若い日のあーしらは、なんとも無謀でしかし無敵だったのかもしれない。
この前ネタ合わせをするために難波を歩いていたら、偶然地元の友達とすれ違った。
中学からの同級生で、名前はごっちゃん。
今はホストをしている。
地元は神戸、ここは難波、なんでこんなところで会うん????
というのはさておき、せっかくやから呑もうぜとなった。
ホストのごっちゃんと、芸人のとんず。
あーしらは高校も同じで仲良しやった。
学校の帰り道にエロ本が落ちてて(田舎あるある)、でもなぜか1ページ1ページちぎってありヘンゼルとグレーテル状態になっていて、それをみんなで探して必死に1冊の本に戻そうとしたあの日とか、
ほこたてという番組のパロディのえっちな動画を観ながら帰ったこととか、
ツーブロック禁止されてたけどどうしてもしたくて、下の毛をツーブロックにしたこととか、…
性欲と好奇心に翻弄された中学時代だったと思う。
うってかわって高校時代。
仲良いメンツで六甲山にツーリングしたときに、ごっちゃんと2ケツやったあーしが寒すぎてごっちゃんのフードでダラダラの鼻水拭いてたことは今更初めて報告した。
夜中にあーしのツーブロックを整えてくれることになり、なぜか外に出て道端で暗闇でバリカン入れて失敗したり、
ごっちゃんちで寝てる時に、なんか痛いと思ったら鼻にわさびのチューブ刺されてたり、別の日は顔にエイトフォーのスプレーをぶっかけられて起こされたり、
自由と開放で溢れた生活を送ってきたと思う。
そんな意味もなく、でも居心地のいい学生時代を送ってきたあーしらにしてはお互い刺激的な世界に飛び込んだなぁ、なんて朝まで話したり、スマブラしたりした。
その反動で、中学の時の担任の先生に連絡したくなった。
中学3年間ずっと同じ担任で、音楽のせんせーやった。
中学生の時から芸人になりたくて、高校行かずに芸人になりたいって言った時に、
「とんちゃんなら大丈夫やと思う!がんばれ!」
って言ってくれたせんせー。
高校見学行った時にめっちゃタイプな人がおって、やっぱ高校入るわ!ってなったときも勉強のサポートしてくれた。
否定せずに応援してくれる、優しくて理解のある人に中学んときから出会えてたから、今までやりたいことを怖じけずできたし、
何より寄り道はしたけど、いま芸人のスタートラインに立つ準備できてるのが嬉しい。
せんせーが言ってくれた言葉はいまだに消えんし、これからも忘れへん。
ほんまに、音楽室で鬼ごっこして楽器ぶっ壊したんだけはほんまにごめんな。
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