美術があなたの世界を変える①
どうもこんにちはトニーです。
今回紹介する本は13歳からのアート思考っていう本です。
この本は少し前から気になっていた本でして少し分厚いのですが挑戦しました。
まだ序盤なのですが13歳からのアート思考の要約をしていきたいと思います。
①自分の物の見方を捉えよう
クロードモネが描いた睡蓮という絵を見てほしいのです。
それを見て
「綺麗な絵だな」
「色遣いが幻想的だ」
とか個人間では少し異なるとは思いますが簡単に言うと+の表現をされることが多いと思います。
しかしある4歳の子供がその絵を見て
「カエルが見える」
と言ったらしいです。
これを読んでくださっている方々は今、
「えっ!」
「そんなの見えるわけないじゃん」
って思ったと思います。もちろん僕も思いました。
このように子供にしか見えないものの捉え方というのはやはり存在しているのです。
そして中学生になると図工が進化して美術という教科を履修するようになるのですが美術になったとたんに嫌いになると言う人が1番多いです。もちろん数学は嫌いな人もたくさんいますがその人たちはもともと算数も嫌いって言う人が多いですね。
・今学ぶべき科目「美術」
皆さん今の時代はとても変化が大きくてしんどいと感じることも少なくないですね。
そのような状況を踏まえてVACAワールドって言ったりします。意味は変化の幅も速さも方向もバラバラで世界の見通しが効かない状況のことです。
つまり敷かれたルートっていうのはないのです。
ではここで疑問に思うことがあると思います。何かというと今の話では美術なんて関係なくない?っていう点です。
絵を見る、描く能力がどのようにしてこれからの私たちが生きていく世界観を変えるのかが想像できないと思います。
そこで美術のすごさについて取り上げていきたいと思います。
美術っていうのは何をどのように見るのか、描くのか、想像するのかというのはとても自由が利きますね。
例えばタンポポを想像してみてください。と言われたら私はアスファルトから頑張って出てきているタンポポを想像します。これは人によって何を想像したのかは変わりますしもちろん当たり前のことです。
これは数学と違うことです。「1+1=2」というのはもう決まっています。
「先生、これって3が答えですよ」
って言われても皆さんは生徒の間違いを指摘しますよね。
けど美術では間違いなんてないのです。
この美術には間違いがないのだという考えが非常に大切になってくるのです。
間違いがないつまり自分がその絵を見て思ったことを自由に表現しても構わない唯一の科目です。
そして自分の物の見方を持っている人は成功しやすいのです。この世の中では本当変化が大きくてとてもしんどいです。けど自分の中に物の見方を確立することができるのであれば動揺することなく生きていけますのでおのずと自分が願うような未来になりやすいのです。
美術では自分の物の見方を育む能力を持っていますので今学ぶべき科目は美術なのです。
②アートの秩序の崩壊
・カメラの登場
20世紀に登場しカメラは本当にすごいです。今やスマホの機能の一部にもなっていますね。そしてカメラのコンセプトは「目に映る世界を描く」ということです。
それまでは絵が目に映る世界を表現していたのですが技術革新によりその能力を失くしてしまったのです。
・アートにしかできないこととは?
まずはマティアス夫人の肖像を見てほしいです。
これを見て何を思いましたか?
・鼻のところ謎に緑やん
・左右で顔色異なっている
・影を緑で表現したかったのかな?
先ほども書きましたがこれはみんなが何を思っても自由ですので何と言いませんが個人的にはこう思ったので一応参考程度に。
つまりマティアスはこの絵を通して目に映る通りに世界を描くということからの解放をしたのです。
なので絵を見て思うことはそれぞれで自分の絵の見方なんてまちがってはいないのです。専門家の見方なんて単なる個人の意見に過ぎないのです。
・ピエタとオロ
両方とも神聖なものを表しています。
まずはピエタから。
聖母マリアの形を表現しています。正直聖母アリアを見たことないので何とも言えないのですが非常に再現されたいるように見えます。
一方オロも見ていきましょう。オロとはポリネシアの軍神です。
「何、この棒?」
「これ、神なん?」
などの声が聞こえます。
また非常に技術がないのかなとさえ感じます。
しかしこれが実際作られていたポリネシアは非常に物を作る技術にはたけていました。
しかしなぜこれを神様に見立てたのかというとこれが非常に正確に表現できていたのです。
このように昔から人々の見方はそれぞれ違うのです。なので私たちもアートをぼーっと見るのではなくそのアートを解説するようにしてみていくと面白いですよ。
今回は以上です。続きも出します。コメント、ライク待ってます。
読んでくださってありごとうございます。