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【子育て×移住生活】知らない土地で楽しく暮らしていくためにした〇〇〈前編〉

こんにちは、なつくんママです。

突然ですが、「知らない土地に住む」と聞いて皆さんはどんなイメージが浮かびますか?

新しい出会いや環境にワクワクする方もいれば、不安を抱く方もいるかもしれません。

私は不安な気持ちがすごく大きくて、移住したばかりの頃は些細なことでイライラし旦那とケンカしてしまったこともありました。


今回のテーマは、誰1人も知り合いのいない地方の田舎へ移住し現在楽しく暮らしている私だからこそお話しできる「知らない土地で楽しく暮らすためにどんなことをしたのか、どんな気持ちで暮らしてきたか」
少しだけお話ししようと思います。


家族の都合や転勤などで同じように慣れない土地で新しい生活を始めた方や、これからその状況に向き合う方、妊娠や子育てをスタートされる予定の方に少しでも役に立つ情報になれば嬉しいなと思います。


少し長くなると思うので前編と後編の2つに分けて二部構成でお話ししますね。
後編では「知らない土地での"妊娠・出産・子育て"」に特にフォーカスをあてて書く予定ですので、ご興味あればぜひそちらも見てみてください。



地方の田舎での移住生活のはじまり

数年前、夫の仕事の都合で、関西から約700km離れた夫の地元に移住しました

いわゆる地方の田舎で、人口5万人以下の小さな街。移動には車が必須の、自然が豊かなのどかな田舎です。

もしいつか子供ができたとしたら、空気もいいし伸び伸びと遊ぶことができていい環境なのかもしれないと頭では理解しつつも、移住を決めた時から私の中には大きな不安がありました


これまでの私は、便利な都会での暮らしを当たり前のように享受していました。徒歩や電車でどこにでも行ける生活。週末は友人たちとカフェ巡りを楽しんだり、イベントに行ったり買い物をしたり。そして社会人になって数年が経ち、仕事もせっかく慣れてきて、やっと余裕もでてきた時期。

そんな日常が突然消え、これからは知らない土地での生活が新たに一から始まることを考えると、不安な気持ちが募りました


「わからない」環境で孤独との戦いの日々

移住先では、「わからない不安な環境」が待っていました。
知らない土地をワクワクととらえる人もいると思いますが、私は全くダメで…。どちらかというと、知ってる場所で知ってる人と、いつものものを買って安心するタイプ。いわゆる安定志向です。

それが、引っ越した当初はどの場所に何があるのかも分からない、駅や市役所に行くのにもナビの設定な必要で、スーパーやホームセンターも地方ならではのローカルで、名前も違うし売っているものもなんだか違う。

そして、どこに行っても地元の人たちがこの地の方言で楽しそうに会話している姿を見て、「自分だけがよそ者なんだ」と孤独感や除け者のような気持ちを感じてしまい、移住前は友人と毎週末遊びに出かけていたようなアウトドア派だった私が次第に外に出ることさえ少し億劫になりました


また、ここでは車での移動が必須でした。
免許証は数年前にとっていたものの、都会では電車移動が主だったのでいわゆるペーパードライバーだった私。猛練習して運転操作はそつなくできるようになりましたが、土地感はないので、毎回どこに行くにもナビを設定し、緊張して運転することも結構ストレスになっていました。


夫と私の孤独感への違いに対してのイライラ

そんな孤独感があふれる毎日の中で、夫に「ここでの生活も時間が経てばきっと楽しくなるよ」「良いところもたくさんあるよ」と励まされても、所詮ここは夫の地元で、本当の意味では私の気持ちなんて誰もわかってくれないと私の心にはなかなか響きませんでした。

もはや心の中では、「どうして私がこんな不便な場所で暮らさなければいけないの?」という苛立ちが大きくなるばかり

今まで私と話す時には関西弁を使っていた夫が、移住先の方言を使って話してきたりした時には余計に疎外感を感じてしまい「その言葉使いはやめて!今聞きたくない」と夫にイライラをぶつけたこともありました。


