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なぜ木の家具にこだわるのか?

こんにちは、十二十家具の東郷です。
今日は、私たちがなぜ木の家具にこだわるのかについてお話ししようと思います。私たちの家具屋さんでは、無垢の木のテーブルを中心にセレクトしています。

木の家具の良さはなんといっても、経年変化の味わいを生活の中で感じられることではないでしょうか。
みなさん神社やお寺の雰囲気を思い出してもらうとよくわかると思うのですが、あの風情や趣はどこから来ているのでしょうか?
私はお寺や神社の建物に入ったとき、足で踏んだ床の独特のツヤっと感や目の前にドーンとそびえ立っている柱のあのなんとも言えない貫禄にいつも圧倒されます。で、それが建替え後だったりで真新しい木材でできていると、不思議とそれほどの風情を感じないんですよね。
他にもヴィンテージの家具や古道具が置かれたカフェなんかの佇まいって独特の味わいある雰囲気があって私はそれがすごく好きなんですが、それもやっぱり木の「経年変化」から来る力じゃないかなと思います。

左が新しく入荷したもの、右が2年前に入荷したもの

先日展示の椅子の入れ替えを行ったのですが、同じ椅子でも経年によって肘掛け部分に艶が出て色味も随分と変わっていました。もちろん好みもあると思うのですが、こんな風に表情の変化が楽しめるのが木の家具の良さだと思います。

左が新しいもの、右が半年経ったもの

こちらはウォールナット材でできた木のチェア。ウォールナット材は経年によって少し色抜けして明るい茶色になるのが特徴です。

ところどころに傷が入っていたり、よく触れる部分は艶が出てきて全体的にムラのある表情になったり。同じデザインの家具を買っても、持ち主の使い方で違った味わいが出る、それがやっぱり木の家具のおもしろいところです。無垢の木を使っているとその分お値段も上がってしまいますが、その分変化を楽しみながら使えるのが木製家具の醍醐味。
自分のお気に入りの家具を育てながら長く使ってみるのはいかがでしょうか。

<来場予約はこちらから>
HP:https://www.tonito.jp/
オンラインストア:https://tonito.online/

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