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【科学と芸術の丘2021】たった2日間のアートフェスティバルがまちに残すもの。

いよいよ今週末、10/16(土)17(日)に千葉県松戸市主催の国際フェスティバル「科学と芸術の丘」が開催されます。

2018年から毎年開催しており、
1年目は、重要文化財戸定邸で初の試みとして実施。
2年目は、初年度のフォーマットをアップデート。
3年目は、コロナ禍開催でオンライン化とまちへの分散にチャレンジ。
と前進してきました。

4年目となる今年のテーマは「OPEN CITY 〜触発する街〜」

手前味噌ですが総合ディレクター関口智子が決めたとても素晴らしいテーマだと思っています。

まちの生態系を可視化するフェスティバル

「クリエイティブなグラスルーツの関係性を大切にしてください」

初年度に本フェスティバルのパートナーである、アルスエレクトロニカの小川秀明さんがくれた言葉です。

まちのつながりから、どんどん生まれる活動。僕らにとっては当たり前だった土壌を小川さんが高く評価してくれたのが印象的でした。今も科学と芸術の丘や、松戸の活動で心に留めています。

今回のテーマは、まさにそれを指していると感じています。今年、新たに取り組んだのは街なかで同時多発的なプロジェクトが生まれること 。

何かを生み出すきっかけをつくる”触媒”となるイベント、人、ものを”カタリスト”と呼び、多くの街の方やお店にご協力頂いています。

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新旧市民の創造性が発揮されるプラットフォームへ。

科学と芸術の丘は、新旧市民が参加可能なお祭り。日常の営みから生まれる関係性をベースに、短い準備期間で猛スピードで非日常が生まれます。そして一緒に非日常をつくることで、日常がアップデートされると感じています。

市民が新しくDIYするお祭りであり、創造性を発揮できるプラットフォームとして育てていきたいと考えています。(なぜ僕らが科学と芸術の丘をやるのかはこちらをご覧ください。)

たった2日のイベントかもしれない。
けど、その準備過程で生まれたゆるやかな繋がりは残ります。

新旧市民の垣根が無くなり「グラスルーツの関係性」が広がっていくことこそ、本フェスティバル最大の価値だと思っています。

それがあれば
「ねえ、来月ちょっとコラボで営業しない?」「マルシェ企画したんだけど一緒にやらない?」「喫茶店で展示をするから手伝って〜」
などなど、やりたいことをやりやすい土壌が耕され、新しい何かが自然と生まれやすくなるはず。

現に松戸では数え切れないほどのプロジェクトが産声をあげています。

会期は明日10月16日(土)、17日(日)の2日間です。

ご参加頂いたアーティストの展示は、見たことのないアイデアや見立てを感じる作品ばかりです。スタッフ特権で前日に拝見しましたが、ほんとは参加者としてもう一回ゆっくり見たくなるほど、刺激的で頭を揺さぶられます。

街なかにも自慢したくなるお店やプロジェクトがたくさんあります。

今週末は、我らが地元松戸に是非いらしてください!


*サムネイルフォト:加藤甫


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