アナタに合ったAIイラストの始め方
AI界隈、最近すっごいですね。
「理論上すごい」をとっくに通り越して(まだ多くは実証段階にも関わらず)すでに無くてはならない技術になりました。スマホが台頭する頃と同じ匂いがしますね。
さてそんな中、今日はAI界隈でも特に熱い分野「AIイラスト」をご紹介したいと思います。
今回は読んだ人が「AIイラストの面白さに触れて、実際に始めてみる」という着地を目指せたらと思います。
では実際に私がこのnoteを書いてる最中に制作したAIイラストの作例を見てみましょう。
※キャプションは実際に使用したプロンプト(画像生成に必要なテキスト)です
※全て加筆なし・補正なしです
どうですか。本当にこのnoteを書いてる隙間時間に新規で出力したオリジナルイラストです。
普通に描いたら一体どれだけの時間がかかることやら。
という訳で、最近のAIイラスト界隈(おもに二次元イラスト)をご紹介していきましょう。
とにかく最近のAIイラスト界隈の活気、熱気はすごいです。
日々、新しいモデル(AIイラストを出力するための学習データ)が発表され、研究が次々に進み、プロンプトの記述改良や表現の発明があちこちで行われております。TwitterやDiscordのタイムラインには怒涛の勢いで情報が流れていき、2週間前の情報はすでに古いとかザラです。
なかなか忙しくてアンテナを張っていられない人も多いと思うので、とりあえず最低限やまかずさんの「日刊 画像生成AI」マガジンは追っておきましょう。画像生成AI関連のアップデートされた情報を随時的確にまとめてくださっています。
ですがせっかくなので、今この文章を読んでいるアナタにもぜひこの激流に飛び込んでみてほしいと思っています。
腰が重いのは重々承知しております。
ですが、始めるべき理由は数多くあるのです。
例えば、AIイラストを使ってマネタイズに成功してる方もかなりの数いらっしゃいます。具体的には「pixivFANBOX」や「NFTイラスト」「グッズ制作」といった方法が主流です。趣味を兼ねた副業程度であればハードルはそこまで高くありません。
そして、私自身で言うと仕事にもバリバリに活用しております。企画書に使うビジュアルとしては十分な品質ですし、面倒な撮影ラフ制作もAIに作ってもらっています。
もう少し私のスキルが上がれば作品のメインビジュアルにすら使えると考えています。
そして、この黎明期ならではの熱いパトスを体感できるのはまさに今なんです。今ついていけないと、大きな機会損失になるかも。
このお正月休みの時間を使ってぜひAIイラストを作る喜びを感じてみてください。
という訳で、ぜひ挑戦してみてほしい分野なんですが…
具体的な開始方法をお伝えする前に
AIイラストのデメリットも先に紹介しておきます。
私自身も始めるまでめちゃくちゃ誤解していました。いろんな落とし穴もあります。
※これからの記述内容は特に指定のない限り「text2image(テキストを使った画像生成)」の解説になります。
AIイラストのデメリット
モデルによって出力できるイラストは全く変わる
使いこなすにはノウハウが必要
完成させるには時間がかかる
導入ハードルがある
指がーー指がーーー
こんな感じです。解説していきましょう。
モデルによって出力できるイラストは全く変わる
モデルによって表現できるAIイラストは全く変わります。
私はにじジャーニーっぽい絵をACertainThingsに出力させようとして10時間以上を無駄にしました。モデルの適正をよく理解していないと出力したい絵は本当に出てきません。もしくは非常に時間がかかります。無理なものは無理!
