手帳が続かない

毎年年末が近付くにつれて、ロフトとかハンズに手帳が沢山売られるようになる。

手帳を使って自分の嗜好やら思いやらを好きなように手帳に書いていく、いわゆる「バレットジャーナル」というものが好きだ。

数年前、「ジブン手帳」という手帳を購入した。
私は当時かなり頑張って、ウィークリーのページにCanonのinspicでスマホで撮った写真を印刷して貼ったり、パステルカラーのマーカーや修正テープみたいに絵文字でデコれる文房具を使ってページを埋めた。
ページを充実させるため、電車を乗り継いで都内某所を当てもなく散策したりしたこともある。どこかに行けばそれなりの写真が撮れるし、どこで何をしたかという情報が手に入るからだ。

バレットジャーナルはInstagramやらYouTubeなどでかなりの数実例というか、皆がどのように手帳を使っているかを見ることができる。
加えて先述のジブン手帳や、有名なほぼ日手帳はガイドブックなるものがあり、私はそれが大好きで、ほぼ日手帳本体を買わないのにガイドブックだけ買った年もあった。
ほぼ日手帳は買わないのかと言えばそんなことはなく、一年ものを一度、日付がページに印字されていない半分くらいのページのものを二度ほど買ったことがある。

とまあ様々やってきたわけなのだが、何が言いたいのかと言うと、私は手帳が続かないのである。

三日坊主というわけではなく、ある程度の期間は続くのだが、一年間丸々続いた試しがない。
ある日を境に、ぱたりとやめてしまう。

今年はミスタードーナツの福袋に入っていたポケモンの手帳を使っていた。現時点で「いた」と書けるくらいには途中からページが真っ白になっている。今年はバレットジャーナルと呼びSNS等にアップするみたいな凝った何かをするわけでもなく、箇条書きで三行程度その日あったことを書き殴っていた。それでも6月から書かなくなってしまった。

これを書きながら前述のジブン手帳はどうだったか見返してみたところ、2018年の2月から2019年の12月までは続いていた。あと二ヶ月頑張れよと言いたくなる中途半端さ。
そして、ついでにいうとウィークリーのページだけでなくマンスリーのページにちょっとした日記のようなことを毎日びっしり書いていた。俯瞰してみると中々壮大で見応えがあった。
これを手帳まるまる一冊やり遂げたいのだけれど、これがどうにも難しい。

そんな自分の性格をわかっていながらも毎年手帳を買うのは、買うときには熱を持ってやる気があるから。ほぼ日手帳ガイドブックを毎年見るたびに「自分もこれやりたい!」になるせいなのだ。

ところでふと思ったが、私は手帳を日記というかその日の記録として使っていた。
本来ならばスケジュール管理に使ってもよい、むしろそれが本来の使い方みたいなところがある。
私はどうにも「予定」を「手帳」に書くことになんとなく抵抗があり、マンスリーのページに書き込めない。書くのは「何があった」かばかりで、未来のことをなんとなく書けない。
そうかと思えば職場のデスクに置いている卓上カレンダーには汚い字でゴリゴリ書き込んでいるし、スマホのカレンダーアプリにも仮の予定ですらとりあえず入れておく。

けれど、手帳には書けない。

結局意味わからんし何?という感じだが、たぶん自分は手帳を美しいまま汚したくないのだと思う。卓上カレンダーも別に会社オリジナルのもので特別愛着があるわけでもないし、スケジュールアプリならいくらでも修正ができる。
けれど手帳に丁寧に一度書き込んだ文字は修正ペンだかテープでないと消せない。修正できてもなんとなく汚したような気になって、きっとそれが嫌なんだと思う。


そういうわけで、と言うわけでもないけれど、そういえば昔すみっコぐらしの映画の感想を書くためにnote登録していたことを思い出したので、今日からここをキャンプ地───ではなく日記の場としてみようかなと思う。

書き直しもしやすいし、見返して記事が増えたら壮観かもしれない。

とりあえず三日続けば上々かもという気持ちで、一日数文字でも続けていきたい。

予定は書くつもりないけどね。


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