絶望神サガ殿堂入り!何故か喜ぶプレイヤー(?)たち
はじめに
絶望神サガって?
デュエルマスターズ史上最速殿堂入りとなったやべぇ奴!
登場から殿堂入りまでの期間は174日。
【殿堂入りカード発表】
— デュエル・マスターズ公式アカウント (@t2duema) August 4, 2023
デュエチューブの生配信にて新情報公開中!https://t.co/LR8Y5w7tJw
#デュエマ pic.twitter.com/HljzEIxHQg
https://twitter.com/deneblog/status/1621433657729892353?s=20
何がやばかったかは以下の動画をご確認ください。
簡単に説明すると3ターン目に試合が終わる。
あまりにも訳が分からない効果に、「さすがに設計ミスでは、、、?」と皆が思ったが、公式から「問題なし」と言われ、「???」となる。
【お知らせ】
— デュエル・マスターズ公式アカウント (@t2duema) February 10, 2023
2月18日(土)発売
DM22-EX2 ヒーローズ・ダークサイド・パック~闇のキリフダたち~
の収録カード《絶望神サガ》について、お知らせをさせて頂きます。
こちらのカードにつきまして、カードテキスト変更の予定はございません。
今後ともよろしくお願い致します。https://t.co/bmUbL2T735 pic.twitter.com/391A3DUJV8
問題なかったら規制しなくても良かったんじゃね、、、?
ということで、絶望神サガが規制されてしまったのは何故なのか。
私の考えを書いていきます。
規制される条件
殿堂入りの基準
デュエマにおける殿堂入りは以下の基準で設けられます。
あるカードを、1つのデッキに1枚しか入れられなくするという公式ルール。
その時期の環境において大きな影響を及ぼしているカードには、この措置が取られることがある。
要するに「デッキの自由度をなくしてしまうほど強すぎたために公式大会での使用を制限された」というカードたちであり、いわゆる「制限カード」と呼ばれることもある。
絶望神サガが環境に与えた影響
・特定のカード2枚でループが始まる
・さらに決着まで持っていける
・最速3ターン
これはデュエマ史上でも類を見ないスーパーハイスペックです。
「10年後のカードが出てきた。」と揶揄されるほどにはハイスペックです。
大会環境は絶望神サガ登場前後で一変しました。
【田園補完計画 第十七次中間報告書】 【デュエマ オリジナルCS】「入賞数ランキング(2/6~2/12)」 絶望神サガ襲来前最後の集計 入賞数トップはアナカラーハンデス https://t.co/h4SCIDret8
— TCG総合情報センター (@TCGsougou_7) February 15, 2023
絶望襲来前の平和な日常
【田園補完計画 第十七次中間報告書】 【デュエマ オリジナルCS】「入賞数ランキング(2/20~2/26)」 サガマスターズ本格始動 青黒サガループを対策したアナカラーサガループが台頭 https://t.co/fK1DJ8eRGi
— TCG総合情報センター (@TCGsougou_7) February 28, 2023
絶望神サガ登場!サガマスターズ開幕…
【デュエマ アドバンスCS】「入賞数ランキング(7/24~7/30)」 殿堂発表直前末期環境 サガか、サガ以外か https://t.co/KETz1lzyP0
— 田園補完計画 (@supersolenoid01) August 3, 2023
細かいデッキタイプの分類・型・色の内訳、その他(母数1)デッキについての詳細は記事内で pic.twitter.com/IhzSjNGbQ7
環境末期。この絵面おもろすぎる。
御覧の通り、絶望神サガか、それ以外か。という環境となりました。
デッキ選択にも大きく影響を与えました。
・後攻2ターン目までに対策カードが用意できる。
・サガと同じ3ターン目に決着する。
これがデッキの条件になりました。
ここまで来ると、規制もやむなし、、、本当にそうでしょうか?
そんなに強くないよ。絶望神サガ
そもそも3ターンで終わらない
デュエマをやったことある人なら分かると思いますが、同じカード2枚を3ターン目までに揃えるのって、結構大変です。
簡単な例を挙げると、
「2ターン目フェアリーライフ、3ターン目フェアリーライフ」
と同じ難易度です。あんまりないですよね?