自分にとって最適なモデル、描きたいイメージに対して適切なモデルを選択できる必要があります。
モデルの簡単な紹介は後ほど記述します。
使いこなすにはノウハウが必要
画像生成のためのテキストをプロンプトと呼びますが、このプロンプトは「呪文」とも呼ばれています。まさに何がどのように機能しているか分からない魔法のようなものです。
実際に少しずつ試しながら、効果を確認しながら自分が使いこなせる単語を増やして身につける必要があります。
また連日のように新しいノウハウが生まれるので、上級者になるにはその情報を追いかけ続ける必要があります。「誰でも簡単にイラスト制作」は誇張表現です。
例えばNovelAIというAIイラスト生成サービスは特に中国語コミュニティーで研究が進んでおり、優れた呪文を「元素法典」という名のドキュメントにして定期的に発表してくれています。この手の情報を取り込むことで劇的に学習することができます。現在ver.2.5まで進んでいますが、一方で先進的すぎて使いこなすには十分な予備知識が必要です。
完成させるには時間がかかる
AIイラストは「プロンプトを入力したら一瞬で完成!」というイメージを持たれがちですが、全く違います。
私でいうと1枚の絵を完成させるのに、概ね1時間〜半日程度かかります。
もちろん手で描くよりは圧倒的に早いんですが、みなさんがイメージするより時間がかかってると思います。
おおむね、1枚の絵を作るのに30枚〜100枚程度出力します。数々の失敗ののちにやっと成功する、というイメージです。
時間配分は下記の感じですね。
・シード値をランダムにしラフなプロンプトで絵の方向を決める:1/3
・シード値を固定しプロンプトを詰めて大部分を仕上げる:1/3
・指を直したりバリエーションシードやi2iでブラッシュアップする:1/3
という訳で「AIイラストを使えば一瞬で素敵な絵が完成」というのが誤解というのが伝われば幸いです。
導入ハードルがある
ローカルで実現にするには導入ハードルがありますね。昔よりだいぶ楽になりましたけどね。それでも多少PC詳しくないと、辛い部分があります。
ただ…ローカル導入を諦めたら「NovelAI」や「とりんさまAI」や「HolaraAI」「MidJourney」「にじジャーニー」とかあるんで、お金さえ使えばクリアです。
それにお金使うって言っても、それぞれ月額1500円〜4000円ぐらいだから。ソシャゲよりよっぽど安い!最新のGPU買うよりよっぽど安い!
出来上がりの絵を考えたら実質無料!
※ただ月額の使えるポイントは月初めに使い切ってしまうような人間はそれなりにお金が飛んでいくぞ…私だ…
でもローカル(やクラウド)にStable Diffusion web UI AUTOMATIC1111(画像生成AIを動かす総本山みたいなアプリ、UIを触るだけでいろんな事ができる)を導入すると本当に楽しい!ローカルなら電気代以外無料!クラウドだと、そこそこお金かかる…。
ので自宅GPUがRTX3000番代以上ならぜひ挑戦して欲しいです。
※ただ、仮にローカルで作業しててもGeForce RTX 4090(32万円)が欲しくなるので全然無料じゃない
指がーー指がーーー
AIイラストの弱点、それは指。
最初のサンプルイラストも指は直してないので破綻しています。
とはいえ、指に強いモデルが生まれたり、指を最適に描くプロンプトが次々に発明されたりと、着々と弱点は消えつつあります。
何をどうやって始めたらいいの?
実際にどのようなモデルがあるのか、どのように始めたらいいのかを簡単にご紹介します。
一番簡単に始めるにはTikTokのAIマンガエフェクトを使ったりMeituという写真アプリを使うことなんでしょうが…、
これはimage2imageなので面白くないです。
やはり、AIイラストの醍醐味はtext2image。
無から有を生み出す楽しみを味わって欲しい!
というわけで2022年12月27日現在のフローチャートを作ってみました。
サービス、モデル別にはじめ方へのリンクも用意しています。
※私が知る限りという限定です。今流通してるモデルが何種類あるのかなんてもう誰にもわからない!
※ 当然全てに精通してるわけでは無いので、印象論多めです!
