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お役人のお仕事

〜簡単に考えよう〜:〜:〜:〜:〜:〜
テクノロジーや政治など専門知識を省いて、難しいことを誰にでも分かりやすく!
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 ちょっと古い話題だけど日本のお役人が無駄なお仕事をしていると言う話。

◆なぜ自動車不正問題は起きたのか?

 シンプルに言えば、法律によって作られた不正。仕事のための仕事を作る典型的な例。

 お役人は忙しい。だから実績を残す為に一番分かりやすいのは、新たな規制や法令を作る事です。新たな規制を作る事が仕事をしたと言うアリバイになります。
 それでも過去の規制を見直して改善するなら良いのですが、単に追加してくるのでタチが悪い。ロジックなんてないし、だんだん既存のルールと整合性が取れなくなったりもします。

 そんな無配慮な行動が、いわゆるブルシットジョブ(どうでもいい仕事)を生み出すのです。

 自動車業界も多分に漏れず、さまざまな規制にがんじがらめにされてる業界。いつぞやは国の基準より厳しい物差しで検査していた項目が不正行為として摘発された事もあった。

◆イベントであった話

 私の本職のイベント業界でよく見たのは食品衛生法関連。2017年に日本で初めて天然ガスの展示会を開催した時に、非論理的な規制に悩まされました。

 当時、イギリスのイベントオーガナイザーの日本代表をしていた私は、国内の会場で出来る事/出来ない事を詳細に本社に説明しないといけない訳です。そして、どうすれば何が出来る?と言った提案をしないといけない。

 グローバルの展示会や国際会議だと、会場でのケータリングって結構重要なんですが、これも様々な規制があって、それぞれが論理的に破綻してたりします。
 日本の主催者だったら "決まりだから仕方ないね" で済むのだろうけど、海外はそうはいかない。"論理的に正しいのであれば通せ" と言うのが道理であって、"間違いは正してあげなさい" と言うスタンス。

 結局の原因は、既存の規制との整合性を取らずにドンドンあらたなルールを作るから、論理的に破綻してしまう。これじゃ世界に置いてかれる・・・

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