大阪囲碁レポのつづき。
また1500文字超えてる…。
なんとなくの気付き
印象深かったのが
席亭さんに5石程取られてしまったのでこれはやらかしたか…と思い「投了ってどのタイミングでしたら良いんですか?」と聞いてみた時。
「投了したくなったらしても良いですが、まだやっても良いんじゃないですか?」
自分の隣で打ってた常連さんも「うん、これは打った方がいいね」と。
(5個も石取られたならもう勝ち目はないのでは?)
勝ち目がないのに続けるのはマナー違反なのでは?
的な事を考えながらも打ち続けて終局。
「じゃあ整地しましょうか」
と整地をし、目を数えてみた所
「~対~で、そちらの勝ちですね」
なんか勝ってた。
「ね?石を取られてもこうやって勝つ事があるんですよ。
だからちょっと躓いても頑張ってみたほうが良いですね」
とニッコリする席亭さん。
こんなん惚れてまうやんか~…と言う冗談はさておき、ここで自分が『些細なミスでも取り返しがつかない失敗をした』的な思い込みをしている事に気づく。
「入門や初心者は最初のうちは最後まで打ち切るようにしたほうが良いですね。それだけ得るものが増えますから」
創作とかも同じで、途中で放り投げるよりは完成させたほうが得られる経験値は多くなるのである。何より対面で人と向かい合う事でその改善点探しに対する指針を得ることが出来る。
『〇〇はしちゃダメ』みたいのばかり飛び交っているネットに慣れてしまうとどうもミス=罪みたいな考え方に陥りがちになってしまう。
一人で黙々と創作をしていてもどこが悪いのかが分からないので迷走しているうちに自己嫌悪のループが積み重なって闇…と言う流れにハマりがちなので、良い悪いの判断を教えてもらえるのは割と助かる。
普段はAI相手に打った棋譜をAI解析にかけて振り返ったりするけど、
『ここはホニャララにナントカカントカで仕掛けるべきでしたね』
とかAIに言われてもこっちはさっぱり分からないので、人の言葉というのはとても大事なんだなぁ、と。
ありがとうございました。
常連さんは一局打って久しぶりに寄ってみたので、と言う感じで退店。そこからまた席亭さんに教えてもらいながら新幹線の時間に合わせながら対局。夕方くらいまで使って全部で10局くらい打った。5子置きで始めたのも終わり頃には3子まで減らすことが出来たので「ホント凄いですよ」と最後まで褒めてもらえた。
「初回だし9路盤なのでお代は結構ですよ」的な事を言われたけど、これだけ楽しませてもらってお金払わないというのは流石に申し訳ないのでお礼の意味も込めて支払って帰宅。お土産(入門用の小冊子とか)ももらってるんだからこれでも安いくらいというか…。
他の人のnote記事にも書いてあったけど、今の碁会所の平均料金でフリータイムというのは利用する側としてはありがたいんだけど、もうちょっと取っても良いんじゃないですかね…? とは言えこれまでの常連さんからすると値上げするというのは足が遠くなるきっかけになるのでなかなか難しそう。
今後に向けて
自分は『将棋に興味持ったけど囲碁の方が打てる場所多いからとりあえず囲碁で』という感じで始めた上に、ムラっ気が強いのでいつプッツリと熱が冷めて囲碁のイの字も語らなくなるかもしれない。
それでも地元の碁会所と今回行った大阪の碁会所でこれだけ良くしてもらって、なんかふんわりとは言え充足感とか気付きを得ることが出来たので、しばらく頑張ってみようと思った。
そして再度この碁会所に行って19路盤打てるようになりましたよ~とお礼参りをしたい。
ここ一月の恩返しとして自分が囲碁対してに出来ることなんて、囲碁をのんびり続けていく事と、こうやって記事にして『碁会所は怖くないよー』とアピールするくらいしかないのだ。
たぶん。