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SHINeeが起こしてきた奇跡


ヒトは、あらゆる感情を同時進行で持っている
紙一重、表と裏なんて表現されることが多いけれど
自覚しているかしていないかの差で
そのひと個人の容器の大きさや数は変わるだろう

周囲の人間が、笑顔がはじけていると思って見ていても、その笑顔の奥には
歯を食いしばった泣き顔があるかも知れない
想像できない程の憤怒の表情があるかも知れない
自分を責め傷つけ続けている顔があるかもしれない

その同時進行で持っているほぼ真逆の感情
それは封がされているものかも知れないし
本人も気付いていないものかも知れない

何故こんなことを思うのかと言えば
私自身が今まさにその状況に身をおいているからだ
自分がこんな事を考える人間だったのか
こんな酷いことができる人間だったのか

そんなことを考えてはいけない
そんな風に思ってはいけない
そう思って封をしてきていた自覚もない

そうなるきっかけはあれど
ある日突然コントロールが出来なくなる
抱きしめていたかと思えばひっぱたく
本当にそんな状況が起きそうな感情に振り回される時がある
相手にしてみれば訳が分からないどころか恐怖でしかないだろうと思う

封をすることで社会性を保っているのかも知れない

でもそれは無くなった訳ではない
愛していると思っているのに
ある日突然愛し方が判らなくなる
言っていることが判ると思っていたのに
ある日突然全く解らなくなる

その瞬間それは相手に対しての怒りになるか
自分への怒りになるか
相手への怒りだと認識して居ても
その根を辿れば、解らない自分への怒りがあるかも知れない

私は今、それらの感情を「在る」と認めるという作業をしている
それがどんな負の感情であれ、自分の中に「在る」
自分が認めない以上、他の誰も対処の仕様がない

この認める作業
受け入れる作業
これが簡単に出来るものでは無い

その感情が「負」であるかどうか
そこの判断から遡りだすと長くなるので割愛するが
きっとその判断基準の一因である一般常識という枠組みも、今後変わっていくだろうとは思うながら

思い込みや“ねばならない”を手放し
「在る」を認めるのは苦痛を伴う

自覚していなかった感情は、時に真逆で
そう考える自分を受け入れるには
明るいことばかりでは無いからだ

前置きが長くなったが
プレミア公開の配信予定が変わり
昨日今日で4人でステージに立つこととなったSHINeeを観た

これを書きだしたのは
テミンさんの姿がきっかけだった

韓国では挨拶替わりのMBTI
私はテミンさんと同じタイプの -A 
だからどうって事はないけれど、テミンさんの活動をリアルタイムで見るようになってから、-Aと-Tの差を感じることが何度かあった

SHINee WORLD The Best 2018~FROM NOW ON~
ジョンくんのパートを歌った時のテミンさんの表情を見た時
「あぁ…ここまで表に出てきてる…」そう思った
元々、笑顔以外の表情を表に出すことが少ない印象を持っていた私にとって、そのテミンさんの表情は「今この人はどうやってここに立っているんだろう」と思う姿だった
他のメンバーも当然そうなのだけれど、初めの1曲目でそう感じた

その姿を見てまず思ったのは
よく今日まで活動してくれて、私が出会うことができる機会を与えてくれた
今も活動を続けていてくれて
その場に行く事ができる事は
奇跡でしかない。もうその思いしかなかった

正直、今現在の事も全て把握しなければ!と必死で追いかけてはいない
追いかけたくてもできない事の方が多い
昔の事となると尚更わからない

かと言って、私が出会った時が私のタイミングだったと考えているので、その当時を知る方に根掘り葉掘り教えてほしいと考えている訳でもない

今回これまで少しずつ得てきていた昔からの彼らの姿や情報で
「この時だったか~」「うん、確かに見どころww」なんて思いながら見てきていたが、急遽公開予定が変更されたことが個人的には自身のタイミングと合致しすぎていて正直驚いた

【ヒトはあらゆる感情を同時進行で持っている】
【自覚の有無によって、その人個人の容器の大きさや容量は変わるだろう】

彼らが越えてきた、また認めてきた感情は一体どれほどのものだろう
正直、今でも続いているだろうし、終わることはないかも知れない
2018年のSHINee WORLD FROM NOW ON公開後、キーくんが
「この曲を歌うと、みんなと繋がっている感じが特に強くて好きな曲です」
そう言っていた【Diamond Sky】のシーンに
「miss you」と書いていた