夫婦で感じた孤立感

一応、移住先は夫の地元でしたが、実は夫自身も10年以上関西で生活していたため家族以外の知り合いはほとんどいませんでした。

夫を支えたいと思う気持ちがありつつも、
「都会の便利さが恋しい」「どうしてこんな場所で暮らさなければいけないの?」という気持ちが慣れない環境の中で抑えられず、夫に当たってしまうこともありました。

それでも夫は私を励ましながら「一緒にここでやっていこう」と前向きに考え支えてくれました。


地域とのつながりがもたらした変化

そんな私が一歩を踏み出すきっかけとなったのは、地域で開催されていた「UIターン交流会」でした。

この交流会は、移住者や地元の人たちが集まるイベントで、移住して10ヶ月がたった翌年2月に、夫の勧めもあって思い切ってこのイベントに参加してみました。

ドキドキして参加した私がそこで出会ったのは、私と同じように都会から移住してきた方々

年齢性別状況もさまざまでしたが、同じUIターンでこの地に来た方とたくさんお話をして、孤独や不安を抱えながらもここでの生活を前向きに楽しもうとする姿を直に感じました。

移住して1年目、2年目、3年目…みなさん色々な経験をされていて、楽しく過ごそうとする前向きな姿勢に感動し、「私も頑張ってみよう」という気持ちが湧いてきました


さらに、主催の市役所の職員さんやお手伝いできていた地元の人たちの温かい言葉にも救われました。
「都会から来たんですね、大変でしょう。でも何かあったらいつでも声をかけてくださいね!」という言葉に、少しずつですが心が軽くなるのを感じました。


自然が教えてくれた癒し

もうひとつ、私を支えてくれたのはこの土地の豊かな自然です。

関西の都会ではなかなか見ることのできなかった満天の星空や、早朝に聞こえる鳥のさえずり。空がとっても広くて、夕方にはとってもきれいな夕日も見ることができます。
そうした自然の美しさに触れることで、「ここでの暮らしにも良いところがある」と、少しずつ思えるようになりました。

朝、散歩に出て心地よい空気を吸うだけでリフレッシュできることに気づいたのも、この土地に住み始めてからです。
都会の便利さがない分、こんな風に自然と触れ合えるのもいいかもしれないと少しずつ、そう感じるようになりました。


子どもを迎える決意

移住から2年以上が経ち、少しずつここでの生活に慣れてきました。
UIターン交流会がきっかけで、私と共通趣味である写真が好きな友人ができ、さらにその友人の友人と…と、少しずつ輪が広がっていき、この地でも友人と呼べる存在が数人できました。

環境が整ってきて、年齢のことや周りの影響もありますが、自然と会話の中でそろそろ子供が欲しいという気持ちがお互い芽生え、話すようになりました。

もちろん、正直なところ、お互いまだ不安はたくさんありました。実家が遠く、周りに頼れる人も少ない環境で妊娠・出産・子育てをするのは、簡単なことではないだろうと思っていました。

それでも、少しずつ地域とのつながりが増えていったことが自信になり、「ここでならきっと大丈夫」と思えるようになっていったのです。


後編では、この土地での妊娠・出産・子育てがどのようにスタートしたかをお話しします。
慣れない育児の不安の中で支えとなったサポートや、子育てを通じて見つけた地域の魅力についてもご紹介しますね。ぜひ続きもお楽しみに!


最後に

私自身、子育ては本当に学びながらの日々です。
まだまだ初心者の私ですが、自分が学んだことや経験したことを、このブログを通じて少しでも共有したい、私自身の経験を発信することで読んでくださった方にとってなにか一つでもプラスになるものがあったらと思いnoteへの投稿をはじめました。そして「なつくんママがんばって!」と毎日ワンオペ育児に奮闘中の私も頑張れるようエールをもらいたい…笑 という気持ちも。未熟者ですが、温かく見守っていただければ幸いです。また、子育て中の方も、これから子育てを始める方も、ぜひ読んでいただき、時にはほっとできるような場所になればいいなと思っています。

子育て経験のある方からのアドバイスや、わたしと同じような子育て初心者のママさんの体験談も伺える場にもしたいと思っていますので、どうぞお気軽にコメントやメッセージをいただければ嬉しいです!よろしくお願いします。


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