私立探偵濱マイク 第二話~第四話
何となくノリが分かってきた。
濱マイクは何かの理由で心に問題を抱えた人に対して、問題を見つけて寄り添ってあげる、依頼者は自主的に解決する。っていう感じですね。
笑うセールスマンのいい奴パターン。。。っていうのも違うか。。
しかし、笑うセールスマンの「心のスキマを埋める」って凄いパンチラインだと思う。普通そんな言葉出てきます?メンタルが弱るとか、心が弱るとか、病むとか、その程度でしょう凡人は。「心のスキマを埋める」なんて表現が出てくるところが、やっぱり不二子A天才。
あと「心が折れる」っていう表現は、神取忍が対戦相手に「相手の心を折る」と言ったのが始まりだそうですね。本当か。これも凄いパンチライン。神取忍天才。
第二話
・お話(ネタバレ)
歌手(UA)は歌えなくなった理由を探しに濱マイクの所まで来ました。
どうやら過去、スランプか?ノイローゼか?歌手としての高みに立ちたいからか?何かで、プロデューサーと一緒に人を殺めてしまったようです。
警察が来るなか、最後のライブを行うのでした。
・感想
中村達也とUAだ。
中村達也は昔「蘇りの血」っていう映画を見ました。ユーロスペースで見たら何故か客が超少なくて、なんでだろと思ったらすぐ近くのo-eastで中村達也の生演奏&上映会をやっていたのでした。
まあ、中村達也っていうよりか豊田利晃監督の映画が観たかったって感じだから良いのだけど。。
豊田利晃監督は「空中庭園」っていう映画が良かったです。
こっちのお話(濱マイク)は、まあ雰囲気ものね。。って感じ。。すいません。
第三話
・お話(ネタバレ)
濱マイクの妹の茜の友達がなにやら依頼してきますが、実はそれは罠で、闇バイトっぽいことをしていて何かヤバい地雷を踏んだその女の子が濱マイクに罪を押し付けるためでした。
彼女は悪いDV男に騙されており、あやうし濱マイクは紐で縛られ海に捨てられてしまいます。
その後、なんとなく濱マイクの説得で改心した彼女はDV男を刺し殺し、自首し、濱マイクはなんとなく助かってめでたしめでたしなのでした。
・感想
なんか急に事件ぽくなった。この女の子の心のスキマは依存心って感じですね。まあでもちょっとぼんやりした話かな。。すいません。
第四話
・お話(ネタバレ)
中国から来たメイは父親を捜して濱マイクの所まで来ましたが、この父親の岸部一徳(役名忘れた)がまあひどいやつで、彼女は岸部と中国の女性との間に生まれたのでしたが、岸部は日本でも家庭を持っており、不倫の子でした。
岸部の日本の家庭も全然うまく行ってない様子で、家庭はボロボロ、奥さんの南果歩が家具を投げまくって岸部に当たり散らし、その二人の間のまだ幼稚園くらいの子はただその様子を窓から眺めているのでした。
岸部の家の前でその子を見かけたメイは、日本で見つけた唯一の血のつながりから、思わずその子の手を取り逃げてしまい、誘拐事件に発展してしまいました。
その後、子供を返すために岸部を一人で呼び出した濱マイクでしたが、岸部はあくまで日本の家庭が大事だと言い張り、絶望したメイでしたが、窓を開けると満開の桜が咲いており、立ち直るのでした。
・感想
お話的にはよくある感じだけどなんか急に作品のグレードが上がったな。。。。と思ったら監督が行定勲だった。やっぱり力のある監督ね。。
メイの心のスキマは失望、裏切られた。みたいな感じですね。でも周りの人たちの温かさで立ち直った。。的な?
まあでもこの話は岸部一徳が全部持ってってる。今までの濱マイク史上トップクラスのクソ野郎、だけど何か哀しみを感じる。そして今後も哀しい人生を生きていくのだろう。という説得力が凄い。という事で岸部一徳が凄かった。