息子の死亡保険金を受け取ったお父さんから連絡が来た(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)
「あっ cocoさんかい?◯◯だけど。」
声は穏やかだ。ホッとする。
「ご無沙汰しております。何かありましたか?」
「いやねぇ 今、農協からさあ~年金の保険勧められてるんだわ~」
息子さんの残りの保険金は農協に振り込んだのだ。
「うちのと話してねぇ~cocoさんに世話になったからさあ~」
「cocoさんとこでなんか年金みたいなのあるかい?」
「あるんならなんか作ってもらっていいかい?」
思いがけない連絡であった。
「わかりました。ありがとうございます!」
そして俺は設計書を持ってまた東北道に乗って自宅に向かった。
今回は一人で向かったがやっぱ遠い(笑)
俺が提案したのは一時払の終身保険。
お父さんは大工さんでずっと自営業の為、国民年金に加入していた。
65歳から貰える年金は決して多くはない。
終身保険で増えたお金を65歳から年金として受け取れる内容で設計した。終身保険なので年金として受け取る前に死亡したり高度障害になってしまった場合にも身体の弱いお母さんが困らないように話しもした。
お父さんはこのプランで納得して契約して頂いた。
そして保険も無事成立して保険証券は手渡しの為、また訪問したのだ。
到着するとお父さん、お母さんが出迎えてくれた。
庭にはキャンピングカ-があった。(゜.゜)
「cocoさんに見せたくてな(笑)」
お父さんもお母さんも笑顔だ。
「これ中古なんだけどさあ~買ったんだよ。」
「息子がほらちっちゃい時、BBQ楽しかったなんて言ってたんだろ?」
「なんか思い出してさぁ~そういやキャンピングカ-見てて良いなあ~なんて息子が言ってたんだよ。」
息子さんの保険金の一部で中古のキャンピングカ-を買って今は夫婦でこのキャンピングカ-で全国の(道の駅)に行くのが楽しみになっているようだ。
そして65歳になった時にまた訪問し年金をどういった形で受け取れるかの相談に行った。
受け取り方は。
確定年金であれば5年、10年、15年、20年からの選択が出来る。
終身年金で受け取れるシミュレーションも提案していく。
そして選んだのは10年確定年金になった。
今でも息子さんの保険金がお父さんの年金として払われているのだ。