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2021.05.21 遠野山・里・暮らしネットワークは昨年度何してたの?③
なりわいとしてのグリーン・ツーリズムへ~農家民宿7軒開業、農家レストランも~
コロナ禍だからできることとして、事務局が全面バックアップしました。具体的には申請から消防署・保健所対応、アフターケア、各種補助金申請です。遠野民泊協会の20軒以上開業したことになります。なりわいとしてのグリーン・ツーリズムを発信していく段階にきています。
遠野は、教育旅行は岩手県の指針に沿った「体験民泊」130軒。
多様な旅行客の受け皿として個人営業の「農家民宿」(旅館業もしく民泊新法」23軒になりました。
また、新たなスタッフ体制になったこともあり、130軒すべての民泊先を回っています。コロナ禍でも受け入れができる家庭も数多くあることもわかってきました。今まで以上に各家庭とコミュニケーションを図り、仕組みも変革し、社会の実情に沿いながら、数校の教育旅行も受け入れていきます。農業体験の要望も多く、若手の農家さんの参画も得られるいい機会にもなっています。遠野の民泊はwithコロナとして今年も継続していきます。
そもそもなぜ、開業なのか?これは結構大事な作業です。遠野の民泊はもちろん「無理なく受入れて、暮らしぶりと人が資源」です。それが山里暮らしネットワークの大切にする個性的なグリーン・ツーリズムです。そこはどんな活動においてもぶれていません。
しかし、今後のコロナ禍での旅行業情勢(安全基準の底上げ、保険対応等が一層求められる)、遠野旅の産地直売所の収益事業、コミュニティビジネスによる生業の創出、次世代の担い手の確保、農業の6次産業化等として「民泊」も次のステージにステップアップする段階です。
ニーズも増えてきたことで、農家レストランの開業相談や加工場開設の相談も増えてきています。昨年1年開業に奮闘したことでノウハウも事務局には蓄積しています。
さらに、ここ2年ほど「農家民宿の品質向上」について必要性を実感しています。
現在、農水省や関係機関もそういう流れになっていきます。研修も開催されるようです。質の確保と暮らしぶりの体感をバランスよく表現できるように事務局も帆走していきます。
旅行会社や大手ホテルなども、グリーン・ツーリズムメニューと既存の旅行商品を組み合わせた商品づくりに意欲的で、アプローチも増えています。今年も遠野のグリーン・ツーリズムには注目してください。