
神奈川県小学校教育研究会中央研究大会横浜大会に参加して
全22文字の漢字。
まるで呪文の様な会に参加させてもらいました。
これを一息でステージ上で言っているのを見てとても驚きました。
というどうでも良い感想はさておき、主催の横浜市の皆さん本当にお疲れ様でした。
素敵な場を開いていただきありがとうございます。
午前は全体会と記念講演。
午後は分科会で特別活動部会。
1日出張に参加させてもらいました。
記念講演では、田村学さん×鹿毛雅治さんという何ともビッグネームなお二人の対談を聞かせていただきました。
その中で印象に残ったことや考えたことを共有させてもらいたいと思います。
先生が目立つ授業ではなく、子どもが目立つ授業にしていって欲しい。
先生が1番話して、1番書いて、1番考える様では昭和と授業が変わっていない。
知識・思考・態度は三位一体で育っていくもので、優先順位や優劣があるものではない。
学びは子どもの姿に現れる→「学びの目利き」
教科書や指導案の計画ではなく、子どもの興味や関心に寄り添っていく本質的な学びへ。
直接指導ではなく、環境の設定や見守ったり子どもの話にじっくり耳を傾けたりするような「間接指導」がこれからは重要になってくる。
学んで良かったという感覚を繰り返し得られるような授業。
子どもが振り返りたくなる様な授業。
お二人の言葉で印象的な言葉を羅列してみました。
この2人の対談の中で最後の鹿毛さんのメッセージが1番印象的でした。
「教師がプロとしての自由を発揮して欲しい」
そのために現場はどのような職場になっていけばいいのか考えました。
お二人の言っていることを実現していくには、職場が先生たちにとって学びの場になっていき、成長を感じられる場所になっていくことが必要だと思います。
教師が学んでいくことをもっと学校の中心に置いても良いのではないかとも思います。
授業が昭和からほとんど変わっていないのは、学校という場所に変化が起きにくくなるような仕組みがあるからではないかとも思います。
そんな仕組みのことばかり考えても仕方ないので、自分の現場で考えてみると、1番大きな課題は先生たちのコミュニケーションの量と流動性だと思います。
同じ学年の人とばかり話してしまうこと。
気が合う人とばかり話してしまうこと。
そもそも話す時間がほとんどないこと。
コミュニケーションの量が取れなければ、授業や学級経営、さらに教育観が語り合うような質の高いコミュニケーションは取れないと思います。
質の高いコミュニケーションが取れる様になっていけば、学び合うための土壌ができてくるのではないかとも思います。
だからこそ、まずは自分が色んな人ともっと話せるようにしていこうと改めて思いました。
ちなみにこの出張では、あまり話したことのなかった同じ市の先生とランチをし、雑誌を読んで一方的に知っていた先生に声をかけ、久しぶりに会えた後輩と帰りにお茶ができて沢山コミュニケーションがとれて大満足でした。
自分の学校でも、もっと色んな人と話したいと思います。