※ 記述内容に問題あればむしろ教えてください
まずは気軽に始めたいか、環境構築から徹底的にこだわりたいか、から考えると良いでしょう。気軽に始める方は上の欄のサービス型に、環境構築から行いたい方は下の欄の環境構築した上でのモデル選定になります。
サービス型の方は、下記のサービス紹介を読みながら、気に入ったサービスから始めてみましょう。多くはDiscordアカウウントが必要なのでさっさと作りましょう。それぞれのサービスには無料枠があったりするので、その枠で試してみましょう。
下の欄の方、ローカルに構築するにせよ、クラウドに構築するにせよ、あなたが技術者でない限り、いずれもなかなか大変な道ではあります。ですが、その見返りは十分です。まずは使えるPCのスペックを確認しましょう。GPUがRTX3000番代以上なら、ぜひローカル環境を構築しましょう。2000番代?なんとかなります。多分。
そうでなければクラウドGPUを使ってみましょう。最近GoogleColabが値上がりしちゃいましたけどね、まぁ恩恵を考えれば、お釣りが来ます。
あんまりよく知らないんですが最近はPaperSpaceとか別の選択肢もあるらしいので、そんなのも候補にしてください。
おすすめの環境はStable Diffusion web UI(AUTOMATIC1111版)です。導入ハードルは少し高いですが、エクステンションはじめ、いろんなことがUIでできます。NMKDは簡単ですがプロンプトが55トークンしか通らない(バージョン1.6情報)ので、普段遣いにはやや非力でした。やはりプロンプトはたくさん書き込めるべきです。
そのうえでモデル選択です。
こちらも下記のモデル紹介で代表的なものを紹介しています。
具体的な作例がもっと知りたい場合はTwitterのハッシュタグで検索してみてください。多くの素晴らしいAIイラストと出会えます。ピンときたモデルを気軽に使ってみてください。
サービス
Midjourney
現在もオープンβながら、画像生成AIの火付け役となった非常に人気のあるサービスのひとつです。2022年のコロラドステート・フェアでのデジタルアートコンペティションで1位を取ってしまった事でも有名。
絵の特徴としては、二次元キャラ以外の幻想的なビジュアルや実写系のイラスト表現が得意です。画風や画法を指定すればだいたいどんなビジュアルも作れますけどね。
素晴らしい構図やライティングを割と勝手にやってくれるので、適当なプロンプトでも勝手に名作ができてしまいます。
逆にプロンプトが未熟だと、自分の作りたい絵を再現することが難しく、名画を生み出すガチャになりがちです。
Discordを使用したサービスになっており、使うにはDiscordアカウントが必要です。
月額定量ポイント制で、足りなくなったら買い足すスタイルです。トライアルでは25回程度無料で使えるのですが、初心者が適当に使うと、大したビジュアルを生み出すことなく30分で無くなるので、まずは上級者のプロンプトをコピーしてマネから始める方がいいでしょう。
その後たっぷり課金しましょう。
▼Midjourney作例: Midjourney Eye Guy氏
名前の通り「目」をテーマにした作品を数多く造られている。まさに圧巻。まさにMidjourneyならでは。
にじジャーニー
こちらはMidjourneyのアニメ風二次元特化したサービスになります。
こちらもベータテスト版ながら異常に品質が高く人気があります。
この前まで招待制で無料だったんですが、その無料期間は終わってしまいました…。
こちらもMidjourneyと同じく、素晴らしい構図やライティングをガンガンに決めてくれるので、少しばかり品質系プロンプトを入れてやれば勝手に傑作イラストが出来上がります。
やはりプロンプト解釈にガチャ感は感じます。ですが必ず4方向のイラストを提示してくれるので、割と素早く名画に辿り着くことができます。
若干、色塗りとか構図が似通るんで「にじジャーニーっぽさ」みたいなのが溢れます。悪くないんだけど。そんな時はプロンプトをうまく調整しましょう。
ちなみにMidjourneyとにじジャーニーは同じサービス元なので決済は共通です。なので1契約で使い回せます。
あとDiscordでプロンプトを晒すのが恥ずかしいという人はDMをつかったDiscord botでも使えるので、その方法を試してください。他の人と自分のイラストが紛れないので私はそのように使っています。
▼にじジャーニー作例: とほがえる氏
ダークなイラストもにじではお手のもの。氏は実写系もイラスト系もパワーのある表現を次々に繰り出す剛の者。
NovelAI
