これって………もしかして…
産婦人科の先生は聞いて来た。
cocoさん、これ保険の診断書だよね?
流産って出るの?
俺は先生に説明した。
そして診断書をその場で書いて貰い会社に請求する。
うちの場合は本社に書類が届いた日を入れて3日目に支払いをする。
俺は思った。
もしかしたら俺から契約頂いているお客様の中にも過去に流産したお客様はいるんじゃないだろうか?
そして結婚しているお客様全員に手紙を書いて郵送した。
手紙の内容は……
実は私の妻が流産しましたと言うこと。
看護婦さんに言われたこと。
先生に言われたこと。
もし過去に辛いことですが流産を経験されていましたら私に連絡ください。
流産の場合にも給付金をお支払い出来ます。
すべて手紙に書いて郵送した。
そして3人のお客様から連絡をいただいた。
cocoさん、お手紙ありがとうございます。
手紙読んでビックリしちゃって……
実は◯年前に私、流産してるんです。
みんな同じような連絡でした。
そして3人のお客様と俺はそれぞれ同行したんだ。
何故、同行したかと言うと。
もしお客様が一人で診断書を書いて貰いに行った場合、
看護婦、先生に同じようにこれって保険の診断書ですよね?
◯◯さん流産でしたよね?保険出るの?って言われたら強く出ますから書いてくださいと果たして言えるだろうか?
おそらく、半信半疑であればそのまま帰って来てしまうかも知れない。また嫌な思いをさせてはいけないって思ったからだ。
そして3人とも皆、同じように言われた。
そして俺が代わりに先生に説明して診断書を書いてもらった。
皆さんの周りでもし同じような人がいたらぜひ教えてあげてください。支払い出来ますので。
当たり前の事だが、それが保険会社の社会的責任だ。
わざわざ保険会社が一人一人に請求漏れはありませんか?と言って来る事はない。
もし保険を検討するなら契約した後もきちんとフォローしてくれる体勢が整って機能している会社を選んだ方がベストだ。
会社がベストでも担当者がそういう気持ちを持って仕事している人じゃないときっといつかは後悔する時が来る。
まあ、これも人それぞれの考え方があるだろう。
掛け捨てのネット通販でまずは保険料がとにかく安い物を探しているのなら、こう言った契約後のフォローはないと思った方が良い。
保険料が安いと言うことは、それなりの理由があるのだ。