Facebookから【RAIDの話】

今朝も過去のFacebookからの転載。これも今年の一月くらいです。RAIDについて書いてます。以下。


おはようございます。ふと思ったので、今日も一つ更新します。今日は、ストレージにおける「RAID」の話題を扱います。多少込み入った話が出てくるかも知れませんが気楽に読んでいただけると幸いです。

昨日、パソコン用記録メディアについて少し書きました。RAIDは、これに関係する話題となります。とくに、HDDとの関係が深いと言えます。

HDDについて簡単に見ると、HDDは回転するディスクが何枚か重なって構成されており、ヘッドにより読み書きする仕組みになっています。HDDは、電源が入っている間は常に回転しており、一般的に5400rpmや7200rpmといった、かなり速いスピードで回転しています。

こうした機械的な仕組みのため、機械である以上故障の可能性は常につきまといます。家庭での利用を考えると、機器の電源はオンオフを繰り返すことになるため、聞いた限りでは機器の故障の発生というのは意外に起動時であることが多いらしく、HDDも結局その例外ではないようです。PCショップなどで購入しても、通常は保証は1年で、経験上10年以上保つこともありますが、故障した場合内部のデータを取り出すことはとても困難になります。

このため、大事なデータを長期で保存したい場合は、データの保存を「冗長化」することが有効というか必要で、冗長化とは、つまりは複数台の機器に保存しておく、ということになります。

これを、ただ単に何台かのHDDを買って、手動で保存してても問題ありませんが、大量に行う場合は大変な手間が発生します。それを機械的に行うための仕組みがRAIDであると言うことができます。

細かく言えば、RAIDには0~6くらいまで種類があって、記憶で書いてますが、目的により選ぶこととなります。大きく分けるとミラーリングとストライピングに分けることができ、ストライピングはHDDを並列させて速度を向上させる仕組み、ミラーリングが、今回扱うような冗長化のための仕組みとなります。簡単に言えば、ミラーリングは書き込み時にHDDに保存するデータを機械的に複数保存する仕組みになります。

RAIDは、自分で構築することも可能です。一般的には、RAIDを実現するためのインターフェース・カードなどをパソコンに装着し、それに、複数台のHDDを接続する、という方法になるかと思います。今日では、予めRAIDで構築されたHDD、周辺機器なども市販されているため、そういったものの場合はただ単に購入した機器をパソコンに接続すればよい、という話になります。例えば4TBのRAIDであれば、今少し値段見ましたが数万円くらいで、これには4TBのHDDが二台入っている、ということになります。また、こうしたものをネットワーク的に接続し、複数の機器からアクセスできる仕組みもあり、一般にNASと呼ばれています。

私自身は、記憶で本格的にRAIDを運用したことはありません。いつも、言うと3台のHDDに手動で分散して保存しています。まぁ、正直に言えば予算がないからですが、今後必要に応じてNASの利用は考えてみたいな、という気はしてます。

またまた、長くなりましたが今回は以上です。

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