なんとなく日本でのSNS界隈人気は一番じゃないかなと思われるサービスです。もともとはAIで小説を生成するサービスだったんですが2022年10月にAIイラストを作れるようになりました。そこから一気に人気を博したサービスです。
私の周りでいうとAIイラストといえはNovelAIを指すケースが多いです(最近は別のモデルやサービスに押されがちではありますが)。
WEBサービス型で、めちゃくちゃ使いやすいです。
元素法典を始め世界中で多くのコミュニティが研究しているので、情報も異常に溢れています。プロンプトを練り上げる作業も楽しいです。
二次元キャラに特化したモデルで「アニメキャラ」や「pixivっぽい絵」を作りたい場合は、プロンプトを学習する上でもまずはNovelAIを試すのがいいと思います。
一方でNovelAIっぽい画一的なアニメ顔(俗称マスピ顔)になりがちなのでプロンプトには工夫のしがいがあります。(マスピ顔は万人受けするので狙ってこの顔を出すケースも多いですが)
こちらも月額制の定量ポイント付与となっています、足りなくなると買い足します。
NovelAIを始めるには最高にわかりやすい教材が下記にあります。
執筆者の熱量がすごい。あと参加してる方のイラストがすごい。
▼NovelAI作例: あいおえおえかきの氏
膨大な時間をかけて作られた氏の作品はNovelAIが辿り着ける最高峰の仕上がり。まさにマスターピース。
Holara
2022年12月にリリースされたAIイラスト生成サービスです。
基本的にはNovelAIに近しいサービスなんですが、出力される絵が異常に綺麗!衣服や髪の毛、背景は尋常じゃない描き込みなんです。ほぼ実写クラス。プロンプトも割と素直に通るので、あまり難しく考えずに名作が連発できてしまう…。
まだ生まれたばかりのサービスなので印象でしか言えないんですが、NovelAIがモデルをアップデートしないとどんどんユーザーを取られそうな気もしています。
一方で服装や背景がリアルになるんですが顔はアニメ顔っぽく仕上がるので「ちぐはぐ」した感じになりがちです。あと構図が安定しすぎてるのでNovelAIほど偶然の面白い構図と出会えない気もします。
ただ触れた時間が短いので、触ってみるともっとすげーってなりそうです。
始め方は簡単で、サイトにアクセスして「Try now」を押してください。Discordかメールで会員登録できます。無料だとランダムなプロンプトしか見れないんですが、その価値はあるんで無料体験だけでもしていってください。
私は即座に月額契約しました。
▼Holara作例: S.K. 氏
背景、キャラ、衣装、これぞまさしくHolara!圧倒的な絵力で観る人を没入させる作品。氏の質感を追求された少女たちに釘付けになること間違いなし。
とりんさまアート
私が日々愛用しているAIテキスト生成サービス「AIのべりすと」の作者が作られた国産のAIイラスト生成サービスです。
私はあまり使用したことがないのですが、上手い人が使うと唯一無二の絵が作れます。ただ私が使うと顔が怖くなる…。
使い方はいわゆるDiffusion系ですが、多少ルールが違うのでヘルプを良く読んでください。フリーアカウントでも無料枠があります。
モデル
Stable Diffusion
私が解説するまでもないので、識者のページを良く読んでください。
これがオープンソースなんですよ。これは革命なんです。
ご自身のGPUがRTX3000番代以上なら即座にAUTOMATC1111を入れてください。もしそれ以下の人はGoogle ColabかPaperspaceとかを試しつつうまくいったらクラウドに課金してください。
openjourney
Midjourneyは大人気なんですが、もちろんお金がかかります。「そんなのヤダ」って人のために生まれたモデルです。Midjourneyの中のモデルそのままというわけではなく、Stable DiffusionをMidjourney V4モデルを使ってチューニングしたモデルになっています。
なので無料でMidjourneyっぽい画風が作れるんですが、あくまでぽいってだけで個人的にはやはり本家にはやはり及んでないかなぁという印象。
とはいえ、使いこなしてる人は本家以上の表現を編み出してる方もいるので、やはりモデルとしての潜在能力は凄そうです。
Memeplexでも使えるので無料で試したい場合はMemeplexで遊んでみてください。(サービス紹介にMemeplex入れるの忘れてた)
▼openjourney作例: きなこのこのこのこ氏
まさにMidjourneyを彷彿させるopenjourney作品。写実的表現を得意とされる方で、この作品もモデルのポテンシャルを感じさせる。
Anything_V3