キーくんのインスタより(@bumkeyk )

今回円盤としてもみられる内容が公開されたが
映像化されていない会場もある中
彼らがその間どうやって過ごしていたのか
どうやって自分の感情をコントロール出来ていたのか
出来ていないままステージに立っていたのだろうと思わずにいられないし、実際そうだったとも思う
治療が必要な状況ではなかったろうかとも思う

少なくとも、昨日公開された映像を見て
もっと感情を吐き出さないと
SHINee Worldと一緒に今ステージで泣かないと

そのステージに立ちながら
ただ一緒に泣くことが許されたら
その時間がもてたら
そう感じた

もう過ぎたこと

この後、少し時間が過ぎコロナ禍でのオンラインによるBistoro SHINee
メンバーに知らされていなかった映像による日本デビュー10周年の振り返り
正直、知らせない事がサプライズになると考えた浅はかさには驚いた

少なくとも、初めましてのスタッフだけで作られたものではなかっただろうに、これまでの彼らの絆の何を見てきていたんだろうと思った
動揺せずに笑顔でありがとうございます。とでも言ってくれると思ったんだろうか…

テミンさんは挨拶が出来なくなってしまった
当然の反応だと思う

日本デビュー10周年を5人で迎えたかった
迎えられないなんて考えてもいなかったろうと思う

30歳になったら辞める
そう話していた頃もあったという
でも今も活動し続けている
Bistoro SHINeeでも20周年は一緒にイベントしましょうと話していた

あらゆる感情にどうやって折り合いをつけるか
彼らが本当に辛かった当時
その話題に触れてはいけない空気もあったろうと思う
何が正解か個人個人で答えは違う

何かの番組でミノくんがオニュさんに
「僕がいなくなったらどう思う?」と聞いている映像を見たことがある
その時オニュさんは「怒ると思う」と答えた
見た当時はSHINeeのこれまでもまだ知らなかった

ただ、この会話を見た時この人たちは本当に家族なんだろうなと感じた記憶がある
そう感じた理由は幾つかあるが、こういう場が提供されないと面と向かって話さないかもしれないような話題だなと感じたのが大きかったように記憶している

そしてこの時「怒ると思う」と伝えたオニュさんの既に怒っているような表情に、人に対する向き合い方にも惹かれた


いま私が対峙している状況も然り
解決方法は正論が全てではない
あるべきかたち、あるべきスタイル
ファンの求めるスタイル
それが正論として求められる世界なのだろうけれど

そこに立っているからといって、特殊能力の持ち主でもない
私たちと何も変わらないひとりの人間
努力してその場で輝いてくれているひとに過ぎない

辛くなったら休めばいい
しんどくなったら歩けばいい
そう思えない程、不安に晒される仕組みや現状
流動することはあれ、その時その時好きな気持ちは変わらない

結局ファンなんて我儘なんだろうが、その先に居る人たちは自分と変わらない同じヒトだという事、その彼らを消費したくない
そう思う気持ちはやはり変わらないと改めて思った

今15周年を迎えて活動をしているSHINee
2024年2月 東京ドームに来てくれる
私は人生で初めてドームへ行く
東京ドームなんて見たこともなければ、場所も知らなかった

それ位縁のない世界にぐんぐん進むことを
不思議とすら感じさせない魅力をもっているSHINee

わたしにとっては【奇跡】のグループ
今もそれぞれのソロの活動、ライブの準備中だろう
2月に東京ドームでSHINee
3月はテミンさんが日本武道館

ずっと慌ただしくグループの合間に各ソロが立て続けにあり
休めているのだろうかと思わずにいられないけれど
休まないといけなくなったら、いつでも休めるようになればいいと思う

戻ってきた時SHINeeWORLDは変わらずに此処に居て
SHINeeの居る場所まで行く

貴方たちが ”ほんとうに” 笑っている事が嬉しいし
常にそうあってほしい
貴方たちが乗り越えて対峙し続けている感情と手をつないで
今日も幸せな一日だったな

そう思って日々を過ごしていてほしい
今そこにいてくれることが私にとっては奇跡

きっとずっと大丈夫
私たちの幸せをいつも考えてくれている彼ら
まずは貴方たちが個人として幸せでいて欲しい
本当にそれだけは心からそう願う

Forever SHINeeを見た時の貴方たちの顔は忘れない

今日もSHINeeが幸せでいますように
そう願える私は幸せだから

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