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初回保険料だけで死亡。保険は出口(支払い)が最も大事。
家庭裁判所の認可が降りた。
必要書類を揃え提出する。
通常、契約から2年以内の死亡の場合、保険会社は告知義務違反がないかの調査をする。
今回は告知書扱いで契約しているので告知書に亡くなった◯◯さんが記入している。
告知書に嘘偽りなく記入しなければいけない。
それを聞き出すのが担当者の重要な役割である。
悪い営業マンと出会ってしまった場合、本来告知しなければいけない病気、通院、治療など細かいことを書かなくても大丈夫と言ってお客様を誘導する営業マンもいる。
つい最近でも某か◯ぽ生命の営業マンが契約を欲しいが為に過去の通院歴を聞いていたのに告知書に記入しなくて良いように誘導し不正契約が明らかになったばかりだ。
何気なく通販やオンラインで契約する人は細心の注意をして欲しい。いざ支払う時に最悪、告知義務違反として医療保険であれば入院しても手術をしても支払われない。
死亡保険であれば死亡しても保険金は支払われない。
すべて通販、オンライン等の契約は自己責任である。
保険会社に文句を言っても払われないものは払わないのである。
◯◯さんは2年くらい前に子宮内膜症で検査を受けていた。
検査結果は今は手術をする必要はないと言われていた。
これも告知書に記入して頂いた。
一人であれば忘れてしまっている事とかこれは別に入院もしてないし、まあいいっかと思ったりする可能性はある。
保険会社はもしかしたら告知義務違反と判断したら将来、入院しても死亡しても払われない。
書類の中に死亡診断書がある。
その内容を俺は確認した。
告知漏れがあったら死亡保険金は払われない。
入院の原因となった●●には過去の通院治療はなかった。
俺はホッとした。
本社にすべての書類を提出して結果を待つ。
調査に入る可能性がある事は妹さん、弟さん、元旦那には伝えてある。
そして3日後、本社より支払い確定の連絡が入った。
調査は入らずに支払いを確定したのだ。
結果を待つ間は払われないと◯◯さんの子供達は金銭的に苦労する等色々考えてしまったが告知も完璧に漏れなくしてあるから大丈夫だと言う自信はあったがやはり俺も心配した。
俺もまさかお客様が翌月亡くなると言う経験はなかった。
もし◯◯さんと出会うのが1ヶ月あとであればコ-プ共済の医療保険だけだったのだから出会いと言うのは大切だし何か見えない縁があったのかなあとか考えてしまった。
お通夜の時に供花が飾られていた。
◯◯高校◯◯部一同………
お通夜に参列していた職場の人達も俺のお客様だ。
俺は聞いた……
「◯◯さん、◯◯高校だったんですね……」
「そうなんです。そう言えばcocoさんと同じ高校でしたね…」
もっと話をしたかった……
まさか同じ高校だったなんて………
俺があのまま銀行員だったら◯◯さんと出会うことはなかった。運命とは不思議なものだ……
やべっ…書いてて涙出てきた……
やっぱ保険なんて使わないことが一番なんだよ…
たった一枚の紙切れだけど、その紙切れには◯◯さんの想いがいっぱいいっぱいつまってるんだよね。
生命保険は残された人への最後のラブレター…
それを伝えて行くのが俺の使命。
それが生命保険……
今であれば今回のような状況の方なら…
弊社にはある生命保険信託を使えば借金グセのある元旦那に親権者に戻しなどの面倒な手続きはしなくて済む。
後々、生命保険信託についても書いて行こうと思う。