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塩ミルクティー

ミルクティーにおすすめといただいた美味しい紅茶のティーバッグが1個だけ残っていて、その紅茶を1杯作るのにちょうどいい量の牛乳があった。


私は濃いめのミルクティーが大好きで、コーヒーやラテには滅多に入れない砂糖をちょっと多めに入れてあまーく飲むのが好き。




茶葉とミルクを小さな鍋で煮詰めて作る時もあるけど、今日はもう面倒だったから少量のお湯に濃いめに紅茶を抽出して、レンチンしたミルクと混ぜただけ。
そこにちょっと多めに砂糖を入れて、熱々にはせず割とごくごく飲める程度の温度で。

イェーイ美味しそうと思いながら、前のめりに口運んだ。一口を多めで。

塩だった。
砂糖ではなくて、塩。
ちょっと多めの塩。
え?なにこれという間もないくらい完全に塩。


漫画やドラマでしか見たことない展開に、時も思考も止まって、飲みたい気持ちとこれを飲み続けるなんて絶対無理だという気持ち、でも紅茶も牛乳ももうないから、作り直すのは出来ないし、いやそしたらもうここに砂糖入れてみるのはどう?とかいろんな考えが浮かんだけど、潔く捨てた。


実は昨日の夜から楽しみにしていたのに。
その代わりにとずっと前にもらった普段絶対飲まない甘い系缶コーヒーをカップに入れてチンしてみた。



うん、まぁ別によいな。
早い話甘い系ミルク飲料が飲みたかったのかも。
缶の底を見たら賞味加減が今月まで。
このアクシデントがなければ、私が砂糖を塩と間違えてなければ、きっとこの缶コーヒーは捨てられていたと思うと尚更まぁ別によいなと思った。

もはや人生でこんな間違えしたことなくて、話で聞くと、いやわざとやろ!ネタやろ!と思っていた私が、砂糖と塩を人生で初めて間違えたのは、缶コーヒーの飲んでくれの怨念からだったのかもしれないとさえ思えてきた。

この短時間でワクワクやしょんぼり、ほぉといういろんな感情を味わえた。⁡

ま、なにより濃いめの塩ミルクティーの味わいが1番印象的だったけれど、

人生はいつだってなんだって考え方次第でドラマチック、そんな気持ちにさえなった6月の始まり。

2年ぶりにnoteに書き留めてみた。

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