争わないように…
相談事例
90歳になるお母さんが入院した。
お父さんは既に亡くなっており、相続人は子供二人。62歳長男、56歳長女。
お母さんの土地に長女夫妻が家を建てる。お母さんとは同居。子供なし。建物は長女の夫名義。
お母さんと長女は中が悪いらしい。
生命保険の受取人は長男らしい。金額、保険会社は不明…そもそも保険が有効かもわからない…
長女は気が強い。お母さんも気が強い。
常に口喧嘩しているらしい。
長男の奥様より、相続になったらかなり揉めるかもと数年前から相談があった状況。
先日、長女から覚書みたいなものが長男に渡されサインしたらしい。
内容は土地は長女が相続。
保険は長男にと言う内容らしいがそもそも保険が有効かもわからない。
生命保険の死亡保険金は受取人固有の財産であるから、内容もおかしいですねと伝える。
現物はみていないのでわからないが…
長女はいずれ土地は長男の子供にいくからと言われたらしい…
これもそんな事はないと説明する。
財産は預貯金はほとんどないらしいので土地ぐらいになる。
土地を分けても実質意味はないし、何かとゆくゆく面倒になる。
相続分を現金で貰うか?長女は承諾する事はなさそう。
では遺留分を請求するか。
まあ結局、兄妹の関係も悪化するだろう。
相続対策は何もなく平和な時にするのが一番良いが…
そんな時は相続なんて考えないものです。
いかに現実問題として伝えアドバイスするのかが大事ですね。