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【変わり者のあなたへ】皆と同じから脱却して、ブラックスワンを想定したライフスタイルを設計すべき


2024年は石川県の震災で激動な幕開けとなった。
震災から一週間が経ち、北陸地方は気温が下がり雨や雪の予報が出ており、被災者に無慈悲の追い打ちをかけている。

神頼みだの神社にお参りだの行ったところで何も意味はない。
神様が本当にいるのであればこんな仕打ちはしないだろう。

基本的に世の中に神様なんてものは存在せず、地球の機嫌のさじ加減で人間の文明生活なんてものはゴミくずみたいに無に帰すというわけだ。

石川県の地震は「天災」というブラックスワンが発生したときに、自分の人生にどのような影響を与えるかシミュレーションする良い材料だ。

全く予想外の出来事が発生すると、確率論や経験、常識が通用しないため、社会や市場に極めて大きな衝撃を与えるとする理論。オーストラリアで黒い白鳥(ブラックスワン)が発見され、それまでの「白鳥は白いものしかいない」という常識を打ち破った出来事が由来となっています。(以下略)

ブラックスワンとは - https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST3147/

震災リスクが高い場所に資産を持つと終わる

https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1283015 より抜粋


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240106/k10014311591000.html より抜粋


風光明媚な海沿いや山沿いに家(資産)を持つことは、地震・津波というブラックスワンが発生した際に壊滅的なダメージを受けることがわかる。
地震・津波が起きた際に自宅がダメージを受けることは当然理解しているはずだが住民はここに定住していた。

定住しなければいけない理由はいくつか推察される。

  • 地元民だったので別の土地で暮らしたくない、暮らせない
    情緒的理由(天災リスクがあることを理解した上で住んでいる、もしくは自分だけは大丈夫だという能天気理論者)

  • 自宅のローンが残っていたため、別の土地に移動できない
    経済的理由(天災リスクが顕在化している土地にわざわざ自宅を購入するという時点で資産運用上の投資判断ミス)

  • いまさら他のプランを考えるのめんどくさい
    「思考停止」状態の人々。この人たちは外野が何言っても無駄なので救いようがない。


日本人特有の考えなのか、生物である人間の習性なのかわからないが天災リスクがある地元(≒慣れ親しんだ土地、自分の縄張り)に執着することがリスクであることをもっと真剣に考えたほうが良い時代に突入していることを頭に叩き込んだ方がよいだろう。

地球環境の変化が激しすぎて今までのライフスタイルを固持しようとすればするほどブラックスワンが発生した際に受けるダメージがでかいフェーズに突入している気がしてならない。


資産運用・資産購入の際は、アンチフラジャイル(抗脆弱性)を意識する

「ブラックスワン」は予測できない。
予測できないものに時間を使うよりも自分の資産や所有物がブラックスワンによって破壊される可能性があるかどうかを把握して意思決定すべきだ。

石川県地震のケースはまさにこれに当てはまるし、石川県の住民はアンチフラジャイルを意識した資産運用・資産購入、意思決定をしていなかったからこそ今の悲惨な現状があると言える。

  • 石川県も地震が発生する可能性がある。

  • 石川県では地震が発生した(2023年5月)

  • 自分の資産にどのぐらいのダメージがあるか体感した

  • でも行動を起こさなかった(2023年6月~2023年12月)

  • 石川県でブラックスワン「能登半島地震」が発生した(2024年1月1日)

  • 自分の資産が壊滅的なダメージを受けた

アンチフラジャイルを意識してアクションを起こすタイミングは2023年5月の地震のタイミングであった。

でも大多数の人はそれができなかった。


潤沢なキャッシュフローがない状態で住宅を購入するのはリスク

表立ってニュースにはなっていないが石川県民の金持ちは当然県外に脱出して賃貸マンションやホテル暮らしをしているはずだ。

潤沢なキャッシュフローさえあれば自分が住んでいる土地にブラックスワンが発生したとしてもすぐに日常生活を取り戻すことができる。

持ち家を購入するなというわけではないがローン返済でキャッシュフローが回らなくなり、ブラックスワンが発生した際に身動きが取れなくなってしまう資産状況で「持ち家」を購入するということは、人生設計がめちゃくちゃになってしまうリスクがあることを真剣に考えたほうが良いと思う。

持ち家をあきらめる代わりに毎月潤沢なキャッシュフローを生み出す資産を手に入れることができるのであれば賃貸暮らしを選択し、ブラックスワンが発生した際にすぐに被災した賃貸を解約、移動、新規物件で再契約すれば日常生活を取り戻すことが可能だ。

身軽であること(Asset-light)が生死を分ける時代へ


2020年代はコロナウイルス、ウクライナ戦争、ガザ地区の紛争、石川県地震をはじめたった一つのブラックスワンで自分の人生が一瞬で様変わりしてしまう時代だと思う。

モノや場所にこだわりすぎることがリスクであり、固執することで自分の人生が壊滅する時代に突入している気がしてならない

身軽であること(Asset-light)であることを徹底したビジネス、資産運用、人生設計を心がけていくことで、この激動の時代を生き延びて見せる。

貴方のライフスタイルは「ブラックスワン」を想定したものになっていますか?




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