唯一の「ゴーゴー・ジゴッチ」であった。(2ブロックでは初収録)
カードゲーマーvol.60に王来篇のブロック・シンボルが付与された「ブレイン・ストーム」が付録されたが、王来篇では唯一の「ブレイン・ストーム」であった(直近のブロック・シンボル付きの「ブレインストーム」は双極篇に収録されていた)
これらの例を踏まえると、2ブロックの新規参入障壁の1つがこの「プロモ、付録、購入特典など」にあると感じています。ということでお願い。
【公式へのお願い】
プロモ、付録、購入特典などのカードは現行2ブロックで入手が容易な基本拡張パック(RP)や特別拡張パック(EX)に収録されているものと同名カードにして下さい。
カードプール比較
9月6日現在、カードプールの枚数比較は以下の通りです。調査方法は公式サイトのカード検索によります。(同名カードを表示するのチェックを外しています)
アドバンス:9279枚
オリジナル:8955枚
現行2ブロック:811枚
アドバンスやオリジナルと比べて10%も無いぐらいのカードプールとなります。このカードプールの小ささが2ブロックの特徴であり、魅力でもあります。使えるカードが少ない中でどうやって強いデッキを構築するか、いかに上手くプレイするか、が問われるフォーマットでもあります。カードプールが見えているからこその駆け引きもあります。
カードプールが小さい(≒制限が多い)フォーマットだからと言って決して劣っているということではありません。格闘技との比較で考えてみると次のようになると思います。
アドバンス ≒ 総合格闘技
オリジナル ≒ K-1
2ブロック ≒ ボクシング
ボクシングはグローブを着用した拳でパンチのみで、上半身の前面と側面だけ攻撃可能という制約の強い格闘技です。だからと言って総合格闘技と比べて劣っているということではないでしょう。私見ではありますが、デュエルマスターズにおける2ブロックも同様だと感じています。
まとめ
いかがだったでしょうか。2ブロックの定義やカードプールの注意点、カードプールの比較による2ブロックの特徴をまとめてみました。2ブロックのカードプール把握の一助になれば幸いです。いろいろと気が付かない点もあると思いますので、コメント頂けたら助かります。
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