Facebookから【レーダーの話・番外編】

洗濯が終了するまで退屈しのぎにFacebookを見ていたら、以前ここに書いレーダーに関する話題の番外編を書いていたので転載しておきます。以下。


【レーダーの話・番外編】

で、暇なので今朝noteに書いたレーダーの話の番外編として、ここでは「誘導弾」についての話題を扱います。

調べず書くので、内容に細かい瑕疵は生じうると思いますがそこは大目に見てください。

先の大戦中、例えば航空機の主力兵器は航空機関銃でしたが、これはもちろん、視認できるような至近距離でないとなかなか有効な打撃を与えることは出来ませんでした。で、特に大型爆撃機の迎撃においては、相手側の防御砲火が重厚になると困難になっていきました。

誘導弾の登場はまだまだ先ですが、ドイツでは翼内に装填する対空ロケットが、日本では「空対空爆弾」と言ったもので迎撃を試みるようになりました。ロケット弾の場合は、機関銃よりより長距離から射撃できるようになりました。同様に、対空放火では、誘導はされませんが、アメリカにおいて近接信管(VT信管)が実用化され、艦船中心に装備され対空砲火の有効性が劇的に向上しました。他国は、VT信管に必要な高重力下でも作動する真空管の開発が出来なかったため、VT信管を実用化することは出来なかったかと思います。

対艦攻撃についても同様で、こちらは、意外と早期に誘導弾が実現しており、例えば日本において無線手動誘導する対艦爆弾などが、戦果については詳細知りませんが実戦にも投入されていたと思います。で、悲しい現実として、末期の日本陸海軍では、「特攻」専用機が相次いで開発され、これは概念上「有人対艦ミサイル」と呼ぶしかないような代物でした。

で、エレクトロニクスの発展と共に、空対空ミサイル、空対艦ミサイル等の兵器も実用化されるようになり、それぞれ、熱線誘導や、発射母機のレーダーを頼りに目標に向かうような誘導弾が徐々に投入されるようになっていったかと思います。ミサイルの規模や目標によっては、ミサイル自身にレーダーと誘導装置が組み込まれ、複数の目標の中から任意で選んだ目標を、ミサイル自身が自律的に捉えて飛行すると言った形式のものも現れたかと思います。

ウクライナとロシアの戦闘がまだ続いていますが、ウクライナ軍が対戦車攻撃の主力にしている、西側提供の「ジャベリン」といったものも誘導弾で、調べずに書いてますが恐らく衛星などからの情報で相手位置を特定し、比較的高い高度から装甲の薄い上面を狙うという形で戦果を上げていると思います。

ミサイルに限らず、短距離の機関砲などでも、画像照準といったものもあるかと思います。これは、照準器で捉えた画像の中からロックオンする位置を固定し、より精度の高い射撃を行えるようにしたものと言えるかと思います。

これも結局、弾道ミサイルとか巡航ミサイルとか、言い出したら話題が尽きませんが、例えば初期の弾道ミサイルなどはジャイロで制御するといった感じで、ただ、核爆弾を前提とする場合は弾道ミサイルの命中精度はさほど問題でなかったため、そういった構造のものは多数あったかと思います。

書き出したら、調べないと書けないことも多いし、キリがないので以上です。

いいなと思ったら応援しよう!