心にしみる絵本
こんにちは。自粛要請期間もようやく解除、というか、緩和されてきた5月下旬。
子供たちもようやく、分散登校が始まりました。
しかし、え?もう?
即、帰ってくる。
久々に、というか、新しいクラスにも臆する事なく、楽しかったー!と言ってランドセルを下ろす姿に、安堵。です。
さて、
今日は『おおきな木』という絵本を紹介します。
多分、みなさんもよく見かける絵本なんじゃないかな?と思います。
鮮やかな黄緑色のコレです。
そうです。世界的ベストセラーです。
ほんとに心にしみます。
私が一言でいうと、『無償の愛』です。
登場するのは、いっぽんの木とひとりの少年です。途中、多分、少年の彼女も足だけ登場しています。
ひとりの少年が老いるまで、いっぽんの木は、少年にしあわせにおなりなさい、と自分の木になったリンゴや枝や幹までも与え続け、与え続け、自分はしあわせだと思っています。
与え続けることが果たして少年にとってどうなのか?という細かいことは、考えさせる隙もなく、ただ与え続け、木はしあわせなのです。
さみしくなる時もあるけど。
なんとなくというか、わかる、しみるお話です。
ただ、しあわせにおなりなさいなのです。
少年よ、それでいいのかい?
私はいっぽんの木の側の立場に、共感しますが、かつてはひとりの少年のように振る舞ってきたかも。
与えられることになんら疑問も感謝も感じず。
感じてはいたのかもしれませんが、ここでは、表現されていません。
だから、最後に分かるのかもしれません。
是非、読んでみてくださーい。
おおきな木
シェル・シルヴァスタイン
村上春樹 訳
あすなろ書房
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?