無知こそものの上手なれ
私はピラティスインストラクターとヨガインストラクターの資格を持っている。
今考えたら自分でも舐めてたなと思うが、ピラティスインストラクターの資格については、ピラティスをしたことも聞いたこともなかったのに養成コースに申し込み、通った。
本当に無知で真っ白だったので、どれも意味不明なもんだから、何でも質問したし、出来ないことが当たり前なので割と貪欲に学んだ。
「よくそんなたくさん質問出てきますよね、私何を聞いたらいいのか分からないです。」と何名かに言われ、その時は愛想笑いで流して、何とも思わなかったけど、今思えばこいつ大丈夫か?と思われていたかもしれない。
実際、受講生は30名いたが、毎回私は1人でお昼ご飯を食べていたし、テストの日も結果が出るまでご自由にと言われ、みんながわいわいカフェに行く中、私は1人会場で寝ていた。
馴染めてなかったし、なんか浮いていたのかもと振り返ると少し思う。
でも資格取得後、おひとりおふたりは仲良くしてくれた方がいて、今もお会いしたりしているし、お互いにインストラクターとして活動している。
私に「よくそんなたくさん質問出てきますよね」と言われた方は、もしかするとインストラクターはされてないかもしれない。
ピラティスもヨガもインストラクター養成コースに通って資格を取っても、仕事にしない人は珍しくない。
そういう人は、相当のお金や時間、心の余裕がある人なんだなと思う。
50万ほど(養成コースの価格はピンキリ、私の資格は高い方)支払って、半年間毎週末通って、さらに自己練習もして、かなりのお金や時間を使うんだから、貪欲に学んでやろうって、養成コースや今でも講座とかに大金を払うたびに思う。ケチなんかな。
それから、数年。
この時の無知で貪欲だった自分のおかげで、私は今インストラクターを仕事に出来ていて、それを続けられている。
無知だったからこそ、貪欲に学べたし成長できたと思ってる。
インストラクターとして、フリーランスで働いている。フリーランスについても無知だった私は、昨年フリーランス5年目にしてようやく確定申告を青色申告にした。
白色申告の頃と比べ、控除額が大きい青色申告。
今年は、国民保険料が1/3、住民税が1/5ほどの金額に下がった。
総額で考えると割とな金額。それを私は3.4年払った。
青色にしたらどうなるのか?
めんどくさそうだな。
ソフト?開業届?何それ。
なんて、言ってないで、青色白色の違いについては、マジでもっとちゃんと調べておくべきだった。
白色…真っ白…無知ばかりではダメだ。