環境末期では3ターンキルを捨てて4ターンキルを目指す型が一般的になりました。
ここで先ほど述べたデッキの条件を再度載せます。
・後攻2ターン目までに対策カードが用意できる。
・サガと同じ3ターン目に決着する。
2項目に「3ターン目に決着する」とあります。そうです、デュエマには元から3ターンキルできる速攻デッキが存在するのです。
絶望神サガ単体のスペックでいえば、まぁそんなカードがあってもいいかレベルだったのです。
強くないのに流行ったよ。絶望神サガ
諸悪の根源。インターネット
強くないのに絶望神サガがここまでシェアを拡大したのは何故でしょうか?
そうです。インターネットのせいです。
情報公開から実装まで、各地で騒ぎに騒がれ、ついにここまでのシェアを獲得しました。
有名な人たちも挙って絶望神サガを使っていました。
初心者でも使える強いデッキ
かくいう私も絶望神サガが出てから「おもしろそ~!」とデュエマ復帰しました。
私のような初心者でも振り回せるデッキで大変良かったですね。
同じように絶望神サガでデュエマに入った方も多いのではないでしょうか?
どのデッキにも入るよ。絶望神サガ
サガが入ってるだけで〇〇サガデッキ
デドダムが入ってたら○○デドダムデッキってなるくらいの違和感があります。あたかも絶望神サガがいっぱいいるような雰囲気になりよくないですね。
店舗大会の結果でいい感じのツイートがあったので紹介します。
【#デュエマ】
— フルコンプPLAYERS CENTER八王子本店 (@fc_hachioji) July 31, 2023
第169回フルコンプ八王子本店デュエマCS
🥇優勝🥇ノブR選手「ダンタルサガ」
🥈2位🥈こうま選手「赤緑アポロヌス」
🥉3位🥉ぽーと選手「青黒サガ」
🏅4位🏅べるん選手「アナカラージウォッチ(テレスコ入り)」
おめでとうございます🎉🥳 pic.twitter.com/lb7y9YvdSC
【#デュエマ】
— フルコンプPLAYERS CENTER八王子本店 (@fc_hachioji) July 31, 2023
本日のデュエマCSのデッキ分布です✨ pic.twitter.com/cwOZzX9PxD
ダンタルサガって、、、どれだ?
クローシスサガかその他か。こんな感じで適当になんちゃらサガがいっぱいいるわけです。
ついでにこのデッキ分布からも絶望神サガ一強ではないことがわかります。まぁまぁ分布がばらけてて、いろんなデッキが4位以上に入賞しています。
絶望神サガ、何が問題だったの?
問題ないが?
ここまで色々と絶望神サガについて書いてきました。
問題点を整理します。
・3ターンで決着がつく → 元々3ターンで決着していた
・どんなデッキにも入る → デッキ名で目立つだけ
・強い → 強くない
何も問題ないが?
まとめ
何かわからんけど規制されちゃった絶望神サガ。
プレイヤーが騒いでたから公式も対応せざるをえなくなったという印象でした。
問題はプレイヤーにあるという話
一番の問題はプレイヤーがこれを妥当と感じていることです。
公式は先の声明で、「絶望神サガは環境に大きく影響しない」と考えていました。そもそもプレイヤーが30秒で考え付くことを公式が思いつかないわけがないんです。
つまり公式は、「絶望神サガは環境初期では猛威を振るうが、その後メタが進むにつれ、徐々に真価を評価され落ち着く」だろうと考えていたはずです。しかし、そうはなりませんでした。登場からずっとトップメタを走り続けました。
言ってしまえばデュエマプレイヤー達は、公式が想定していた環境まで追いつくことができなかったのです。
その証拠に、今回の殿堂発表では「サガループ」のみの規制となりました。
つまり、デュエマは半年前の環境に戻るということです。
絶望神サガは環境に影響を与えたから規制されたのではなく、プレイヤー達の環境変化を立ち止まらせたことが規制の理由と私は考えています。
デュエマプレイヤーは反省して♡