弱くたって、いいじゃない。
どうもです。
最近、改めてちょっと琴線に触れたことがあったので、
どこかで同じようなことを以前書いたかもしれないけど、
思っていることをつらつらと。
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“こころの弱さ”ってだれしもが抱えうるもの。
みえてないようで、実はもっていたりなんてこともあるだろうし、
普段から自分ですでに気づいている人もいると思う。
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むかしは生きるのが下手くそだなって思うくらい、
生きづらいと思っていた時期がありました。
経歴だけ見たら無難な道を歩んできたようにみえるかもしれないけど、
まわりが思うよりもずっと、社会にうまく適合できないなって思ってた。
自分がどう感じるか、それ次第でいかようにもできるんだけど、
やっぱり視野がせまかったり、もう自分はだめだ、
みたいに思っちゃうこともあったり。
でも、どこか、負けず嫌いで完璧主義なところもあったから、
やれるだけやってみようじゃないか、とか、なんでできないんだ、努力が足りないんだからもっと頑張ってみようとか、
結構自分でエンジンをかけられるタイプであったとも思う。
(一方でだいぶネガティブだったけど)
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でもでも、やっぱり、息を抜くのが下手くそだった。
「休むこと」
「甘えること」
「弱さを見せること」
なんか、どれもやっちゃだめだとか、
自分に枷をつけてしまいがちで、
結構その傾向があった。
そんな風に全部を抱えていたら、
いつかパンクするし、
実際に一度パンクした。
全部がとまった。
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「そのときそのときを一生懸命に」っていうけど、
もちろん、それは大事だと思う。
でも、自分やまわりが見えないくらいになってしまったら、
それはちょっと危険だなとも思う。
「こうなりたいから今もっとがんばんなきゃ」
っていうのも大事だけど、
それは、瞬間風速的に生きる、命を削るように生きるのではなく、
ときには立ち止まったり、ゆっくりゆっくり歩んだり、
ペースは人それぞれで。
エネルギーの歪みっていうのはどこかで必ずくると思うから。
「がむしゃら」「全身全霊」「一生懸命」「真面目に実直に」
といったことを否定はしないけど、
それは必ずしも正義とは限らないんじゃないかなとも思ったり。
少なくとも小さい時は、わりとそんな生き方だった気もするけど、
多分、あのままガチガチに生きていたら、
もっとどこかのタイミングで盛大に転んでいたと思う。
それこそ再起不可能なレベルで。
だからある意味、早めに転べてよかったのかなーとか。
大事なことにも気づけたのかなとか思うし。
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どこかに必ず逃げ場がある。
頑張らなくたっていいときもある。
完璧な人なんていないんだから。
人間、完璧なんて決してない。
むしろ、完璧ってちょっとこわい。
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新卒で入社した会社の面接で、
「あなたは自分が完璧主義だと思いますか?」
的なことを聞かれたことがあって、
「そうじゃないと思います」って答えた。
「なんでそう思うのですか?」って聞かれて、
「100%っていうのはどんなに頑張ってもありえないから、そこを目指しすぎると疲れてしまうしキリがないから、そこまで目指すことはあるかもしれないけど、自分は完璧ではありえないから」
みたいなことを答えか気がする。
(このときは「なるほどね」って感じで納得してもらえた気がする。笑)
こうは答えていたけど、このときも、
実際にはまだどこかで力み癖はあったと思う。
でも、いまはもう少し、抜けている。
自分ができないことをいろいろと知って認めている気もするし、
それでもいいんじゃないかなって手放したりもしたから。
そうしたら、以前よりもだいぶ生きやすくなった気がする。
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ときには、休んだっていいんだよ。
ときには、弱音はいたっていいんだよ。
ときには、逃げたっていいし、離れたっていい。
不安だってどうしてもかかえちゃうのは仕方がない。
だってそういう個性なんだもん。
いまだったらこう言えるかもしれないけど、
前の私は、そんなことば、耳を傾けたなかったかもしれないな。
そう思うと、だいぶ成長したなーって思う。
ほんと、ほんとうに大事なものって、
そういう立ち止まった時間の中でみえてくるかもしれないし。
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時間をかけて、模索しながら、
自分が心地よいと思うあり方にながれるようにいるけど、
もちろん、今後もまた直面するかもしれない。
でも、孤独にならないっていうのはひとつ大事だなって思っている。
あと、弱さを見せることって、他の人を信頼できないとなかなかできないし、たぶん、以前の私は他人をあんまり信用してなかったんだと思う笑。
だから、人に自分の弱さを見せられる人っていうのは、
ある意味、強いとも思うんだよね。
自己完結して自分で壊れにくくなる気もするから。
(真の安定は、不安定の中でも生きられること、みたいな話と近しい)
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「こころが弱いな」って思う自分。
でも、「そんな自分もいていいんだよ」って声をかけてくれる人がいたり、自分自身もそう思えるようになったりすると、
自分がもっと愛おしく見えるかもしれないし、
まわりの人にももっと優しくなれるかもしれない。
まだまだ自分のことで精一杯かもしれないけど、
ちょっとでもまわりからもらったものを還元できたらいいな。
自分という人生に生まれ落ちたからには、
他の人には決してなれないし、唯一無二の存在。
自分自身が一番の味方になって、
ときには甘えたっていいんだ。
自分一人でたてない時は、よりどころをもったっていい。
それを責める人はいない。
人は一人では生きられないから、
だれかに頼りながらでもいいから、生きていけるといいよね。
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