NovelAIを超えたと言われる二次元女の子可愛いに特化したモデルです。
特化しすぎて、何しても可愛い女の子が出力されます。極論プロンプトに女性描写無くても可愛い女の子が出てきます。NovelAIが苦手とする指も多少はマシだったりします。
最近人気のモデルなんですが、ややきな臭い噂がありまして、使用を憚られるケースもあります。とはいえ出力されるイラストの精度において優秀なモデルであることは間違いありません。
始めるにはStable Diffusionを使える環境を構築し、モデルをDLして所定フォルダに展開してください。VAEも含まれてるので設定を忘れずに。
※以下他のモデルも同様。
※このモデルからトロイの木馬が検出されるという報告もありますので使用は自己責任でお願いします
▼Anything_V3作例: ユーニャルーラ氏
「うちの子」と呼ばれる作家それぞれのオリジナルキャラクターの中でもトップクラスに可愛く活き活きしたイラストを量産される作者。守りたい。
ACertainThing
Stable Diffusion1.4をAnything_V3で学習させつつさらにチューニングされたモデルになります。という訳でAnythingにあったダーティーさもモデル内には含まれてないので結果的にクリーンという、Anythingっぽい絵柄でかつきな臭い噂がない、ユーザーの誰もが求めていた最高のモデルです。
なので今、一番勢いを感じるモデル。Anythingよりやや癖は感じますが、その癖も愛嬌っぽいですね。Anythingよりエモく出力できる感じがします。
▼ACertainThing作例: ハニニフ氏
いち早くACertainThingを日本で紹介したことで一大普及に貢献した人物(と思ってます)。どの作品も素晴らしくレベルが高い。
Hentai Diffusion
名前は最悪ですが、とっても可愛いイラストが出力できるモデルです。もともとはWaifu Diffusionという、Stable Diffusionを二次元特化されようと生まれたモデルがありまして。そのWaifu Diffusionは手やポーズ、アングルが壊滅的だったので、それを改善することを狙って調整されたモデルです。
名前が名前なのでHDって呼ばてたりします。最近バージョン18まできまして評判も上々ですね。モデル名変えたほうがいいのでは。
▼Hentai Diffusion作例: 永井加実氏
さまざまなモデルを使いこなし、加筆無加筆の両刀で活躍される方。氏のHDによるイケメン描写は特に魅惑的。
Waifu Diffusion
でるでる詐欺。1.4はいつ出るんじゃい。
噂では学習データ約1500万枚の化け物モデルがクリスマス公開という話だったんですが…
1.3.5は個人的に「うーん」ってかんじだったので、1.4に期待しています。ただこの遅れのせいでACertainThingに随分シェアとられちゃった気がするなぁ…。
とりんアート でりだモデル
先ほど紹介した「とりんさまアート」内で使われていたモデルがアップデートに伴い、旧モデルがオープンソース化されました。広い構図などNovelAIが苦手とするような表現も得意としています。
この界隈のオープンソースの流れは早すぎて意味不明です。すばらしい世界です。
他にもサービスやモデルは数多くあるんですが、キリがないのでいったんこのあたりで…。マージとかdreamboothに手を出すと一生終わらない沼。
という訳で、また誰に頼まれたわけでもないのに長々と語りましたが、どうですか、面白そうですか。いやもうホント面白いんでぜひ始めてほしいです。
とりあえず触ってみたい、って人はDiscordのアカウント作ってにじジャーニーあたりから触ってみるのが良いかと思います。にじジャーニーは日本語プロンプトも通るので、思いついたキーワードを「,」区切りでガンガン入れるだけでもOKです。おしゃれな年賀状作って友だちにあっと言わせましょう。
あとはちょっと可愛い子が作りたいなと思ったらHolaraのRandomってボタンを押すだけでもアリですね。
おわりに
おそらくここで記載した情報群も数週間もすれば、見るに耐えないぐらい風化劣化すると思うのですが、情熱の赴くまま、勢い任せで1万文字書いてみました。
技術があまりにも先端が故、また文化破壊の種になるが故に、普及が一筋縄ではいかない技術であることは重々承知しています。それがゆえに非常に多くの誤解が蔓延っているとも感じています。
正しく認識するために、まずは触れてみる・使ってみることが重要かと思います。
繰り返しになりますが、AIイラスト界隈は今が「黎明期」です。
是非一緒にこの激流を楽しみましょう。
この記事があなたの人生においての、新しい発見の第一歩となることを願っています。