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大縄大会〜クラスという枠組みの強さ〜

今日は全校での大縄大会があった。
3分間で大縄を何回跳べるかというシンプルなルール。
いろんな学校でもやっているのでは。

うちのクラスのことはさておき、めちゃくちゃ上手いクラスのチャレンジは魔力があるかのように惹きつけられて見てしまう。
ほぼ機械のように子どもたちが一定のリズムで跳んでいく。
初め見ている時には
「んー。これってどうなんだろう?」
と思ってしまったが、引っかかった子がいた時に後ろの子がさりげなく気遣っている姿やリズムが若干狂った時にうまく修正して跳び続ける姿を見ると素直に良いなと思った。
相当練習をしてきただろうと思われる高学年は自分たちの結果を聞いた時の表情は様々だった。
全力で喜ぶ子。安堵したような表情の子。結果に納得いかない様子の子。
ロープ一本でこんなに心を動かせるコンテンツはやはり強力だと思った。

大縄は強力な力を持っているからこそ、マイナスに働かないように気をつけなくてはいけないとも思う。
その点、うちの学校は1クラスを2チームに分けてチャレンジできるのでやりやすい。
例年、子どもたちにどんなチーム分けにしたいか聞いている。
そうすると休み時間も練習して「勝ちたいチーム」とそんな毎日は練習せずに「楽しみたいチーム」に分かれることが多い。
それぞれのチームで目標を設定し、取り組めるので子どもたちにとってもやりやすそうな印象だ。
チャレンジのレベルを自分で選択できるというのは大切だと思う。

そして、うちのクラス。1年1組はというと…
大会当日に
「先生!跳ぶ時に『ひき肉です!』ってやっていい!?」
とキラキラな笑顔で聞いてきた。
はい。一生懸命やってましたね。
本番で最高記録が出て喜んでいる子が多かったしね。

それぞれのクラスがどんなプロセスで大縄大会に臨んでいたのかはわからない。
担任の先生たちの表情も様々でみんなに聞いて見たい。
大縄大会の是非はさておき、いろんなクラスの子どもの様子が見られる機会というのはもっとあっても良いのかもしれない。
どうしても現状の仕組みではそれぞれのクラスが閉鎖的になってしまう。
子どもも教師も、もっと関係性が流動的になった方がいい気がしている。
クラスごとの枠組みをつくれてしまうからこそ、混ざり合ったらもっと面白いんじゃないかなと思う。

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